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言語とヒューマニティ

お知らせ


科目名言語とヒューマニティ [ シラバス ]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~t04844km/humanity/

 この科目は、言語というパースペクティブから、哲学・歴史・文学・宗教・芸術といった人文科学諸分野を考察することを目的とする。声、文字を使った話す、歌う、語る、書くといった人間の行為は、意図の伝達、共同性の構築、芸術作品の創造などの問題を考えるうえでその基盤となす。つまり言語を考えることは、その話し手であり、聞き手である人間を考えることであり、人間と人間の絆を考えることである。グローバリゼーションが喧伝されるこの現代において、人間の起源が解き明かされようとしているこの現代において、「個」としての人間存在と「人間性(=ヒューマニティ)」との関係をどのように考えていけばよいのか、この問題を「言語」を支柱として探求していく。


担当者 國枝 孝弘
授業期間2006年春学期 水曜日1時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
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第01回2006/04/12 言語と人間
- 講義資料(PDF)
ヒューマニティという言葉の定義、言語との関連性、授業の目的について解
説する。
 参考文献
 丸山圭三郎『ソシュールの思想』(岩波書店)
 斧谷彌守一『言葉の二十世紀』(ちくま学芸文庫)
 ジョージ・スタイナー『脱領域の知性』


第02回2006/04/19 声と人間
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
 ソシュール言語学に見られる「言語の恣意性」に対立する立場から、
「音」としての言語の特性に着目し、人間にとって「声」とは何か、それは
人間同士のどのようなつながりを可能にするものなのか、といった問題を考
える。

 参考文献 
 川田順三『声』(ちくま学芸文庫)
 小沢昭一『ものがたり 芸能と社会』(白水社)
 兵藤裕己『<声>の国民国家・日本』(NHKブックス)
 工藤進『声』(白水社)


第03回2006/04/26 文字と書くこと
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
人間はなぜ書くということを始めたのか、また何を書き記すために、文字を
用いたのか、そして私たちの日常の生活において、書くという行為はどのよ
うな重要性を持っているのか、といったことについて考える。

参考文献
 白川静『回思九十年』(平凡社)
 ハヴロック『プラトン序説』(新書館)
 プラトン『パイドロス』(岩波文庫)
  藤枝晃『文字の文化史』(講談社学術文庫)


第04回2006/05/10 想起と解釈 - 書かれたものをめぐって -
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
 


第05回2006/05/17 ことばと名づけ
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
 「名づけ」という具体的行為を通して、言語と世界の係りを探るととも
に、文字という形に結晶化する言語の創造性について考える。

 参考文献
 田中克彦『名前と人間』(岩波新書)
 丹生谷貴志他『現代哲学の冒険 物語』(岩波書店)
 オング『声の文化・文字の文化』(藤原書店)
 


第06回2006/05/24 宗教と人間 -言葉からのアプローチ -
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
 宗教とことばの関係は、次の2つの問題において顕著になる。ひとつは「表
現できない至高体験」という言語化の否定。一方ことばによる世界の創造と
いう、モノとことばとの一体性である。このふたつの問題に焦点をあて人間
存在における宗教の位置付けについて考える。 
  
 参考文献 
 ブーバー『ハシディズム』(みすず書房) 
 ジョルジュ・バタイユ『宗教の理論』(人文書院) 
 ルドルフ・オットー『聖なるもの』(岩波文庫) 
 田川健三『宗教とは何か?』(大和書房)理性的人間の解体? 
 西谷修「<宗教>と近代 ― 世俗化のゆくえ」、『宗教への問い4 宗
教と政治』(岩波書店) 
 所収


第07回2006/05/31 個と近代 - 言語(母語)と共同性 -
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
ことばと人間存在を、「個」をどのように表象するかという観点から考察す
る。具体的には近代合理主義における、個という単位、そこに内在する抽象
性と普遍性という問題を取り上げる。

 参考文献
 ルナン『国民とは何か』(河出書房新社)
 フィンケルクロート『思考の敗北』(河出書房新社)
 西谷修『不死のワンダーランド』(講談社学術文庫)
 塚原史『人間はなぜ非人間的になれるのか』(ちくま新書)


第08回2006/06/07 個と近代(2) - 語りと共同性 -
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)


第09回2006/06/14 物語と共同性
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)


第10回2006/06/21 ことばと歴史
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)


第11回2006/06/28 (非)人間的体験と言語 - 20世紀初頭の言語革命を中心に -
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)


第12回2006/07/05 象徴と照応 -もの・世界と触知 -
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)


第13回2006/07/12 詩と人間
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF)
- レポートについて(PDF)
 詩的言語というメッセージ性を離れた言語の特質と、詩的世界を生み出す
人間の能力について考える。また、文学における伝承と独創性の問題を扱
う。

  参考文献
 T・S・エリオット「伝統と個人の才能」、『文芸批評論』(岩波文庫)所
収
 ウォルター・ベンヤミン「物語作者」、『ベンヤミンコレクション2エッセ
イの思想』(ちくま学 
 芸文庫) 所収
 西郷信綱『詩の発生』(未来社)



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