KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


APPLIED INFORMATION THEORY FOR ENVIRONMENT AND ENERGY (Hiroshi Fujiwara

    Semester : 2014 Fall
    Code : C2082 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    約400年前にガリレオ・ガリレイによって実証された地動説は、人類に古代アリストテレス的宇宙観から近代科学的宇宙観への転換をもたらした。この結果、科学技術の発展による産業革命と論理的思考の集合知としての民主主義へと発展した。しかしながら、産業革命、すなわち石炭、石油をエネルギー源とする動力革命と重化学工業革命の進展、およびマイクロエレクトロニクス技術とインターネット技術によるデジタル情報革命の進展は、地球が有限であることに基づく環境エネルギー問題を引き起こしている。地球環境は、今この瞬間にも変化し続け、我々の社会生活に大きな影響を与えている。先進国においては、いつでもどこでもエネルギーの恩恵を受け、インターネット上で展開されるサービスは多岐に渡り、我々の生活は劇的に変容し、様々な利便性が高まっている。 しかし、この利便性を地球上のあらゆる地域で実現するためには、新たな科学技術による革新を起こす必要がある。

    本講義では、人類が経験してきた過去3度の産業革命の推進原理となった科学技術の基礎を学び、地球規模で起こっている「環境エネルギー問題」を提起する。次に、「環境エネルギー問題」の本質を解明し、同問題の解決手段となり得るいくつかの要素技術とシステム技術について学んだ後に、同問題をリアルタイムで把握するための情報技術をリストアップし、同技術の標準化のあり方と方向性を理解することを目的とする。具体的には、今日の先進国地域で提供されている現行のエネルギー供給システム、交通システムにおける基本的な考え方、システム構成、およびその上で実現されているサービス(アプリケーション)と運用技術について解説し、時代の要請に応じて求められているエネルギー供給システムと交通システム技術と運用方法の本質的な考え方を理解する。 また、常に変化し続けている環境エネルギーに関する最新技術についても積極的に取り上げていく。

    さらに本講義では、最新の技術動向やサービスを取り扱う他、環境エネルギー技術および関連する情報技術に関する様々な分野のトップランナーをゲストに招いて最先端の話題を取り上げ、授業の中でこれからの環境エネルギー革命の展開とそれに付随する問題について議論や考察を行っていく。 そのため、本講義はシラバスの内容だけでなく、その時々の話題も随時取り入れることとする。また、ゲストの予定により日程が若干変更される場合もあるので、 受講者は都度最新のアナウンスに注意して頂きたい。


2. Materials/Reading List

    『科学技術と企業家の精神』藤原洋 2009年4月岩波書店     
    『環境エネルギー革命』藤原洋 近刊 朝日新聞社


3. SCHEDULE

    #1 イントロダクション
    ・科学技術の歴史とその本質
    ・動力革命とその推進原理
    ・重化学工業革命とその推進原理
    ・デジタル情報革命とその推進原理

    #2 エネルギー供給システムとは(基礎編1)
    ・発電システム
    ・送電システム
    ・配電システム
    ・エネルギー供給システムにおける情報技術

    #3 交通システムとは(基礎編2)
    ・鉄道システム
    ・道路システム
    ・航空システム
    ・交通システムにおける情報技術

    #4 ホーム内エネルギー供給とは(基礎編3)
    ・宅内配電網
    ・宅内電気機器のエネルギー消費
    ・宅内エネルギー供給における情報技術

    #5 ビル内エネルギー供給とは(基礎編4)
    ・ビル内配電網
    ・ビル内電気機器のエネルギー消費
    ・ビル内エネルギー供給における情報技術

    #6 ゲスト対談その1:SIM-Driveのオープンソース電気自動車開発
    ゲストを招いて最先端の話題を取り上げ、家庭内、ビル内、工場内エネルギ
    ー供給、社会全体のエネルギー供給、電気自動車とそれに付随する問題について議論や考察を行う

    #7 【履修者限定公開】ゲスト対談その2:スマートコミュニティ
    ゲストを招いて最先端の話題を取り上げ、家庭内、ビル内、工場内エネルギ
    ー供給、社会全体のエネルギー供給、電気自動車とそれに付随する問題について議論や考察を行う

    #8 工場内エネルギー供給とは(基礎編5)
    ・工場内配電網
    ・工場内電気機器のエネルギー消費費
    ・工場内エネルギー供給における情報技術

    #9 エネルギー供給システムの革新技術その1(応用編1)
    ・太陽光発電とは
    ・太陽光発電システムとは
    ・太陽光発電の今後の展望
    ・太陽光発電における情報技術

    #10 エネルギー供給システムの革新技術その1(応用編2)
    ・風力発電とは
    ・風力発電の市場動向
    ・地熱発電とは
    ・地熱発電の市場動向
    ・その他の可能性

    #11 エネルギー供給システムの革新技術その2(応用編3)
    ・高温直流超伝導とは
    ・高温直流超伝導システムとは
    ・高温直流超伝導の今後の展望
    ・高温直流超伝導における情報技術

    #12 交通システムの革新技術(応用編4)
    ・電気自動車とは
    ・電気自動車システムとは
    ・電気自動車の今後の展望
    ・電気自動車における情報

    #13 地産地消環境エネルギー革命(応用編5)
    ・地産地消とは
    ・地産地消と自然エネルギー
    ・地産地消環境エネルギー革命のシナリオ

    #14 まとめ・技術の標準化とは?
    ・環境エネルギー技術の標準化動向
    ・本講義の総括
    ・環境エネルギーの情報技術のこれから


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    成績は、原則的に講義で出す課題、議論への貢献度、場合によっては最終試験によって採点する。


5. Special Note

    本講義は、SOI環境(School of Internet / http://www.soi.wide.ad.jp/ を参照のこと)を用いた授業を行なうため、履修者はSOIシステムを利用することが条件となる。


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

    -


8. Relation with past courses

    -


9. Course URL


2014-08-19 14:13:06.944224


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