KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


環境ビジネスデザイン論 (吉高 まり松尾 直樹

    2009年度秋学期 月曜日6時限
    科目コード: 64320 / 2単位
    カテゴリ: 3.プログラム科目(大学院)


1. 主題と目標/授業の手法など

    主題と目標:持続可能な社会の構築に向けたビジネスのあり方について基本的な視点を獲得する。
    授業の手法:講義を中心にディスカッションも取り入れる。


2. 教材・参考文献

    栗山浩一,馬奈木俊介,環境経済学をつかむ,2008年,有斐閣
    Herman E. Daly, Joshua Farley, Ecological Economics, Principles and applications, Island Press
    天野明弘,地球温暖化の経済学 1997年,日本経済新聞社
    IPCC第三次報告書、第四次報告書


3. 授業計画

    第1回 環境経済学の基礎
    イントロダクション、環境経済政策の基礎理論。
    (ア)環境問題の外部性(資源利用と市場メカニズム、共有資源の管理の失敗(コモンズの悲劇)等)
    (イ)環境経済政策の基礎理論(直接規制・市場メカニズム・自主規制、環境税と補助金、排出量取引)
    (ウ)政策効果の費用便益分析(費用便益分析と環境価値、環境価値の評価手法)

    第2回 環境経済学の基礎
    環境政策における経済手法 
    (ア) 技術規制と経済的手法
    (イ) 環境税と排出量取引
    (ウ) ポリシーミックス

    第3回 温暖化対策の経済学的基礎
    地球温暖化の外部不経済性と京都メカニズム。
    (ア) 気候変動の外部不経済と費用便益分析、
    (イ) 京都メカニズム(排出量取引:国内/EU-ETSの制度設計)
    (ウ) ポスト京都メカニズム主要論点(セクター別アプローチ、炭素税導入等の論点整理)

    第4回 温暖化対策の経済学的基礎
    (ア)産業セクター別の取り組み状況と今後の政策課題
    (イ)環境経済学研究のフロンティア
    (ウ)テーマ設定に基づく自由討議

    第5回 地球温暖化対策ビジネスの全般的な動向・課題
    ビジネス環境の変化としての視点。
    新しいニーズはどのようなものが産まれるか?
    新しい付加価値とはどのようなものがありうるか?

    第6回 排出権市場の構成とプレーヤー
    排出権の市場とはどういったものか?(Compliance Marketの視点)
    主要プレーヤーの振るまいとその背景となる状況。
    地球温暖化対策としての視点。
    市場は今後どう発展するか?

    第7回 ボランタリー市場・グリーン電力他
    ボランタリーな排出権市場の認識
    カーボンオフセットの意味
    グリーン電力のとらえ方
    現状のCDMの課題とボランタリー市場の関係

    第8回 CDM Щ伝箸抜愀玄圓量魍
    クリーン開発メカニズムとは、ビジネスとしての論点全般

    第9回 CDM◆投資効率・相乗便益・市場メカニズム
    コベネフィッツ型CDM、市場としての今後の展望等

    第10回 自然共生社会・まちづくりと環境ビジネス
    厳先生による特別講義。社会イノベータコースで主題とされている視点も踏まえ、環境ビジネスの動向と課題について論じる。

    第11回 環境金融について
    環境金融一般、金融機関は今何をやっているのか

    第12回 取組事例研究
    アジアを中心とした取組み事例、12月のCOPの成果及びその影響等

    第13回 取組事例研究
    アジアの取り組み事例、どのように資金調達をしているか、どうしたらビジネスが立ち上げられるか等


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    第1回〜4回、第5回〜第7回、第8回〜第13回(10回を除く)のそれぞれ毎に課題を提出。学期末に最終課題を提出。それらの結果を総合的に評価する。


5. 履修上の注意・その他

    講義は原則として英語の予定であるが、履修生の状況に応じて対応する。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2009-08-31 16:30:16.801657


Powered by SOI Copyright(c) 2002-2016, Keio University Shonan Fujisawa Campus. All rights reserved.
このサイトの著作権について