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Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


ADVANCED RESEARCH (CASE METHODS IN RESEARCH AND EDUCATION) (Emiko Ban

    Semester : 2014 Spring
    Code : 51005 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

     本講義ではロバート K.インの「ケース・スタディの方法」をメインの教科書として、社会科学における事例研究のプロセスを学習する。並行して研究計画の作成と改訂作業を行う。またケースメソッド授業を体験し、教育方法としてのケースメソッドと、研究方法としてのケース・スタディの目的や特徴、事例のまとめ方について学ぶ。
     事前課題としては、教科書及び参考資料の精読と小レポートの提出を求める。授業中はディスカッションや発表の時間を設け、各受講者の研究の質を高める作業を行う。そして、〇例研究の手法を習得すること、研究を批判的に検証する力を身につけること、自らの研究・論文の質を高めることを目指す。本講義は社会学、経営学等、人や組織、社会を研究対象として論文を執筆する者 ・事例研究・アクションリサーチを実施する者を対象とする。


2. Materials/Reading List

    教科書:ロバート K.イン『ケース・スタディの方法 第2版』千倉書房版 1996年
    教科書:田村正紀『リサーチ・デザイン 経営知識創造の基本技術』 白桃書房 2006年
    参考文献:田尾雅夫・若林直樹『組織調査ガイドブック』 有斐閣 2001年
    参考文献:佐藤郁哉『組織と経営について知るための 実践フィールドワーク入門』有斐閣 2002年


3. SCHEDULE

    #1 オリエンテーション
    本コースの目的、進め方について説明します。
    <文献>・田村正紀『リサーチ・デザイン』 白桃書房 第3章 5.変数関連の種類 P.62-69

    #2 ケース・スタディ概観
    教育方法としてのケースメソッドと研究方法としてのケース・スタディの違いについて学びます。
    社会科学におけるケース・スタディの位置づけ、ケース・スタディの可能性と限界、多様なケース・スタディの類型などについて 概観します。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第1章 序論 P.1-25

    #3 ケース・スタディの設計(1)理論と枠組み
    ケース・スタディの設計における、問いの立て方、分析単位の設定、理論の役割について学びます。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第2章 ケース・スタディの設計 P.26-45
    <文献>・田村正紀『リサーチ・デザイン』 白桃書房 第1章 リサーチ・デザインとは何か P.1-24
    <文献>・安藤史江・杉原浩志「組織はどのようにアンラーニングするのか?」組織科学 Vol.44, N0.3, p.5-20

    #4 ケース・スタディの設計(2)信頼性と妥当性
    リサーチ設計の質の判断基準である信頼性、妥当性の概念を学びます。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第2章 ケース・スタディの設計 P.45-53
    <文献>・谷岡一郎『データはウソをつく-科学的な社会調査の方法』ちくまプリマ―新書 妥当性について、信頼性について、狂ったモノサシ P122-126

    #5 ケース・スタディの設計(3)設計と事例の選択
    単一ケース、複数ケースの設計、事例の選択について学びます。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第2章ケース・スタディの設計 P.53-72
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第6章 ケース・スタディ作成の種類 P.178-187
    <文献> 田村正紀『リサーチ・デザイン』 白桃書房 第4章 事例をいかに選択するか P.71-95

    #6 ケース・スタディのデータ分析
    ケース・スタディのデータ分析方法について学びます。また、データの読み取りと解釈、推論について学びます。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第5章 ケース・スタディの証拠の分析 P.136-168
    <文献>・田村正紀『リサーチ・デザイン』 白桃書房 第7章 比較事例での因果推論技法 P.145-162
    <文献>・田村正紀『リサーチ・デザイン』 白桃書房 第8章 単独事例での因果推論技法 P.163-188
    <文献>・谷岡一郎『データはウソをつく-科学的な社会調査の方法』ちくまプリマ―新書 実際にデータを分析してみよう P89-119

    #7 グループワーク発表(先行研究の検証)
    ケース・スタディの手法により実施された先行研究について調査設計の観点から検証し、発表します。

    #8 ケース・スタディの準備
    ケース・スタディの準備について学びます。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第3章 ケース・スタディの実施:データ収集の準備 P.73-104
    <文献>・田尾雅夫・若林直樹 『組織調査ガイドブック』P39-51
    <文献>・佐藤 郁哉 『組織と経営について知るための実践フィールドワーク入門』 有斐閣 第6章 文献調査 P.225-239

    #9 中間発表
    自らの関心に沿って調査設計を行い発表します。調査設計は研究命題、調査設計、事例、データ分析方法等を中心に行います。

    #10 ケース・スタディにおける調査の進め方
    ケース・スタディにおける調査の進め方について学びます。
    <文献>・田尾雅夫・若林直樹 『組織調査ガイドブック』P131-155
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第4章 ケース・スタディの実施:証拠の収集 P105-135

    #11 ケースメソッド教授法による授業の体験
    教育用のケース教材を用い、ケースメソッド教授法による授業を体験します。
    ケースメソッド教育の特徴や効果について学びます。
    <文献>・危機時における高齢者介護施設管理者の意思決定-3.11のケース-
    <文献>・高木晴夫、竹内伸一『ケースメソッド教授法入門』  P.3-12

    #12 レポートの作成
    目的や対象に応じた、成果物の作成について学びます。
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第6章 ケース・スタディ作成の種類 P.169-177
    <文献>・ロバート K. イン『ケース・スタディの方法』 千倉書房 第6章 ケース・スタディ作成の種類 P.188-204
    <文献>・岡田加奈子・竹鼻ゆかり『教師のためのケースメソッド教育』 P.16-18、45-58

    #13 最終発表1
    本講義を通して作成した、研究計画、ケース・スタディ等の成果物を発表します。

    #14 最終発表2
    本講義を通して作成した、研究計画、ケース・スタディ等の成果物を発表します。


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    1)毎回の読書課題に関する小レポート提出状況。10%
    2)出席状況および授業態度。20%
    3)グループワークの発表。20%
    4)中間発表と発表資料の提出。20%
    5)最終発表と発表資料の提出。30%


5. Special Note

    履修希望者は、第1回目のガイダンスに必ず出席すること。 討議への積極的な参加を求めます。授業中のパソコン使用、スマートフォン使用は禁止します。


6. Prerequisit / Related courses

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7. Conditions to take this course

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8. Relation with past courses

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9. Course URL


2014-02-02 01:30:50.220329


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