KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


パターンランゲージ (井庭 崇

    2010年度秋学期 木曜日4時限
    科目コード: 12020 / 2単位
    カテゴリ: 8.創造技法科目-デザインと情報スキル(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    この授業では、創造・実践のための言語として「パターンランゲージ」を取り上げ、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージは、創造・実践の経験則 を「パターン」という単位にまとめ、それを体系化したものです。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、建物や街の形態に繰り返し現れる関係性をパターンとしてまとめました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、成功を収めました。SFCでは、「SFCらしい学び」のパターン・ランゲージとして、「学習パターン」(Learning Patterns)が制作・配布されています。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、創造的コラボレーションや社会デザイン、ものづくりなど、新しい分野において、自らパターン・ライティングできるようになることを目指します。


2. 教材・参考文献

    【教科書】
    ・『The Timeless Way of Building』 (Christopher Alexander, Oxford University Press, 1979)

    【参考書】
    ・『A Pattern Language: Towns, Buildings, Construction』(Christopher Alexander, Sara Ishikawa, Murray Silverstein, Oxford University Press, 1977)※
    ・『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』(江渡浩一郎, 技術評論社, 2009)
    ・『クリストファー・アレグザンダー:建築の新しいパラダイムを求めて』(工作舎, 1989)
    ・『Fearless Change: Patterns for Introducing New Ideas』(Mary Lynn Manns, Linda Rising, Addison-Wesley Professional, 2003)


3. 授業計画

    第1回 Introduction
    この授業の内容と進め方について説明します。

    第2回 Philosophy of Pattern Language
    パターン・ランゲージの背景にある思想・哲学について学びます。

    第3回 Pattern Forms / Case: Learning Patterns
    パターンの形式について理解します。事例として、SFCで制作・配布されている「学習パターン」を取り上げます。

    第4回 The Nature of Order
    パターン・ランゲージを提唱したクリストファー・アレグザンダーの思想やその可能性について考えます。(ゲスト対談:中埜博 氏)

    第5回 Pattern Mining
    対象のなかからパターンを見つける方法について学びます。

    第6回 Pattern Writing
    パターン・ランゲージを記述する方法について学びます。

    第7回 Toward a Pattern Language for Policy Making
    自生的な社会を実現するための「政策」をつくるパターン・ランゲージの可能性について考えます。(ゲスト対談:竹中平蔵 氏)

    第8回 Toward a Pattern Language for Policy Making
    自生的な社会を実現するための「政策」をつくるパターン・ランゲージの可能性について考えます。(ゲスト対談:竹中平蔵 氏)

    第9回 Writer's Workshop (1)
    グループワークで作成しているパターン・ランゲージを、履修者同士でレビューし合う「ライターズ・ワークショップ」を行います。

    第10回 Media for Creation and Imagination
    パターン・ランゲージや、そこから派生したツール/方法論について考えます。(ゲスト対談:江渡浩一郎 氏)

    第11回 Writer's Workshop (2)
    グループワークで作成しているパターン・ランゲージを、履修者同士でレビューし合う「ライターズ・ワークショップ」を行います。

    第12回 Writer's Workshop (3)
    グループワークで作成しているパターン・ランゲージを、履修者同士でレビューし合う「ライターズ・ワークショップ」を行います。

    第13回 Final Presentation
    グループワークで作成してきたパターン・ランゲージの発表を行います。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    興味・関心が近い3〜5人でグループを組み、パターン・ランゲージをつくるグループワークを行います。作成したパターンは、Writer’s Workshopを通じて、グループメンバー以外の人からのコメントをもらい、ブラッシュアップしていきます。最終回には、最終的な成果を発表してもらいます。成績は、授業中の演習、宿題、最終発表/レポートから総合的に評価し、決定します。


5. 履修上の注意・その他

    ・途中で履修を取りやめることは、グループメンバーの迷惑になります。そのような事態にならないように、内容/進め方をしっかり読み/聴き、よく考えて履修してください。

    ・あらかじめ休講になる日が予定されています(10/7, 11/4, 12/16)。土曜日に行われる補講日(11/27, 12/18)にも参加できることを確認した上で履修してください。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2010-09-01 09:06:55.855546


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