地球社会を統治し、運営する要素の1つとしての「法」とはどういうものか を国際 公法を中心に考察する。(総論部分)
国際公域の1つとしての宇宙にはどのような法があるのか その概要をみ る。特 に、宇宙の憲法、宇宙のマグナ・カルタなどと称される1967年の宇宙条約の 原則と その今日的意義について述べる。
宇宙条約に続いて宇宙空間平和利用委員会で採択された宇宙関係条約(救 助・返還 協定、宇宙物体損害責任条約、宇宙物体登録条約、月協定)の内容を学び、 国際法 制度としてどのような特色をもつのかを検討する。
宇宙空間平和利用委員会で採択された5つの原則・決議(直接放送衛星、リ モー ト・センシング、原子力搭載衛星、スペース・ベネフィット、「打上げ国」 概念) の内容を学び、国際法制度としてどのような特色をもつのかを検討する。