KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


INFORMATION VISUALIZATION (Toshiyuki Masui

    Semester : 2014 Fall
    Code : B6070 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    インターネットの発展やディスクの大容量化によって、Web上や計算機の中の大量の情報を扱う機会が増えてきた。わかりやすく情報を人間に提示するための様々な技法が、計算機の普及以前から書籍・看板・ポスターなど様々なメディアで利用されているが、計算機が広く利用されるようになってきた現在、自分が必要とする情報をインターネットから効率的に検索するための様々な対話的な情報視覚化技術が開発され実用的に利用されるようになってきている。また、時間的に変化する情報や複雑な構造をもつ情報の理解を助けるための情報視覚化技術も研究されている。このような情報視覚化技術の考え方や技術動向を、豊富な具体例をまじえて解説する。


2. Materials/Reading List

    ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4873113784/
    Beautiful Visualization http://www.amazon.com/dp/1449379869
    ビューティフルビジュアリゼーション http://www.amazon.co.jp/dp/4873115043


3. SCHEDULE

    #1 情報視覚化の概要
    情報視覚化システムの現状及び研究の歴史を紹介し、情報視覚化技術と本講義の概要を述べる。

    #2 情報視覚化の基礎技術
    看板やポスターなどで情報をわかりやすく人間に提示するためのノウハウは昔から広く知られている。また、計算機の小さな画面で大量の情報を効率的に扱えるようにするための3次元表示、ズーミング、情報の変型表示、フィルタリングなどの技術や対話的操作技術が存在する。情報視覚化に必要なこれらの基礎的な技術について解説する。

    #3 階層的データの視覚化
    大規模なデータは階層的に構成されているものが多い。近年の計算機のファイルシステムは階層的なディレクトリ構造を持っているし、地理情報/書籍情報/辞書などのような大規模データは階層的に構成されている。巨大な階層的データを視覚化するための各種の手法を解説する。

    #4 ネットワークデータの視覚化
    Web上の情報は階層的に構成されておらず、多数の情報がリンクによって結合されているという特徴がある。脳内の情報もWebの情報も、現実社会の情報の多くはきちんと階層化されておらず、雑多な情報がリンクされたものになっていると考えられる。ネットワーク的に結合された情報を視覚化する技術を紹介する。

    #5 表情報の視覚化
    行と列で構成された表形式で表現すると理解しやすいデータが数多く存在し、これらを扱う表計算ソフトウェア(スプレッドシート)が広く利用されている。大きな表を効果的に視覚化して扱う技法について解説する。

    #6 時間変化の視覚化
    気温や株価のように時間とともに変化する値を表現するグラフはなじみ深い。時間とともに非定常的に変化する情報や、局所的に変化する情報など、時間とともに変化する様々なデータを視覚化する方法を解説する。

    #7 情報視覚化と情報検索
    大量のデータの中から必要な情報を効果的に検索する手法として様々な情報視覚化技術が利用されている。検索結果を絞り込むためにキーワードや条件を用いたフィルタリングを利用することが一般的であるが、データ間の関連を利用する手法も有効である。検索作業を支援するための情報視覚化手法について解説する。

    #8 情報視覚化とGUI
    メニューやスクロールバーのようなGUI(グラフィカルユーザインタフェース)部品が広く利用されているが、このようなGUI部品は計算機情報の対話的視覚化ツールだということもでき、様々な拡張が提案されている。計算機操作を効率化するための視覚化技法について述べる。

    #9 Webと情報視覚化
    Webは情報視覚化技術の壮大なテストベッドとなっている。情報視覚化の対象となるデータのほとんどがWeb上に存在し、データを検索したり閲覧したりするための様々な情報視覚化システムがWeb上で提供されている。ブラウザを使った各種のWeb情報視覚化システムの技法や実例を紹介する。

    #10 ビジュアルプログラミング
    図形を操作する場合や並列動作を扱う場合など、プログラムで扱う対象や操作を図形的に表現することにより、テキストベースのプログラミングより作成や理解が簡単になることがある。このような「ビジュアルプログラミング」と視覚化手法との関連について述べる。

    #11 情報視覚化とアニメーション
    ほとんどの情報視覚化システムの画面は静的で動きが無いが、画面に入りきらない情報を表示したり、情報の一部を強調したり、時間変換を表現したり、プログラムの動きを表現したりするためにアニメーションや動画を利用すると有効な場合がある。アニメーションを情報視覚化に活用する技術について述べる。

    #12 情報視覚化と統計処理
    大規模なデータの中から意味のある情報を取得するために各種の統計適計算手法が従来から利用されているが、従来型の統計処理手法と情報視覚化を組み合わせることにより対話的に効果的にデータを探索する手法が近年注目を集めている。統計的計算と視覚化を組みあわせる手法について解説する。

    #13 情報視覚化と集合知
    Web上で多数のユーザが情報を提供するSNSなどのサービスが近年急増しており、それらのユーザの行動の結果として出現する集合知を利用する方法の研究が注目を集めている。情報視覚化技術の利用により集合知を活用する手法について述べる。

    #14 情報視覚化と社会
    障害の有無や得手不得手、文化の違いなどにかかわらず誰でも使えるシステムを設計する「ユニバーサルデザイン」という考え方が普及しつつある。情報視覚化技術によりあらゆる人間が利益を得られるようにするための技術及び情報視覚化技術の社会的影響について考える。


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    2度のレポート提出で評価を行なう。


5. Special Note

    -


6. Prerequisit / Related courses

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7. Conditions to take this course

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8. Relation with past courses

    -


9. Course URL


2014-01-15 10:34:02.623546


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