KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


ベンチャー経営論 (飯盛 義徳

    2008年度秋学期 月曜日3時限
    科目コード: 65060 / 2単位
    カテゴリ: 4.プログラム科目-併設科目(大学院)


1. 主題と目標/授業の手法など

     本授業は、主としてベンチャー起業を志す方、ベンチャー経営に関心がある方、新しい事業にチャレンジしたい方などを対象に、ベンチャーに関する最新の状況を学ぶとともに、起業や研究プロジェクト運営に役立つ実践的マネジメント能力を体得してもらうことを目的とします。
     授業では、まずマネジメントに関する基礎的な理論を整理します。そして、「事業に挑む」、「マーケットをつくる」などのテーマを設定し、各分野で活躍されているスペシャル・ゲストをお招きして皆さんと一緒に議論を行います。コースの前半は、主に、ベンチャーの立ち上げ、後半は成長のための組織マネジメント、マーケティングなどを主なテーマとします。
     一方、ベンチャー経営においては、問題発見・解決能力、積極的な行動力、戦略的意思決定能力などが要求されます。さらに、金融機関や取引先など多くのステークホルダーの理解を得ることも不可欠です。このような実践的マネジメント能力を育むために、本授業ではビジネススクールで導入されているケースメソッドも取り入れます。そして、多くの方々とのコラボレーションによって、SFCらしい、刺激的な授業を目指し、実践知の形成に努めます。
     最終成果として、授業での議論を参考にして、ベンチャーマネジメントにおける重要なポイントを検討するレポートを作成してもらうことを予定しています。


2. 教材・参考文献

     必要に応じて指定、配布します。


3. 授業計画

    第1回 ガイダンス
     本授業の目的、カリキュラム、成績評価などの説明を行います。

    第2回 ベンチャーのマネジメント(講義)
     経営戦略論や経営組織論、経営情報システム論などの視点から、ベンチャーマネジメントにおける大切なポイントについて、さまざまな事例をもとに考察します。

    第3回 事業に挑む(ディスカッション、講演、講義)
     新しい事業を立ち上げる際に検討すべき様々な要素について議論します。ゲストとして、ビジネスプランコンテストで最優秀賞を受賞し起業を果たした、大学生向けバッグブランド「Orihime」を展開する株式会社アゲハ<http://www.e-orihime.com/>の代表取締役、取締役であり、政策・メディア研究科修士課程1年生の木下優子氏、田中里美氏をお招きします。

    第4回 夢を実現する(ディスカッション、講演、講義)
     自らの夢、思いを実現するための重要なポイントについて検討します。ゲストとして、SFC在学中に起業を実現し、高級化粧品ビジネスで活躍している、ミウ・コスメティックス株式会社<http://www.miu-cosmetics.com/>代表取締役であり、政策・メディア研究科修士課程2年生の藪野美生氏をお招きします。

    第5回 SFC発ベンチャーを育む(ディスカッション、講演、講義)
     SFCは果敢にベンチャー創出に挑んでいます。慶應藤沢イノベーションビレッジ(SFC-IV)<http://www.sfc-iv.jp/>インキュベーションマネジャーの廣川克也氏をお迎えし、SFCにおけるベンチャー育成の取り組み、大学発ベンチャーの実態や意義、今後の可能性などについて意見交換を行います。

    第6回 事業を起こす(講義、ディスカッション)
     新しい事業を立ち上げる場合に起こりうる様々なコンフリクトを解消し、最大の効果をもたらすための具体的方策について皆さんと一緒に議論します。ゲストとして、数々の教育関係の新事業の立ち上げに成功された東京工業大学連携教授の吉川厚氏をお迎えします。

    第7回 文化をつくる(ケースディスカッション、講義)
     大企業の戦略子会社の社内ベンチャー事業の立ち上げ事例を通じて、挑戦する組織文化をいかに醸成するか、その具体的方策について検討します。

    第8回 成長を果たす(ディスカッション、講演、講義)
     卓越した技術をベースとしてビジネス展開する上での重要なポイントを議論します。ゲストとして、次々と新しいネット事業を立ち上げ、成長を果たしている、株式会社OPTiM<http://www.optim.co.jp/>代表取締役の菅谷俊二氏をお招きします。

    第9回 やる気を引き出す(ディスカッション、講演、講義)
     社員のやる気を引き出し、事業を成長させるための重要なポイントについて学びます。ゲストとして、Web 2.0時代を見据えたeラーニングや数々のテスト事業を手掛けておられる、株式会社イー・コミュニケーションズ代表取締役<http://www.e-coms.co.jp/>の佐藤信也氏をお迎えします。

    第10回 マーケットをつくる(ディスカッション、講演、講義)
     マーケットを創造する方策について検討します。ゲストとして、PostPetの「モモ」など、ユニークなコンセプトを世に送り出し注目されている、有限会社PetWORKs<http://www.petworks.co.jp/>代表取締役の八谷和彦氏をお招きします。

    第11回 人を生かす(講義、ディスカッション)
     ベンチャー起業、成長の各ステージにおける組織マネジメントの要諦について学びます。企業の人事制度の実務に詳しいSFC研究所上席所員(訪問)の横瀬勉氏をお招きします。

    第12回 ビジネスモデルを創造する(ケースディスカッション、講義)
     流通現場における諸問題にいち早く目をつけ、インターネットを活用して新しいビジネスモデルを創造し株式公開を果たした企業のケース教材を用いて、その成功要因などを議論します。

    第13回 まとめ(講義、ディスカッション)
     今までの講義、ゲストの講演、皆さんとの議論などを振り返りながら、ベンチャーマネジメントの要諦を整理します。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

     授業では、GCシステム<http://gc.sfc.keio.ac.jp/>などを利用して、簡単なレポートなどの提出を義務づけます。また、ディスカッションを中心とした授業が多いため、発言が求められます。試験は行わず、最終成果レポートにて評価を行います。
     成績評価は、出席が30%、クラスへの貢献(発言、レポートの内容など)が40%、最終成果レポートの内容が30%の割合で総合的に判断します。


5. 履修上の注意・その他

     本授業は、議論やレポートなどかなりのワークロードを必要とします。そのため授業内容に強い興味、関心、情熱がある方の参加を希望します。
     なお、ゲストのご都合などで、授業の内容などが一部変更される可能性があることをご理解ください。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    マネジメントに関する基礎的な知識を取得している方


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2008-08-28 17:05:25.150652


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