KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


歴史と文明 (野村 亨

    2008年度春学期 火曜日2時限
    科目コード: 20180 / 2単位
    カテゴリ: 13.創造融発科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    人類の歴史は各地域、各時代に発生した文明の興亡の歴史であるといえる。ひとつの文明がどのような状況の下に勃興し、繁栄し、やがて消滅していったのか、を知ることは単に遠い昔の事柄を学ぶことではない。むしろそこからどのような教訓を学び取るか、が大切である。そこにこそ歴史を学ぶ意義がある。現代文明もやがては、ローマ帝国のように消滅し、あるいは変質する時が来るであろう。もっとも大切なことは、歴史の事象から現代に生きる我々にとって有益な教訓を如何に学び取るか、である。歴史は現代に住む我々に直結した問題である。この授業では高校の世界史の授業のような歴史上の人物名や事件名、年号の羅列や暗記の強制などは行わない。また通史的な講義も行わない。むしろローマ帝国、モンゴル、ビザンティン、中国、インドというような文明単位、および仏教、イスラーム文明などいわば文明の基礎となった思想哲学を紹介しつつ、人類が歩んだ時の流れを学んで行きたい。
    授業は通常の講義形式が主であるが、VIDEOなどを随時見せる予定です。


2. 教材・参考文献

    第一回目の授業に受講希望者のメイルアドレスをリストにして、以後はSAの学生を通じて、授業の進行にしたがって随時ハンドアウトや購読資料を送信します。基本的に紙媒体の資料配布は行わないので、授業に際しては各自予め必要な部分のハンドアウトや購読資料をプリントアウトして持参して下さい。


3. 授業計画

    第1回 総論;歴史とはなにか?歴史と文明との関係
    歴史を学ぶとはどういう意味があるのか、文明とはなにか、などを考えてみます。

    第2回 インド文明の源流
    仏教を含めて古代インド文明の源流について考えてみます。

    第3回 仏教の源流
    日本を含めて東アジア諸文明の基礎となった仏教の本質を考えます。

    第4回 イスラム文明の流れ
    中東社会の理解に欠かすことのできないイスラム文明について概観します。

    第5回 モンゴル帝国
    世界史上初の世界帝国を築いたモンゴルの発展を概観します。

    第6回 ビザンチン文化の流れとロシア
    ローマ帝国から東方ビザンツ文化、そしてロシア、スラブ文化への流れを概観します。

    第7回 明清帝国と海外貿易
    14〜19世紀にかけて現代中国社会の基礎を築いた明清時代を眺めて行きます。

    第8回 華僑論
    東南アジアを中心として現地社会と華僑との関係などを見て行きます。

    第9回 西欧のアジア進出(1);ポルトガルとスペイン
    ポルトガルとスペインの進出の動機などを考えます。

    第10回 西欧のアジア進出(1);オランダとイギリス
    オランダとイギリスの進出を東南アジアを中心に見て行きます。

    第11回 近代とは?
    ヨーロッパに始まった「近代」という概念について考えます。

    第12回 まとめ(1)
    これまでの話を総括します。

    第13回 まとめ(2)
    これまでの話を総括します。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    出席は取りません。評価は最終試験および学期中に出す課題の双方を勘案して決定する予定です。


5. 履修上の注意・その他

    なし


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    とくにない。


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2008-02-27 15:17:45.571287


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