KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


パターンランゲージ (井庭 崇

    2014年度秋学期 木曜日2時限,木曜日3時限
    科目コード: B6093 / 2単位
    カテゴリ: 8.創造技法科目-デザインと情報スキル(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    この授業では、創造的な未来をつくるための言語「パターンランゲージ」について、その考え方と方法を学びます。パターンランゲージでは、創造・実践の経験則 を「パターン」という小さな単位にまとめ、それを体系化します。かつて、建築家のクリストファー・アレグザンダーは、いきいきとした町や建物に繰り返し現れる関係性をパターンとして定義し、253個のパターンを抽出・記述しました。その後この考え方は、ソフトウェア開発の分野に応用され、現在でも広く活用されています。SFCでは、創造的な学びのための「ラーニング・パターン」や、創造的プレゼンテーションのための「プレゼンテーション・パターン」、創造的コラボレーションのための「コラボレーション・パターン」などが制作されてきました。この授業では、パターンランゲージの考え方を学びながら、新しい分野において自らパターン・ランゲージをつくることができるようになることを目指します。


2. 教材・参考文献

    【教科書】

    - 『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(井庭崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一, 慶應義塾大学出版会, 2013年9月出版予定)


    【参考書】

    - 『時を超えた建設の道』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 1993年)
    - 『パタン・ランゲージ:環境設計の手引』(クリストファー・アレグザンダー, 鹿島出版会, 1984年)
    - 『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』(井庭崇+井庭研究室, 慶應義塾大学出版会, 2013年)
    - 『Fearless Change アジャイルに効く アイデアを組織に広めるための48のパターン』(Mary Lynn Manns, Linda Rising, 丸善出版, 2014)
    - 『パターン、Wiki、XP:時を超えた創造の原則』(江渡浩一郎, 技術評論社, 2009年)
    - 『クリストファー・アレグザンダー:建築の新しいパラダイムを求めて』(工作舎, 1989年)
    - 『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』(井庭 崇 編著, 宮台 真司, 熊坂 賢次, 公文 俊平, 慶應義塾大学出版会, 2011年)


3. 授業計画

    第1回 イントロダクション
    この授業の内容と進め方と、パターンランゲージの背景にある考え方を説明します。

    第2回 パターン・ランゲージを用いた対話ワークショップ
    創造的コラボレーションのパターン・ランゲージである「コラボレーション・パターン」のカードを用いて、これまでのコラボレーションの経験について語り合う対話ワークショップを行います。

    第3回 パターンの掘り起こし方(Pattern Mining)#1
    パターン・ランゲージのつくり方について学び、自分たちの経験からパターンを抽出する方法を理解し、グループで実践します。

    第4回 パターンの掘り起こし方(Pattern Mining)#2
    パターン・ランゲージのつくり方について学び、自分たちの経験からパターンを抽出する方法を理解し、グループで実践します。

    第5回 パターンの書き方(Pattern Writing)#1
    経験から得られた結果をもとに、状況・問題・解決というパターン形式で書いていく方法を学び、実践します。

    第6回 パターンの書き方(Pattern Writing)#2
    経験から得られた結果をもとに、状況・問題・解決というパターン形式で書いていく方法を学び、実践します。

    第7回 パターンの磨き方(Pattern Improvement) #1
    グループで書いてきたパターンをさらによい内容・表現にするためのコツを伝授します。また、パターンのイラスト制作の秘訣についても紹介します。

    第8回 パターンの磨き方(Pattern Improvement) #2
    グループで書いてきたパターンをさらによい内容・表現にするためのコツを伝授します。また、パターンのイラスト制作の秘訣についても紹介します。

    第9回 ライターズ・ワークショップ(Writers’ Workshop)#1
    各グループのパターンをよりよいものにするために、他のグループのメンバーからコメントをもらいます。

    第10回 ライターズ・ワークショップ(Writers’ Workshop)#2
    各グループのパターンをよりよいものにするために、他のグループのメンバーからコメントをもらいます。

    第11回 ゲストスピーカー対談 #1
    パターン・ランゲージを実際に活用している方をゲストにお呼びし、お話を伺います。(グループワークで完成させたパターン・ランゲージを、この日に提出してもらいます。)

    第12回 ゲストスピーカー対談 #2
    パターン・ランゲージを実際に活用している方をゲストにお呼びし、お話を伺います。(グループワークで完成させたパターン・ランゲージを、この日に提出してもらいます。)

    第13回 グループワーク成果発表と対話ワークショップ #1
    グループワークで作成したパターン・ランゲージを発表し、それを用いた対話ワークショップを行います。

    第14回 グループワーク成果発表と対話ワークショップ #2
    グループワークで作成したパターン・ランゲージを発表し、それを用いた対話ワークショップを行います。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    成績は、グループワークへの参加と成果、個人宿題、授業中の参加、最終レポートから総合的に評価します。


5. 履修上の注意・その他

    - 1ヶ月間の短期集中のグループワークを行います。しっかりと取り組み、最後までやり切るようにしてください。
    - 授業と並行して、文献を読んでまとめを提出する個人宿題が毎週出ます。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2014-08-08 10:30:57.162472


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