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地球環境政策論

お知らせ


科目名地球環境政策論 [ シラバス ]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~s04570sy/hamanaka/hama-right.html

 地球環境問題は21世紀に人類が直面する最大の挑戦の一つと言うことができる。地球環境問題はどのような問題なのか、政府の政策や企業・市民の日常行動とどのようなかかわりがあるのか、その解決のために「持続可能な発展」の実現が謳われているが、生産と消費(廃棄物の廃棄を含む)の形態を持続可能なものとするためには政府の政策や企業・市民の行動にどのような変化が必要となるのかについて考察する。
 具体的には地球温暖化問題を取り上げる。科学研究の最前線でこの問題がどこまで明らかにされ、今後地球温暖化がどのように進行し、どのような影響が人類社会や生態系に及ぶと予測されているのか、対策の技術はどこまで開発され、条約・議定書などの国際的制度や国内法制度・政策はどのように推進されてきているのかをふりかえる。とりわけ、地球温暖化対策の第一歩とされる京都議定書について、その国際交渉過程をレビューし、交渉に関与した主要アクターの主張や役割が最終交渉結果にどのように影響したかを明らかにすることにより、地球環境問題における国際政策形成過程の実際とそこでリーダーシップを発揮するための課題は何かを考察する。さらに、日本、欧州などの京都議定書批准国や議定書に背を向けている米国の連邦議会や州政府、民間において、地球温暖化問題への取組が実際にどのように進められつつあるのかを把握する。そして、以上を踏まえ、地球温暖化防止のために長期的にどのような対策が必要となる可能性があるのかを調査しつつ、未来を持続可能なものとするうえで地球温暖化問題などの地球環境問題が我々にどのような挑戦を突きつけているのか、そしてそれらの問題は人類社会に如何なる変化への機会をもたらすものであるかを考察する。


担当者 浜中 裕徳
授業期間2005年秋学期 火曜日3時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
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第01回2005/09/27 イントロダクション
- 講義資料(PDF)
・講義の概要と進め方、成績評価の方法などの説明。
・地球環境の現状。
・地球環境問題の特徴と性格、「問題群」としての地球環境問題。
・問題深刻化の原因・背景、政府の政策・企業や市民の行動とのかかわり。
・生産・消費形態の変更に必要な政府の政策、企業や市民の行動。


第02回2005/10/04 地球環境ガバナンス
- 講義資料(PDF)
・国連人間環境会議(ストックホルム、1972)。
・国連環境開発会議(地球サミット、リオデジャネイロ、1992)。
・持続可能な開発に関する世界サミット(ヨハネスブルグ、2002)。


第03回2005/10/11 酸性雨・オゾン層破壊・地球温暖化問題への取組
- 講義資料(PDF)
・欧州における酸性雨問題への国際的取組。
・成層圏オゾン層保護問題への国際的取組。
・地球温暖化問題総論:科学者・政治家の先導的役割。


第04回2005/10/18 地球温暖化の予測
- 講義資料(PDF)
・観測と気候モデル、地球温暖化の影響とリスク、および地球温暖化の将来
予測に関する科学的知見(気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告書に集約
された科学的知見など、科学研究の最前線をレビューする)。
・気候変動枠組条約の交渉過程および条約の主要規定。


第05回2005/10/25 気候変動枠組条約交渉
- 講義資料(PDF)
・ベルリン・マンデート:京都議定書交渉の出発点。
・京都議定書の交渉過程と主要アクターの役割。
・京都議定書の主要規定。


第06回2005/11/08 京都議定書交渉
- 講義資料(PDF)
・京都議定書運用ルールの交渉過程と主要アクターの役割。
・米国の京都議定書離脱。
・京都議定書運用ルールの主要な内容。


第07回2005/11/12 京都議定書交渉結果の暫定的評価
- 講義資料(PDF)
・京都議定書およびその運用ルール交渉の経験と教訓。
・2013年以降の国際制度の設計と交渉に向けての課題。


第08回2005/11/15 ボン・マラケシュ合意の評価
- 講義資料(PDF)
・温室効果ガスの地球温暖化への寄与度、排出源、および排出量の動向。
・対策技術の開発と市場導入。
・対策実施によるマクロ経済影響:経済モデルなどを用いた分析。


第09回2005/11/29 先進国の温室効果ガス排出状況
- 講義資料(PDF)
・条約締約国会議による条約の実施および京都議定書の実施に関する取組。
・日本、EU、米国、途上国における対策の現状。
・京都議定書がもたらしたインパクト。


第10回2005/12/13 2013年以降の国際制度設計の視点(1)
- 講義資料(PDF)
・長期的に必要な排出削減と適応の対策:京都議定書の次のステップ。
・温室効果ガスの大気中濃度の安定化水準と排出量削減のレベル。
・地球規模の参加と衡平性の確保。


第11回2005/12/20 2013年以降の国際制度の設計の視点(2)
- 講義資料(PDF)
・長期的視点からのシナリオ分析。
・市場メカニズムの活用。
・技術開発・移転に関する国際協力。


第12回2006/01/14 2013年以降の国際制度の設計・交渉に関する課題
- 講義資料(PDF)
・わが国における課題。
・米国など先進国との連携・協力に関する課題。
・途上国との連携・協力に関する課題。


第13回2006/01/17 まとめ
- 講義資料(PDF)
・持続可能な未来への移行において地球環境問題が突きつける挑戦の意味。
・地球環境問題がもたらす人類社会変革の機会。



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