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リージョナルアナトミー論G

お知らせ


科目名リージョナルアナトミー論G [ シラバス ]


「イスラーム圏」
イスラーム神学の基本原理を学びながら、イスラーム圏を読み解くための新しい方法論の構築を模索すると同時に、イスラーム的視点から眺めたときのイスラーム圏についていくつかの具体例を提示する。イスラーム圏に対する理解は、 表層的でステレオタイプ化されたイメージや言説の域を出ないことが多く、しかも、イスラーム圏では「現実」(現に起きていることと)と「真実」(そうなるべきであるとして望まれていること)の間にも大きな乖離があり、その実相がなかなか捉えられない。こうした状況を是正するために、 この講義では、 イスラームの教えそれ自体から方法論を導き出すという立場から、「アッラー」と「アッラーの預言者」の属性を扱うイスラーム神学の中から基本的な教理を紹介しながら、 今なお拡大を続けるイスラーム圏を理解するための最適な方法論を構築していく。 また、 こうした神学からの方法論に加え、 法学からの方法論構築についても適宜触れながら、 近代化、 グローバル化の波及によってこの地域に現われた現代的な問題についても言及して、 イスラーム世界に対する理解を深めたい。


担当者 奥田 敦
授業期間2006年秋学期 金曜日4時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
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第01回2006/09/29 なぜわからないのか中東・イスラーム圏
- レジュメ(PDF)
一昨年の米国同時多発テロ以降中東・イスラーム圏は衝突と敵対と排除の対
象に。イラク戦争はその象徴的出来事。オリエンタリズムによる情報の歪曲
と宗教に対する誤解と偏見も根強い。中東あるいはイスラーム圏の理解を困
難にしている諸要因を明らかにする。


第02回2006/10/06 アッラーはどこにいるのか
- レジュメ(PDF)
なぜリージョナルアナトミー論を宗教の視点から展開しようとするのか。宗
教と人間、宗教と社会のかかわりを明らかにしながら、イスラーム圏におけ
るイスラームの教えの規定性、さらに「タウヒード」の概念の重要性につい
て考える。


第03回2006/10/13 イスラーム神学の諸前提
- レジュメ(PDF)
「タウヒードの学」とも称される「イスラーム神学」を論じる際に前提とな
る基本的な概念、専門的な用語を解説する。


第04回2006/10/20 存在の世界・悟りの世界(神についてI)
- レジュメ(PDF)
「存在」「無始の古さ」「不滅」「生起物と相容れない」という神の4つの属
性について紹介するとともに、道元の『正法眼蔵』に現れた認識論的な世界
観との比較も行なう。



第05回2006/10/27 存在の世界・悟りの世界(神についてI)続き
- レジュメ(PDF)
「自存」「唯一性」という神の属性について考察する。偶像崇拝や三位一体
がなぜ受け入れられないのかについても考える。多神教といわれるものとの
対比も行ないたい。 


第06回2006/11/10 神が一つであるとはどういうことか(神についてII)
「力能」「意志」「知」「生」「視」「聴」「語り」という存在的概念的な
神の属性について紹介しながら、神は何を行なうのかを考察する。


第07回2006/11/17 神が一つであるとはどういうことか(神についてII)(続き)・神は何を行なうのか(神についてIII )
- レジュメ第6回(PDF)
- レジュメ第7回(PDF)
必然としての存在的意味的な7つの属性と、20の「不可能」、さらに「許容」
という神の属性を紹介する。神の意志と人間の意思のかかわりなどについて
も考察する。



第08回2006/12/01 神は何を行なうのか(神についてIII)・天命と人間の自由(神についてIV)
クルアーンには、イブラーヒーム(アブラハム)、ムーサー(モーゼ)、イ
ーサー(イエス)などを含めて25名の預言者が登場する。彼らの属性を紹介
する。



第09回2006/12/15 天命と人間の自由(神についてIV)(続き)・アッラーの御使いについて
- レジュメ第8回(PDF)
「魂(ルーフ)」の視点からイスラームにおける人間のありようを明らかに
していく。それは天使と人間のかかわりを明らかにすることでもある。



第10回2006/12/22 アッラーの御使いについて(続き)天使はなぜ人に祈るのか
- レジュメ第9回(PDF)
タウヒードの世界観に基づく人権とはいかなるものなのか。現代を代表する
イスラーム学者の見解に基づきつつ、その根拠、特質、実践について考え
る。



第11回2007/01/12 イスラームと経済
- レジュメ第10回(PDF)
利子を禁じる一方で、ザカーやサダカといった富の自律的な還流のシステム
をもつイスラーム経済。フィールド・ワークから具体例を示しつつ、イスラ
ーム圏におけるフィールド・リサーチの方法論についても考えてみたい。


第12回2007/01/19 イスラームにおける人間(続き)
- レジュメ第11回(PDF)
二つの教えはなぜ対立ばかりが際立つのか。レバノン戦争における非人道性
にもふれながら、二つの教えを実践の現状という観点から捉えなおし、両者
の共存の道を考える。



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