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高齢者環境設計論

お知らせ


科目名高齢者環境設計論 [ シラバス ]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~ryoko/gerontechnology/index.html

 高齢者にとって好ましい環境設計は今日の高齢社会において重要な課題です。その実現に際しては高齢者の特性を考慮した、広範な視点からの対応が求められます。本講義は高齢者のためのよりよい環境の立案者となるにあたり必要なセンスと力を修得することを目標としています。
内容は人間工学の基本である「知る」、「測る」、「造る」の3部から構成されています。「知る」では、高齢者の身体的・法的定義やヒトの身体機能、知覚・認知機能、行動特性の加齢効果を概観し、高齢者の特性を理解します。「測る」では、これらを考慮した高齢者のための環境設計法の基礎として、主観評価法、行動分析手法など伝統的な人間工学の手法に加え、生体信号を手がかりとした他覚的評価手法など最新の分析手法、さらには得られたデータの設計への応用法を学びます。「造る」では、ジェロンテクノロジー(加齢工学)の最先端を取り上げ、道具・情報技術・住宅設計・都市設計・介護などの生活環境支援方法を実務の側面から理解します。これらの内容により、高齢者に配慮した環境設計における問題発見から解決までのプロセスを理解していただきたいと思います。


担当者 福田 亮子
授業期間2006年秋学期 金曜日1時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
受講したい回をクリックしてください。
第01回2006/09/29 オリエンテーション
- 講義資料(PDF)
本講義の導入として、高齢者のための環境設計の必要性を高齢社会の現状を
示すデータを見ながら理解する。また、高齢者の位置づけや高齢者のための
環境設計の必要性について考える。


第02回2006/10/06 運動機能に見られる加齢効果
- 講義資料(PDF)
加齢による身体機能の変化はさまざまな形で現れる。高齢者を「知る」ために
まず高齢者と若齢者の生理機能の相違を概観した後、運動系、呼吸・循環・
内臓系に見られる変化に焦点を当てる。


第03回2006/10/13 視覚機能に見られる加齢効果
- 講義資料(PDF)
視覚機能の変化はもっとも意識されやすい加齢効果の1つである。ここでは
視力の低下や色覚の変化など高齢者の視覚機能に生じる変化について理解を
深める。


第04回2006/10/20 聴覚・触覚機能に見られる加齢効果
- 講義資料(PDF)
聴覚をはじめとする視覚以外の感覚機能においても加齢による変化は顕著に
現れる。これらについて理解を深める。


第05回2006/10/27 高齢者の精神活動
- 講義資料(PDF)
「高齢者の立場に立って」環境を設計するにあたっては、高齢者の情報受容(=
感覚機能、入力)および行動(出力)のみならず、そのプロセスにおける高齢者
の思考を理解することも肝要である。ここでは特に問題解決、記憶、心理(感
情)に焦点を当て、若年者との違いを明らかにする。


第06回2006/11/10 高齢者環境設計の方法
- 講義資料(PDF)
高齢者のための環境設計を実現するにあたっては高齢者の特性を把握するこ
とが肝要である。そのための方法は人間の主観に基づく「主観的評価手法」と
人間の情報受容に伴う生体信号の変化を手がかりとする「他覚的評価手法」に
大別される。ここでは高齢者を対象にこのような方法を適用する際の注意点
も含め、いくつかの手法について解説する。


第07回2006/11/17 高齢者環境設計におけるコンセプト
- 講義資料(PDF)
高齢者のための環境設計に関する従来の思想と最新の考え方を学ぶ。バリア
フリーデザインとユニバーサルデザイン、ジェロンテクノロジー
(Gerontechnology:加齢工学)が話題の中心となる。また、高齢者のための環
境設計においては高齢者を「体験する」ことも重要であると考えられることか
ら、高齢者シミュレータを利用した演習を予定している。


第08回2006/12/01 モノとのかかわりにおけるジェロンテクノロジー
- 講義資料(PDF)
日常生活において用いられる小さな道具1つ1つをとってもその使い勝手は若
齢者と高齢者では大きく異なる場合がある。単純な道具から家電のような複
雑な機器まで、高齢者にとって使いやすい「モノ」とはどういうものかを実例
をとおして考察する。


第09回2006/12/08 情報環境におけるジェロンテクノロジー
- 講義資料(PDF)
ディスプレイ上の小さな文字や細かい動きを必要とするマウスなどに見られ
るように、情報環境における高齢者への配慮は、高齢者がユーザとしてとら
えられていなかったために極めて遅れている。ここでは情報環境における現
状を把握し、解決策を見出すことを目標とする。


第10回2006/12/15 住環境におけるジェロンテクノロジー【実習のため、非公開】
高齢者が安心して住める住居とはどのようなものであるか、住環境にはどの
ようなジェロンテクノロジーが導入されているかを考察する。

第11回2006/12/22 モビリティ確保のためのジェロンテクノロジー
- 講義資料(PDF)
身体運動機能の低下はモビリティに影響を与える。高齢者のモビリティを確
保するための技術について理解を深めるため、公共交通機関から自家用車、
電動車椅子などにいたるまでの各種交通手段ならびに道路や駅などの関連施
設の現状を把握し、高齢者がこれを利用する際の問題点を明らかにする。


第12回2007/01/12 介護におけるジェロンテクノロジー
- 講義資料(PDF)
高齢者の介護は高齢社会におけるもっとも大きな問題の1つである。高齢少子
化に伴い、介護される側だけでなく介護する側も高齢化が進んでいる。介護
する側、される側にとって適切な環境設計について考察する。


第13回2007/01/19 高齢者環境設計における今後の課題
- 講義資料(PDF)
高齢者に合った環境設計をするにあたってこれから解決していかなければな
らない課題を明らかにする。
*自由課題レポート(必須)提出、英語論文講読(任意)提出期限



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