KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


DESIGNING A LOW-CARBON SOCIETY (Hironori Hamanaka,Makoto Kato,Michie Kishigami,Naoki Matsuo,Yuji Mizuno

    Semester : 2009 Spring
    Code : 64300 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    地球温暖化問題に焦点を当て、科学と社会的な意志決定・行動の両面から以下の諸点に関し基礎を学び、低炭素社会の構築に向けて重要な基本的視点を獲得する。
    1.気候変動問題の科学的基礎:地球温暖化のメカニズム、影響、気候科学と社会の意思決定、世界の温室効果ガス排出構造、将来社会経済シナリオと排出・気温上昇予測
    2.気候変動国際レジーム形成過程、および京都議定書の制度と運用
    3.低炭素社会に向けた内外の取組動向:市場メカニズムを活用する対策(CDM、排出権取引など)
    4.排出量の把握・可視化と自己管理:カーボン・フットプリント、カーボン・オフセットやカーボン・マネジメントのシステムデザインとその課題


2. Materials/Reading List

    授業中に、適宜授業の内容に関連した資料を配付し、参考文献を示す。
    基本的な参考書は次のとおり。
    レスター・ブラウン. プランB 3.0 人類文明を救うために. 東京, ワールドウォッチジャパン, 2008.
    (財)地球環境戦略研究機関(IGES). アジア太平洋の未来戦略 気候政策と持続可能な開発の融合を目指して. 神奈川,IGES, 2008.
    IPCC編.IPCC地球温暖化第三次レポート 気候変化2001.東京,中央法規出版,2002
    浜中裕徳.地球温暖化対策の国際制度 −国際交渉の経験と学ぶべき教訓−.資源環境対策、vol. 40, no. 14, p. 101-108, vol. 40, no. 15, p. 114-119, vol. 41, no. 1, p. 143-148, vol. 41, no. 2, p. 108-113.
    浜中裕徳編. 京都議定書をめぐる国際交渉 COP3以降の交渉経緯. 東京, 慶應義塾大学出版会, 2006.
    田邊敏明. 地球温暖化と環境外交 京都会議の攻防とその後の展開. 東京, 時事通信社, 1999.
    S.オーバーテュアー, H.E.オット. 京都議定書 21世紀の国際気候政策. 東京, シュプリンガー・フェアラーク東京株式会社, 2001.
    マイケル・グラブ,クリステン・フローレイク,ダンカン・ブラック.京都議定書の評価と意味 歴史的国際合意への道.東京,(財)省エネルギーセンター,2000.


3. SCHEDULE

    #1 第1回 序論
    講義の概要と進め方等を説明すると共に、地球環境問題の特徴、経済的・社会的な原因・背景、問題の解決に必要な政府・企業・市民の行動について論ずる。

    #2 第2回 地球環境問題の相互関連
    アジア太平洋地域の開発途上国を例に、気候変動問題への取組と持続可能な開発に向けた取組の融合の必要性と課題について論ずる。

    #3 第3回 気候変動問題の科学的基礎
    IPCC報告書などに基づき、気候変動の科学的基礎として、そのメカニズム、現状、人為的影響、影響などについて論ずる。

    #4 第4回 気候変動問題とサイエンス(1)
    IPCC報告書と気候変動国際交渉の間に見出されるような気候科学と社会の意思決定との間の関係の実態とあるべき姿について論ずる。

    #5 第5回 気候変動問題とサイエンス(2)
    世界の温室効果ガス排出構造、及びIPCC SRESシナリオ群を例に社会の選択とそれが有する将来予測排出量・気温上昇にとっての意味合いについて論ずる。

    #6 第6回 気候変動国際レジーム形成過程(1)
    京都議定書の交渉過程と主要アクターの役割、議定書の主要規定、議定書交渉の経験と教訓について論ずる。

    #7 第7回 気候変動国際レジーム形成過程(2)
    京都議定書運用ルールの交渉家庭と主要アクターの役割、ボン・マラケシュ合意の主要な内容、議定書運用ルール交渉の経験と教訓について論ずる。

    #8 第8回 排出量の把握・可視化と自己管理(1)
    低炭素社会への移行の基礎となる、法令等に基づく国・地方自治体・企業等による温室効果ガス排出量の把握・可視化と自己管理について論ずる。

    #9 第9回 排出量の把握・可視化と自己管理(2)
    低炭素社会への移行の基礎となる、企業、市民等による自主的な温室効果ガス排出量の把握・可視化と自己管理について論ずる。

    #10 第10回 低炭素社会に向けた内外の取組動向(1)
    イクレイ加盟自治体等を例に内外の自治体による取組の現状と課題について論ずる。

    #11 第11回 低炭素社会に向けた内外の取組動向(2)
    内外の企業による取組の現状と課題について論ずる。

    #12 第12回 低炭素社会に向けた内外の取組動向(3)
    わが国、及び諸外国の取組の現状と課題について論ずる。

    #13 第13回 総括
    低炭素型で持続可能な社会への移行の挑戦が意味するもの、及びその機会と課題について論ずる。


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    成績評価は、出席、課題レポートを総合的に考慮して行う。


5. Special Note

    -


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

    -


8. Relation with past courses

    -


9. Course URL


2009-03-10 00:10:22.251549


Powered by SOI Copyright(c) 2002-2018, Keio University Shonan Fujisawa Campus. All rights reserved.
このサイトの著作権について