KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


自律分散協調システム論 (徳田 英幸中村 修

    2010年度春学期 月曜日4時限
    科目コード: 60800 / 2単位
    カテゴリ: 3.プログラム科目(大学院)


1. 主題と目標/授業の手法など

    社会、組織や情報環境において、分散された自律系を主体としたシステム構築が 進んできている。本講義では、このような自律分散システムが、個々の構成要素の自律性と、それらの要素間での協調を基に全体として、機能、性能、信頼性を 向上していくシステムの概念、技術、方法、そして、その意味について学習する。


2. 教材・参考文献

    必要な資料は、授業の際に提供する予定である。総論的な資料の参考としては次のものがある。
    • 「自律分散システム研究の課題と将来」 伊藤正美, 計測と制御, vol.32, no. 10, 1993.
    また、工学的システムおよび情報システムに関する参考文献としては、次のようなものがある。
    • Proceedings of the International Symposium on Autonomous Decentralized Systems, IEEE Computer Society Press, 1993.
    • Distributed Systems, 2nd Ed., S. Mullender (Ed), Addison-Wesley, 1993.
    • 協調型計算システム -- 分散型ソフトウェアの技法と道具立て --, R.E. フィルマン/D.P. フィルマン共著, 雨宮真人/尾内理紀夫/高橋道久共訳, マグロウヒル, 1986.
    • 分散アルゴリズム, 亀田/山下共著, 近代科学社, 1992.
    • 協調プログラミング例題集, 中島/松原/本位田編, 共立出版, 1996.
    • エージェント指向コンピューティング -- エージェントの基礎と応用 --, 木下/菅原共著, ソフトリサーチセンター, 1995.
    • Artificial Intelligence: A Modern Approach, S. Russell and P. Norvig, Prentice Hall, 1995.
    • 知の創発―ロボットは知恵を獲得できるか, 伊藤宏司, NTT出版, 2000.
    • Peer-to-Peer : Harnessing the Power of Disruptive Technologies, Andy Oram (Editor), O’Reilly & Associates, 2001.




3. 授業計画

    第1回 自律分散協調システム とは?
    ○概説 - 事始め -
    ○自律分散協調システム
    概論(1) -- 生物学的システム、工学的システム
    概論(2) -- 社会学的モデル、社会システム

    第2回 情報システムにおける自律分散協調モデル
    自律分散協調のメカニズム
    創発のメカニズム
    評価と分析

    第3回 分散コンピューティングのパラダイム(1)
    分散コンピューティング
    ネットワーク
    プロトコル

    第4回 分散コンピューティングのパラダイム(2)
    並行オブジェクトモデル
    クライアント・サーバモデル
    分散・マルチエージェントモデル
    P2Pモデル

    第5回 自律分散協調アルゴリズム(1)

    第6回 自律分散協調アルゴリズム(2)

    第7回 インターネットにおける自律分散協調(1)

    第8回 インターネットにおける自律分散協調(2)

    第9回 インターネットにおける自律分散協調(3)

    第10回 自律分散協調システムの実践(1)

    第11回 自律分散協調システムの実践(2)

    第12回 自律分散協調システムの実践(3)

    第13回 まとめ


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    課題と学期末レポート


5. 履修上の注意・その他

    なし


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    「自律分散協調論」*この科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. 授業URL


2010-03-16 16:32:28.891737


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