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戦後日本外交論

お知らせ


科目名戦後日本外交論 [ シラバス ]
http://fdr.sfc.keio.ac.jp/sennichi2005/index.htm

 このところ日本の国連安全保障理事会常任理事国入りの可能性が話題になっています。そして、小泉内閣のもとでは、自衛隊がイラクに派遣され、多国籍軍とともに、復興支援に当たるという、以前には、まったく考えられない状況が出現しました。もとより、こうした変化は、いきなり起きたわけではありません。過去からの積み重ねの結果です。
 この授業の1コマ目では、日本の外交は、敗戦時の1945年以来、現在まで、どのように変化してきたかをテーマに、議論していきたいと思います。その際に、国際社会、国内の政治状況を押さえていきます。日米、日中、他のアジア諸国と日本の関係、国連との関係などは主要なテーマになるでしょう。2コマ目では、1コマ目で、取り扱った内容をめぐり討論をします。大人数の教室ですが、毎年、そうしたことを試みます。
 このクラスでは、もう一つ、六月末ないし七月はじめに、プレゼン大会に参加するためのグループワークがあります。五月連休明けに、班分けをし、そのグループが、プレゼンのテーマに沿って勉強を重ねます(テーマ設定など詳細は、授業中に説明)。これは、テーマを掘り下げることもさることながら、四月に入学したばかりの学生諸君が、学問を通じて、友達を見つけるということを目的にしています。思い出深いグループワークになるように、積極的に参加してください。なお、プレゼン大会のためのグループワークのみの参加は認められません。


担当者 草野 厚
授業期間2006年春学期 木曜日5時限,木曜日6時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
受講したい回をクリックしてください。
第01回2006/04/13 目的と手段
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
コース全体の紹介を行います。一コマ目の第2回目以降の内容は、下記のとお
りですが、あくまで、シラバス執筆時点での、考え方です。国際情勢は時々
刻々変化しており、日本の対応も変わっているからです。特に、今年は、内
容は、全体として、昨年と変わりませんが、プレゼンの仕方を変えようと思
っています。日本外交の主要な事柄について首相や外相はどう考えていたの
か。それに新聞の社説はどう反応していたかなどを紹介しつつ授業を進めま
す。まだ、シラバス執筆の時点で、最終的に固まっていません。二こま目の
授業の進め方は、一コマ目の内容を受けて、諸君の積極的参加を募りなが
ら、討論します。たとえば、諸君が現在の日本外交についてどのような印象
をもっているかを聞いてみたいと思います。昨年は、米国によるイラク攻撃
があり、日本の小泉政権は、同盟国の立場から率先して、これを支持し、復
興支援の目的で自衛隊をイラクに派遣しました。諸君も考える機会が多かっ
ただろうと思います。第2回目以降の授業では、様々な外交に関連するテー
マについて、諸君がどのような認識をもっているかをアンケート調査し(一
コマ目の終わりに実施)、それを直ちに集計して、二こま目の討論に反映さ
せます。


第02回2006/04/20 戦後日本外交のタイプわけ
- 配布資料(PDF)
1951年までの占領期、その後の冷戦期と、日本には主権国家としての外交が
なかったと揶揄する向きもあります。それはあまりに極端な見方ですが、そ
うではないと反論するためには、日本がどのような外交を行ってきたのか、
大づかみに整理し、説明することが必要でしょう。


第03回2006/04/27 安全保障からみた日米関係(1)
- 配布資料(PDF)
日本が、戦後再び国際社会に復帰するには、連合軍との平和条約(講和条
約)を結ばなければなりませんでした。そこに至る過程を、国際社会の変化
や国内の状況を紹介しながら説明します。冷戦が1947年に勃発したことが、
日本の運命を大きく変えたことが中心のテーマとなるでしょう。


第04回2006/05/11 安全保障からみた日米関係(2)
- 配布資料(PDF)
日本が国際社会に復帰する条件と同時に結ばれることになった日米安全保障
条約。1960年の日米安保条約改定、1996年の日米安保再定義が行われるに至
った理由や、各論としての1998年の周辺事態法などを考えてみたいと思いま
す。朝鮮半島や、中国台湾関係についても、また多国間の安全保障システム
についても言及します。


第05回2006/05/18 日本の抱える領土問題
- 配布資料(PDF)
鈴木宗男代議士のスキャンダルで俄かに注目されることになった北方領土を
はじめ、いくつかの領土問題について、そのポイントを説明し、返還の可能
性などについて議論します。


第06回2006/05/25 通商問題
- 配布資料(PDF)
経済摩擦という言葉はほとんど聞かれなくなりましたが、冷戦が終わるまで
の日本外交の主要なテーマは、米国との経済摩擦でした。時には、両国関係
全体を揺るがすような緊張も経験しました。なぜ、そうした摩擦が生じ、ま
た、そのような摩擦は、現在ではあまり見られなくなったのか、考えます。


第07回2006/06/01 通商関係からみたアジア
- 配布資料(PDF)
日本の周辺諸国の経済的発展は、80年代、90年代に比べ著しいものがありま
す。日本は、どのような方針で臨もうとしているのか、またどのような成果
を得てきたのか、考えてみたいと思います。


第08回2006/06/08 【塾内限定公開】国際協力(1)
国際協力としてのODAを考えます。憲法9条の制約から日本の国際協力の手段
は限られてきました。ODAは国民の支持を受けて行われなければなりません
が、必ずしも十分に関心も持たれてきませんでした。したがって、よくその
実態が知られているとはいえません。どのように、誰が行っているのか、基
本から説明します。


第09回2006/06/15 国際協力(2)
- 配布資料(PDF)
ODAの課題について考えます。なんのためにODAを行うのか。注目されている
NGOとの協力関係はどのようになっているのか。援助国同士、国際機関との連
携はどのようになっているのか。財政逼迫の状況から、これまでの規模を維
持すべきなのか、考えます。


第10回2006/06/22 国際協力(3)
- 配布資料(PDF)
国連平和維持活動に日本の自衛隊が参加してから10年がたちました。ODAとは
違った形の国際協力がこうして行われるようになりましたが、つい最近ま
で、他の諸国とはかなり姿を変えた参加ぶりでした。なにが、どう異なって
いたのか、そしてその理由は等々、考えます。


第11回2006/06/29 平和主義
- 配布資料(PDF)
国際協力の新しい考え方に平和構築とよばれるものがあります。簡単にいえ
ば、紛争後のPKO活動や最小限の人道援助から、いかに本格的な国づくりに資
する援助にどう、つなげていくかを考えるというものです。ポイントを紹介
します。


第12回2006/07/06 地球規模問題
- 配布資料(PDF)
平和構築と同様に、日本も含めた多国間の協力によって考えられる問題で
す。環境、AIDS、麻薬などについて、国際協力の場には、どのようなものが
あるのか、その成果は、また日本の役割はなどについて考えます。授業終了
後、打ち上げを行います。


第13回2006/07/08 【塾内限定公開】プレゼン大会



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