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ガバナンス論

お知らせ パネルディスカッションについて:次の通り実施します。 2007年1月15日・22日 パネルのテーマ:①民主主義とガバナンス、②国際協力とガバナンス 以上


科目名ガバナンス論 [ シラバス ]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~kgw/Lecture/SFC/Governance/2005/index.html

 本講義では、 「問題発見」 (=現状に対する認識) から 「問題解決」 (=設定された目標と得られた現状認識との乖離を解消するための選択的な方策) へという公共政策・経営 (法人企業経営を含む) に関わる多様な主体とそれらの間の新しい関係を方向づける議論としてのガバナンス論を取り上げます。 ガバナンスには、 ミクロのセルフ・ガバナンス (自己管理) からグローバル・ガバナンス (地球的協治) まで多次元の諸相があります。
 ここでは、 ガバナンス論の基礎理論(J.ローズノウ、O.ヤング等)を紹介しながら、主として民主主義論と地方自治論(住民投票条例に見られる「直接」参加型などの可能性)の関係など地域ガバナンスも扱います。したがってメゾ (中間) レベルでのガバナンスを中心に、 領域国家内での政策課題が国際環境の中で解決しようとするときにおける非政府組織を含めた様々なネットワークによる実行・実現可能性について検証してみようと思います。


担当者 香川 敏幸
授業期間2006年秋学期 月曜日1時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
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第01回2006/09/25 概論と序論
- 講義
- 授業計画と序論(PPT)
授業を始めるにあたって: 授業概要の紹介、問題の所在、基本的な考え方。
ガバナンス論について、ひとつの整理を示す。(表を参照)


第02回2006/10/02 I. ガバナンス論の理論的展開(1) ローズノーの議論
- 講義内容(第2回、PDF)
ガバナンス論の理論的展開1〜ローズノー(James N. Rosenau)の議論〜: 
ローズノーは、ガバナンスをガバメントと明確に峻別する。リアリストのア
ナーキー概念に異を唱え、もはや政府はガバナンスの十分条件でも必要条件
でもないとする。ローズノーはガバナンスを「秩序プラス意図」とし、秩序
維持のために複数のアクターが意識的に模索する過程を重視した。


第03回2006/10/16 I. ガバナンス論の理論的展開(2) ヤングの議論
- 講義内容(PDF)
ガバナンス論の理論的展開2〜ヤング(Oran R. Young)の議論〜: 
ヤングのアプローチは、レジーム論を発展させたガバナンス・システムとい
うアプローチである。ここでは、戦後の国際機構論の流れを概観し、静態的
な国際機構論、動態的な国際機構論(地域統合論)、イッシュー別の機構論(レ
ジーム論)、複数レジームの相互関連性を踏まえたシステムとしてのガバナン
ス論へと発展していく様子を見ていく。 


第04回2006/10/23 I. ガバナンス論の理論的展開(3) グローバル・ガバナンス委員会の議論
- 講義内容(PDF)
ガバナンス論の理論的展開3〜グローバル・ガバナンス委員会の議論〜: 
グローバル・ガバナンス委員会はブラント元西ドイツ首相の呼びかけで1992
年に創設された委員会で、メンバーは26名である。ジャック・ドロールや緒
方貞子などが参加している。このアプローチは、実践性、市民性、規範性を
特徴としている。ここでは実務家中心のメンバーによる規範的アプローチを
概観する。


第05回2006/11/06 II. ガバナンス論の現在(1) 開発とガバナンス
- 講義内容(PDF)
開発とガバナンス: 
国際機関を中心として90年代に盛んに用いられるようになった「ガバナン
ス」概念を整理する。世界銀行、USAID(米・国際開発庁)、米州開発銀行
(IDB)、UNDP(国連開発計画)等のガバナンスの定義を整理するとともに、相手
国の「グッド・ガバナンス」促進のための開発について論ずる。 
注:授業後にプロポーザルを提出してください。 


第06回2006/11/13 II. ガバナンス論の現在(2) 地方自治とガバナンス
- 講義内容(PDF)
地方自治とガバナンス: 
新潟県巻町の住民投票に代表されるように、地方自治と国家の政策運営が齟
齬をきたす場面がある。このような問題について、参加型民主主義をガバナ
ンスの観点から整理する。た、首都圏連合のような広域行政、道州制など、
地方行政制度についても触れたい。
受講者にも、事前に、住民投票条例および住民投票実施例を調べ、その結果
を授業の中で紹介してもらう。 


第07回2006/11/20 II. ガバナンス論の現在(3) 民主主義とガバナンス
- 講義内容(PDF)
- 講義参考資料(PDF)
民主主義とガバナンス: 
グローバリゼーションの進行にともない、民主主義は大きな挑戦を受けてい
る。「ナショナル・デモクラシー」が、一方で民衆のローカルで多様な要求
に、他方で地球大に拡大した多様な問題群に、十分な対応がとれなくなって
いる。このような民主主義の閉塞を解決する概念としてヘルド(D. Held)のコ
スモポリタン民主主義を概観する。


第08回2006/12/04 III. 新しいガバナンスのかたち(1) 多層的なガバナンスについて
- 講義内容(PDF)
- 講義資料(PDF)
新しいガバナンスのかたち1〜多層的なガバナンスについて〜: 
ポリシー・サイクルからポリシー・インテグレーションへ、現在進行してい
るガバナンス型地域統合の実際について概観する。 
注:授業後に中間ペーパーを提出してください。


第09回2006/12/11 III. 新しいガバナンスのかたち(2) 多層的なガバナンスについて(II)
- 講義内容(PDF)
新しいガバナンスのかたち2〜多層的なガバナンスについて(つづき)〜: 
多元的な民主主義、政策ネットワークとネットワーク・ガバナンスなど、新し
いガバナンスのかたちについて考える。


第10回2006/12/18 III. 新しいガバナンスのかたち(3) (環境)政策統合について
- 講義内容(PDF)
 新しいガバナンスのかたち3〜(環境)政策統合について〜: 
政策移転・普及・収斂(統合)など、新しい政策形成に関するガバナンスを考
える。


第11回2007/01/15 IV. パネル・ディスカッション(1)
 パネル・ディスカッション(Ⅰ):各パネルのプロポーザルの発表


第12回2007/01/22 IV. パネル・ディスカッション(2)
 パネル・ディスカッション(Ⅱ):最終発表と討論 
注:授業後に最終ペーパーを提出してください。



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