KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


意思決定能力の開発 (印南 一路

    2009年度春学期 金曜日3時限
    科目コード: 11050 / 2単位
    カテゴリ: 7.創造技法科目-キャリアデザイン(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    恋愛から国際紛争に至るまで、ほとんどの事象は個人、グループ、グループ間の意思決定の結果・過程として分析できる。本授業では、合理的な人間であれば、どう意思決定をすべきかを示す演繹合理的意思決定論と、人間の意思決定プロセスそのものを実証的に解明し、人間が共通して犯しやすい誤り、実験経済学や認知社会心理学の立場から追究する実証合理的意思決定論を融合し、個人やグループ・組織がすぐれた意思決定を行うための科学実践的方策を提供する。意思決定そのものに関する理解を深め、「すぐれた意思決定」を行うための実践的なテクニック・方策を諸分野から選び、整理・検討する。その過程で、各人が自分特有の癖や弱点を把握し、これらを乗り超えて、戦略的に「すぐれた意思決定」ができるような能力を開発するのが目標である。
    授業は講義の他、小規模の演習を行う。討議を活発に行いたい。


2. 教材・参考文献

    授業中随時指示します。


3. 授業計画

    第1回 イントロダクション
    授業の進め方について説明し、意思決定論と呼ばれている領域を概観する。履修希望者が多い場合には、履修者選抜を行う。

    第2回 演繹合理主義的な意思決定論と経験合理主義的な意思決定論
    演繹合理主義的な意思決定論と経験合理主義的な意思決定論それぞれの特質と長所・短所について概観し、授業が採用する診断論的な意思決定論について説明する。

    第3回 認知限界と直観
    人間の認知能力と直感的な判断について外観する。

    第4回 認知バイアス(1)
    直感的判断の短所である認知バイアスの種類と内容を学ぶ

    第5回 認知バイアス(2)
    同上

    第6回 創造性と意思決定
    創造性と意思決定のかかわりについて学ぶ。

    第7回 決定ルール
    決定ルールにどのような種類があるか、それぞれの長所・短所は何かを学ぶ。

    第8回 メタ判断と意思決定
    意思決定におけるメタ判断の重要性を学ぶ

    第9回 グループ意思決定
    グループの意思決定のマネジメントの仕方について学ぶ。

    第10回 倫理と意思決定
    倫理的に正しい意思決定は可能かについて学ぶ。

    第11回 課題討議(1)
    難しい意思決定についての事例について討議する。

    第12回 課題討議(2)
    同上

    第13回 まとめ
    授業全体のまとめをします。最終レポートを提出してもらいます。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    基本知識の獲得を確認するための中間試験と、数回のミニレポート、最終レポートによって評価する。


5. 履修上の注意・その他

    1.出席はとりません。朝1時限ですが、毎回、遅刻せず、きちんと授業に出席し、理解していない部分は、授業中に質問することが前提になります。講義ノートはWEBにアップしません。
    2.積極的な討議中心に授業を行いたいと思っています。消極的な方は履修を遠慮してください。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    「戦略的意思決定論」*この科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. 授業URL


2009-03-07 15:09:17.341726


Powered by SOI Copyright(c) 2002-2016, Keio University Shonan Fujisawa Campus. All rights reserved.
このサイトの著作権について