KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


状況と意味論 (鈴木 佑治

    2006年度秋学期 月曜日4時限
    科目コード: 46210 / 2単位
    カテゴリ: 28.クラスター-複合系科目(学部)
    3.研究領域科目−複合系科目(大学院)


1. 主題と目標/授業の手法など

    現代社会において、言語をはじめとするあらゆる表象の意味は、ますます重要な要素を帯びてきた。私たちは、言語などの意味は不動で確固たる実態と考えがちであるが、実際のコミュニケーション活動では状況により無限に変化する。意味はいかなる分野、においてもキーとなる概念であるので、その仕組みを探求することは、言語、文化、コミュニケーションは勿論のこと、それ以外の分野でも基礎研究として必要である。この授業では言語の意味が状況によりどのように変化するのか、英語の法助動詞を例に探求してみる。

    授業は日本語で行うが、教科書は英語で書かれた専門書を使用するので、英語読解力が要求される。シラバスに指定されているテキストからのリーディング・アサインメントを前もって読み、授業を休まずに積極的に参加して貢献できる人の履修を希望する。本学期も何回かの授業が休日と重なるが、その週のアサインメントは指定される。将来、英語圏の大学院(修士・博士課程)の言語・コミュニケーション論関係に留学することを目標にする人大歓迎。

    尚、下記のシラバスのReadingAssignmentは変更することもありうる。


    In modern society, the question of what a particular verbal or nonverbal sign represents is an important issue. One may assume that a certain sign has a definite set of static meanings; however, close examination reveals that, in theory, it has an indefinite number of meanings in real communication. A meaning of a sign is a dynamic entity to be produced in the process of its interaction with surrounding situations. Since such situations are indefinite in number, what a sign may mean could be indefinitely extended.

    This course investigates how a meaning could be produced in situations. We will focus on modal verbs, since they are linguistic signs that literally incorporate non-linguistic situations. Students interested in pursuing this course should have taken a course in language and communication.


2. 教材・参考文献

    教科書:The Semantics of the English Modals.N.Yuji Suzuki
    参考テキスト:Problems In the Modality of Natural Language. (Anderson, Suzuki etc.)


3. 授業計画

    第1回 簡単なクラス紹介
    クラスの紹介
    Introduction: Meaning in Communication

    第2回 Reading Assignment (6-15)
    講義:Part 1 Section 1 法助動詞と状況 (60分)
    討論質疑応答(30分)

    第3回 Reading Assignment ( 16-30)
    講義:Part 1 Section 1 法助動詞と状況 (60分)
    討論質疑応答(30分)

    第4回 Reading Assignment (31−41)
    講義: Part 1 Section 2 法助動詞とヤコブソンのコミュニケーション(60分)
    発見事項の発表(30分)

    第5回 Reading Assignment (42-52)
    講義:Part1 Section 2 法助動詞とヤコブソンのコミュニケーション(60分)
    発見事項の発表(30分)

    第6回 Reading Assignment:Section(53−63)
    講義: Part1 Section 3 法助動詞とコミュニケーション重視の人工知能モデル(60分)
    発見事項の発表(30分)

    第7回 Reading Assignment (64-74)
    講義:Part1 Section 4 法助動詞のダイナミック意味論への変遷 (60分)
    発見事項の発表(30分)
    発見事項の発表(30分)

    第8回 Reading Assignment (75-85)
    講義:Part 1 Section 4 法助動詞のダイナミック意味論への変遷 (60分)
    発見事項の発表(30分)

    第9回 Reading Assignment (86-92)
    講義:Part 1 Section 4 法助動詞のダイナミック意味論への変遷 (60分)
    発見事項の発表(30分)

    第10回 Reading Assignment (159-174)
    講義 Part 11 Section 3 ミシシッピ・デルタ・ブルースの法助動詞の意味論
    発見事項の発表(30分)

    第11回 Reading Assignment (174-187)
    講義 Part 11 Section 3 ミシシッピ・デルタ・ブルースの法助動詞の意味論
    発見事項の発表(30分)

    第12回 最終発表
    最終発表

    第13回 最終発表・最終ペーパーの提出
    最終発表


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    最終評価は、1)最終発表、2)最終ペーパー、3)授業への貢献度で判断します。1)、2)、3)ともテキストを読むことが前提となります。


5. 履修上の注意・その他

    Prerequisite:「言語コミュニケーション」
    その他の条件:主要テキストは英語です。英語読解力が必要です。尚、最終ペーパーは日本語で書きます。もちろん、英語で書いてもよいです。


6. 前提科目

    言語コミュニケーション


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2006-09-04 22:50:49


Powered by SOI Copyright(c) 2002-2018, Keio University Shonan Fujisawa Campus. All rights reserved.
このサイトの著作権について