KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


アントレプレナー概論1 (熊坂 賢次牧 兼充

    2006年度春学期 月曜日4時限
    科目コード: 90017 / 2単位
    カテゴリ: 30.特設科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    この授業は、主として1)在学中に起業を志す者 2)在学中の起業は予定していないが卒業後既存企業の就業を経た後に起業を志す者 3)ベンチャー企業への就業を志す者を対象としている。
    各回の授業は、ケース・ディスカッション及びゲストスピーカーの講演により構成され、アントレプレナー(ベンチャー企業や大企業などで新規事業の立ち上げを担う人材)の育成を目的としている。この授業は、基礎知識提供のみならず、卒業後も利用可能なビジネスネットワークの提供、新規ビジネスモデル構築のためのアイディアの提供、就業先・インターンシップ先としてのベンチャー企業情報の提供等を行う予定である。
    ケース・ディスカッションでは、アントレプレナー論、SFC発ベンチャー、SFCにおけるベンチャー支援施策などをテーマとして取り上げて、基礎知識の理解を深める。ゲストスピーカーの講演では、SFCに関係の深いベンチャー起業家をお呼びし、ベンチャー企業の経営、新規ビジネスモデル構築に関するディスカッションを行う。このプロセスを通じて、アントレプレナー・ベンチャー企業の基礎知識について学びつつ、履修者各自が設定したテーマに基づいたビジネスモデルの立案を行う。SFCにおいて立案可能な新規事業領域は多岐に渡るため、2006年度は、Web2.0等を中心とした情報コミュニケーション分野にフォーカスする。
    この授業は、大日本印刷株式会社よりの寄付講座であり、様々な形で授業運営にご協力いただいている。またSFC研究所SIVアントレプレナー・ラボラトリー(SIVラボ)やSFC卒業生の同窓会組織であるSFC三田会、ベンチャー育成のための卒業生組織であるメンター三田会との連携により授業の教材を提供する。その他授業に留まらずに交流会やコンテストなどの多様な施策を開催する。
    最終課題は、SIV Business Idea Contest 2006 1st Halfへの応募とする。この授業の履修者の中で実際に起業を志す学生を対象に、SIVラボによる支援プログラムや大日本印刷株式会社による「DNPベンチャー制度」による支援を提供する。


2. 教材・参考文献

    各回授業でその都度紹介。


3. 授業計画

    第1回 ガイダンス
    この授業のねらい及び全体概要について。特に過去にSIVラボに携わった学生の活躍について話し、学生の皆さんがこの授業を履修することにより、今後どんな展望が開けるのかについて解説する。

    第2回 アントレプレナーシップとは?
    映画「October Sky」をケース教材として、ディスカッション形式でアントレプレナーの特性について学ぶ。

    第3回 ベンチャー支援プラットフォーム
    SIVアントレプレナー・ラボラトリー主催のビジネスプランコンテストをケース教材とし、SFCにおけるベンチャー支援プラットフォームの概要を把握する。

    第4回 情報共有プラットフォーム
    ゲストスピーカー「Affelio株式会社代表取締役Chief Software Architect 大越匡氏」
    SFCの卒業生である大越氏をお呼びし、新たな情報共有プラットフォームであるAffelioプロジェクトの事業概要及びその事業の立ち上げプロセスについて学ぶ。同時にSFCで学んだことをどのように起業に活かすことが可能かについてディスカッションを行う。

    第5回 ソーシャルネットワーキングサービス
    ゲストスピーカー「グリー株式会社最高財務責任者 青柳直樹氏」
    SFC在学生・卒業生が最も良く利用するソーシャルネットワーキングサービスであるGREEの青柳氏をお呼びし、事業概要及びその事業の立ち上げプロセスについて学ぶ。青柳氏はSFC卒業後、外資金融を経てGREEに参画、そのキャリア構築方法とSFCの有効活用方に関するディスカッションを行う。

    第6回 モバイル活用によるコミュニティサイト運営
    ゲストスピーカー 「株式会社ディースペック代表取締役社長 山田 洋介氏」
    DNP社内ベンチャー「ユーツー」の山田氏をお呼びし、浦和レッズの携帯ファンサイト「REDS PRESS」の事業運営に関するディスカッションを行う。

    第7回 ビジネスプランのdue diligence
    ゲストスピーカー 「Global Catalyst Partners 大澤弘治氏」
    シリコンバレーにてベンチャーキャピタリストとして活躍する大澤氏をお呼びし、実際に持ち込まれたビジネスプランを使いながら、ビジネスプランの評価の手法について学ぶ。

    第8回 実空間インターネット+位置情報
    ゲストスピーカー 「株式会社プラスゲーテ 代表取締役 高橋拓也氏」
    SIVラボ主催のコンテストで優勝し、その成果に基づいた起業した高橋氏をお呼びし、事業内容に関するケース・ディスカッションを行う。

    第9回 ビジネスモデル特許
    ゲストスピーカー 「秀和特許事務所 松倉秀実弁理士」
    SIVラボの学生案件のビジネスモデル特許出願にご協力いただいている松倉弁理士をお呼びし、ビジネスモデル特許の取得の方法論に関する理解を深める。

    第10回 大企業における新規事業創造
    ゲストスピーカー 「DNP 新規事業開発の担当者」(調整中)
    DNPにおける新規事業に関するケース・ディスカッションを行う。

    第11回 Web2.0的サービス
    ゲストスピーカー 「株式会社はてな取締役 川崎裕一」
    Web2.0的ベンチャー企業として有名なはてなの川崎氏をお呼びし、事業概要及び今後の展開に関するディスカッションを行う。

    第12回 IT業界俯瞰
    ゲストスピーカー「アイティメディア株式会社代表取締役会長藤村厚夫氏」
    IT総合情報ポータルであるアイティメディアの藤村氏をお呼びし、IT業界のビジネス動向及び今後の新規事業の可能性に関するご講演をいただく。

    第13回 まとめ
    この授業全体を振り返り総括する。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    授業の出席・課題の提出・発言点・SIV Business Idea Contest 2006の結果の総合点により判断する。
    授業の出席・課題の提出・課題の加点・発言点を得る度に1点を加点。最終課題については、SIV Business Idea Contest 2006への応募とし、5点満点で加点(提出 1点、1次審査通過 3点、2時審査通過 5点)。グループで参加も可能。10点以上取得でCを保証する。


5. 履修上の注意・その他

    ・ゲストスピーカーを多数お呼びする授業であり、その日程調整に伴って、スケジュールが変更になる可能性もあることを、予めご了承いただきたい。最新版のスケジュール・課題等は、常にhttp://www.siv.ne.jp/gairon1-2006/ を参照のこと。
    ・この授業は他の授業に比べて、課題などの負荷が高いことが予測されるので、その点を良く考えた上で履修すること。
    ・この授業には、DNP関係者、SIVラボ会員組織担当者、メンターなどの学生以外の方々も多数参加する予定なので、予めご了承いただきたい。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    履修希望者がオーバーした場合には、第1回目の授業時に提出するレポートにて選抜する。課題のテーマは、「この授業を履修して何を達成したいか。過去の実績と未来の夢を交えて論じよ。他人との差別化を明確にして、目立つレポートを作成すること。」とする。分量はA4 1枚とし、締め切りは第1回目授業終了時とする。


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2006-03-27 16:36:28


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