KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


身体論 (國枝 孝弘仰木 裕嗣加藤 貴昭濱田 庸子脇田 玲

    2007年度春学期 水曜日2時限
    科目コード: 20050 / 2単位
    カテゴリ: 13.創造融発科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

     この授業は、多様な専門分野から、身体という事象にアプローチすることにより、身体をめぐる新らしい研究領域を学生諸君自身に開拓してもらうことを目標とする。SFCという様々な学問領域がたちならび、また時には切り結ぶこともまれではない環境を活かして、創造的な学問の構築に立ち向かってほしい。
     身体をとりまく研究領域は多岐にわたるが、授業では、精神分析、知覚と運動、スポーツ科学、衣服とデザイン、表象といった分野から、身体について、学生諸君とともに考え、時には実践をしていく。
     学生には、自分の興味のある分野だけではなく、自分の知らない分野にたいしてこそ、知的好奇心を発揮し、授業にのぞんでほしい。そのためにも授業に出席し、自ら考え、意見を醸成していくことが求められる。
     


2. 教材・参考文献

    参考文献がある場合は、各担当者が授業時に指示をする。


3. 授業計画

    第1回 担当者全員
    担当者それぞれの専門領域から、「身体」にアプローチすることによって、授業の全体像について説明する。

    第2回 身体とこころ-1 担当:濱田庸子
    医師として、精神科医として、「身体」とどのようにかかわってきたかを振り返り、「こころ」と「身体」の関係について皆さんと考えてみたい。

    第3回 身体とこころ-2 担当:濱田庸子
    精神科領域で、身体に症状を出す「身体表現性障害」を紹介し、「こころ」が「身体」にどのように影響するのか、考えてみたい。

    第4回 知覚と運動-1 担当:加藤貴昭
    身体と環境とのインタラクションにおける「知覚」と「運動」をとりあげ、生態学的アプローチによる考え方を概観する。

    第5回 知覚と運動-2 担当:加藤貴昭
    各自が調査した「知覚」と「運動」の課題について発表し、議論する。

    第6回 ロコモーション一考 担当:仰木裕嗣
    ヒトの移動手段である,「歩く」,「走る」,「泳ぐ」,「飛ぶ」などについ て紹介し,特に「歩く意味」について深く考察する。

    第7回 コツ(骨)の科学 担当:仰木裕嗣
    スポーツや,音楽演奏などでは,巧くなるために「コツ」があると言われてい る.「コツ」とは漢字で「骨」と書く.「コツ」を科学的に説明したい。

    第8回 人間にとってWear(身にまとう)とは何かを考える - 1 担当:脇田玲
    生理学的、工学的側面から身体と衣服の関係性を探る。繊維、テキスタイル、身体空間、宇宙服、ウェアラブルコンピューティング、エクストロピアンなどを取り上げる。

    第9回 人間にとってWear(身にまとう)とは何かを考える - 2 担当:脇田玲
    社会的、文化的側面から身体と衣服の関係性を探る。身体加工、封建制と制服、民族服、モード、コスプレなどを取り上げる。

    第10回 身体と表象-1 言説編 担当:國枝孝弘
    古代ギリシアから現代まで、身体はどのように語られてきたのか。西洋でいつしかタブーとされた同性愛をめぐる言説について概観する。

    第11回 身体と表象-2 絵画編 担当:國枝孝弘
    ルネサンス以降の近代から、現代にいたるまで、絵画は肉体をどのように表象し、そこにどのような象徴作用をこめたのか、絵画をめぐる肉体の表象について概観する。

    第12回 ゲストスピーカー:山田とうし氏(パントマイム)
    プロとしてパントマイムをなさっている山田とうし氏をお迎えし、実際に体を動かしながら、パントマイムの実践に触れる

    第13回 パネルディスカッション:担当者全員
    最後に、授業の締めくくりとして、担当者全員の知見によって得られる「身体」という研究領域の可能性について、ディスカッションを行なう


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    1)ミニレポート 75点(5本×15点)*各担当者ごとにレポートを課す。
    2)出席点    25点
    計100点で評価をする。


5. 履修上の注意・その他

    なし


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2007-03-16 13:27:50.176008


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