KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


インターネット (村井 純佐藤 雅明

    2011年度春学期 火曜日3時限
    科目コード: 04180 / 2単位
    カテゴリ: 5.先端発見科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    インターネットは、今この瞬間にも変化し続け、我々の社会生活に影響を与えている。 コンピュータとコンピュータ、ネットワークとネットワークを相互に接続することから始まったインターネットは、現在ではテレビなどの家電製品、自動車などの乗り物、携帯電話などの通信機器、センサやRF-IDなどの超小型機器をも含むようになり、さまざまな機器がインターネットに接続されるようになった。同様にネットワークは光ファイバや無線など多種多様な方式が開発され、様々なネットワークが「どんな時でも」機能するべく相互に繋がりあっている。そして、そのインターネット上で交換される情報には既存のメディアにはない多様性が生まれ、様々な形でのコミュニケーションが成立している。

    本講義では、インターネットが今日のように「接続するモノ」と「接続する方法」の両面に対する多様性と「地球全体をカバーする」規模に対する許容性を持った理由について、インターネットとそのサービスを構成する技術とその仕組み、および運用方法について学習し理解することを目的とする。具体的には、コンピュータネットワークの基本的な考え方、コミュニケーションモデル、コミュニケーションのための約束事(プトロコル)、およびその上で実現されているサービス(アプリケーション)について学び、インターネットを構成する要素の本質的な考え方を理解する。 また、常に変化し続けているインターネットに関する最新技術やサービス、新しい動き等も積極的に取り上げていく。

    さらに本講義では、インターネットに関する分野のトップランナーをゲストに招いて最先端の話題を取り上げ、授業の中でこれからのインターネットの展開とそれに付随する問題について議論や考察を行っていく。 そのため、本講義はシラバス記載の内容にこだわらず、その時々の話題を随時取り入れていく。ゲストの予定により日程が変更される場合もあるので、 受講者は都度最新のアナウンスに注意を払うようにして欲しい。


2. 教材・参考文献

    教科書は特に用意しないが、課題を進める上で必要となる参考文献や資料等はSFC-SFS等の授業ページで適宜紹介する


3. 授業計画

    第1回 イントロダクション
    ・ようこそ”インターネット”へ!
    ・インターネットとは
    ・インターネットのインパクト
    ・我が国のインターネットの歴史と役割
    ・本講義の進め方
    ・SFC-SFSの説明

    第2回 デジタルコミュニケーションとは(基礎編1)
    ・デジタル情報の意味とその特徴について
    ・自律分散協調
    ・プロトコル
    ・階層化モデル

    第3回 通信インフラストラクチャ(基礎編2)
    ・コミュニケーションに必要な機能と役割分担
    ・アドレス 〜 個体識別と名前空間
    ・伝送路
     - Ethernet
     - 無線LAN
     - WDM
     - xDSL

    第4回 インターネットコミュニケーション(基礎編3)
    ・ルーティング
    ・データグラムとバーチャルサーキット
    ・競争環境の整備
    ・国際線の経済

    第5回 アプリケーション(基礎編4)
    ・インターネット上のサービス
    ・サービスモデル
    ・DNS
    ・Mail(SMTP,POP,IMAP,etc)
    ・HTTP

    第6回 ゲスト対談その1
    ゲストを招いて最先端の話題を取り上げ、これからのインターネットの展開とそれに付随する問題について議論や考察を行う

    第7回 インターネットとメディア(応用編1)
    ・ストリーミング技術
    ・地上波デジタル放送
    ・放送と通信の融合

    第8回 無線インターネット(応用編2)
    ・携帯電話の変遷
    ・スマートフォン
    ・無線通信技術
    ・adhoc通信

    第9回 ゲスト対談その2
    ゲストを招いて最先端の話題を取り上げ、これからのインターネットの展開とそれに付随する問題について議論や考察を行う

    第10回 実空間インターネット(応用編3)
    ・携帯電話の変遷
    ・un-wired
    ・インターネット自動車
    ・実空間でのサービスとランデブーポイント
    ・adhoc通信
    ・P2Pネットワーク

    第11回 グローバルガヴァナンス(応用編3)
    ・機関と標準化
    ・意志決定の方法
    ・ICANN, IETF
    ・ドメイン名を巡る問題
    ・新たなTLD
    ・digital divideとその緩和に向けて

    第12回 メディアと政策(応用編4)
    ・技術の問題点
    ・個人情報と表現の自由
    ・著作権
    ・社会関係資本とセキュリティ
    ・社会の既存ルールとの衝突
    ・政治の問題点
    ・技術による解決と規則による解決
    ・草の根メディア

    第13回 まとめ
    ・本講義の総括
    ・インターネットのこれから


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    成績は、原則的に講義で出す課題、議論への貢献度、場合によっては最終試験によって採点する。


5. 履修上の注意・その他

    本講義は、SOI環境(School of Internet / http://www.soi.wide.ad.jp/ を参照のこと)を用いた授業を行なうため、履修者はSOIシステムを利用することが条件となる。



6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    「インターネット概論」*この科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. 授業URL


2011-04-12 15:02:22.313206


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