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リスクマネジメント論

お知らせ


科目名リスクマネジメント論 [ シラバス ]
http://digitalearth1.sfc.keio.ac.jp/class/riskmg2006/index.html

 科学や産業技術の恩恵の一方で今日われわれは、交通事故をはじめとして、大気・水質汚染、有害化学物質、放射線汚染、自然災害、生態系の破壊、感染症など、日常的なリスクから高度/巨大技術に伴うリスク、地域・民族紛争に至るまで、実に様々な「リスク(被害の可能性)」に直面せざるをえなくなった。もはや、豊かさや利便性を享受しながら、「ゼロリスク」を求めることは不可能であり、どのようにリスクと共存しながら持続可能で安心な生活をしていくかが問題となりつつある。さらに、経済活動の国際化が急速に進展するとともに、これらの人間の活動が与える環境の負荷は、グローバルコモンズとしての地球環境の容量を脅かすといった新たなグローバルリスクも生起させ、環境・エネルギー・経済成長といったいわゆるトリレンマ問題の克服が模索されている。そしてこれらの最近のリスクは、その時空間的な様相の変化や波及する速度が、急激かつ非線型的であるという特徴を有しており、時空を越えた課題に対する情報技術(IT)への期待も大きい。
 以上の問題意識から本講義では、リスクに対する科学的な評価結果と価値基準に根ざした総合的な意思決定のために、リスクアセスメント(RA)、リスクをとりまく関係者の相互作用であるリスクコミュニケーション(RC)、そしてリスクマネジメント(RM)を概観する。リスク学は、広く人間活動全般に適用される実用学際科学である。本講義では、特に自然環境及び社会環境と人間活動との関わり、または相互作用の結果として生じるリスク事象を対象とする。従って、その基礎となる学問も非常に幅広い。関連する学問領域は限りないが、その中でもリスク学と同様に学際科学として位置付けられている、システム工学、都市工学、環境科学等についても適宜言及したり、時には外部から講師を招聘する。そして不確実性の下での意思決定を前提に、どこまでリスクを容認することが可能か、リスクの少ない社会を築くには、どうすればよいかを考えたい。


担当者 福井 弘道
授業期間2006年春学期 金曜日4時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
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第01回2006/04/14 ガイダンス
- 講義資料(PDF)
講義の計画
リスクとは / リスク学の領域


第02回2006/04/21 リスクI
- 講義資料(PDF)
リスクアンケート
健康被害と環境リスク


第03回2006/04/28 リスクII
- 講義資料(PDF)
自然災害と都市災害


第04回2006/05/12 リスクIII
- 講義資料(PDF)
社会経済的リスク


第05回2006/05/19 リスクIV
- 講義資料(PDF)
高度技術リスクと技術文明


第06回2006/05/26 特別講義
- 講義資料(PDF)
「高度科学技術とリスク」(仮題)


第07回2006/06/02 リスクアセスメントI
- 講義資料(PDF)
リスク評価の枠組み /
 定量化(科学的手法)


第08回2006/06/09 【長坂俊成氏特別講義】ICTを活用した地域防災力の向上に資するリスクガバナンス研究
- 長坂氏講義資料(PDF)
リスクの不確実性


第09回2006/06/16 リスクアセスメントIII
- 講義資料(PDF)
GISによる定量的なリスクアセスメント


第10回2006/06/23 リスクコミュニケーション
- 田中さん講義資料(PDF)
- 福井先生講義資料(PDF)
リスク認知とバイアス / リスク認知の測定


第11回2006/06/30 環境リスク管理と地図情報表示:ハザードマップ
- 講義資料(PDF)
「リスクコミュニケーション−相互理解とよりよい意思決定を目指して」
(仮題)


第12回2006/07/07 リスク・コミュニケーション技術に関する検討
- 講義資料(PDF)
定義とその背景 / 
戦略・政策・法制度 


第13回2006/07/14 まとめ
- 講義資料(PDF)
ディスカッション



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