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安全保障論

お知らせ 最終レポートの課題が提出されています。健闘を期待します!


科目名安全保障論 [ シラバス ]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~kenj/security/

 安全保障は古来より国家の最も重要な課題であった。今日の安全保障論は、国防(Defense)の概念から、多元的な安全保障(Security)の概念への変遷を背景として、ポスト・ポスト冷戦期の新しい概念構築を要請されている。本講義では、特に冷戦後の国際安全保障の特徴について、①国家防衛の概念、②同盟関係、③多国間安全保障協力、④非伝統的安全保障、⑤軍事技術と国防産業、⑥日本の防衛力と安全保障政策、⑦対テロ戦争と安全保障論の新展開といった各論点に絞って検討する。
 授業は講義を中心とし、中間レポート(2000字以上)及び最終レポート(3000字以上)によって成績を評価する。また安全保障政策の実務に携わるゲスト講師を招聘する予定である。学生による質問・コメントは授業中、授業前後に積極的に受け付ける。


担当者 神保 謙
授業期間2006年春学期 火曜日2時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアル
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第01回2006/04/11 「空間横断の安全保障」の出現?:冷戦後と9.11後は安全保障に何をもたらしたか
- 講義資料(PDF)
初回の講義は「安全保障論」全体のイントロダクションとともに、冷戦後・
9.11後の安全保障概念の変遷について、「フレームワーク」を用いた議
論の重要性を検討する。とりわけ「グローバル」「リージョナル」「バイラ
テラル」「ナショナル」の空間軸の「横断」と「侵食」について論じる。


第02回2006/04/18 安全保障政策の体系:国防・同盟・多国間安全保障協力の諸類型
- 講義資料(PDF)
本講義では、安全保障政策の多様な類型を理解することを目的とする。国家
の防衛にあたり国内の治安、国家防衛、そして同盟関係などの諸枠組と共
に、国際安全保障を担う多国間安全保障協力についても、その組織・目的・
機能・限界性等について検討する。


第03回2006/04/25 抑止論(deterrence)と拡大抑止(extended deterrence)
- 講義資料(PDF)
安全保障論の基本概念は抑止論の理解とその応用によって形成される。本講
義では基本抑止・懲罰的抑止・拒否的抑止などの諸概念を整理した後に、拡
大抑止について冷戦期と冷戦後の特徴について検討する。


第04回2006/05/09 核戦略とミサイル防衛
- 講義資料(PDF)
冷戦期の安全保障論は米ソ両国の核戦略によって決定的に規定されていた。
「大量報復戦略」「柔軟反応戦略」「相互確証破壊」などの諸理論を検討し
つつ、冷戦後の核戦略についてレビューする。またミサイル防衛が登場した
背景と現在の状況についても検討する。


第05回2006/05/16 軍備管理・軍縮・不拡散・拡散対抗
- 講義資料(PDF)
本講義では軍備管理・軍縮の歴史的経緯と理論を振り返りつつ、現代におけ
る大量破壊兵器(WMD)及び通常兵器の軍備管理・軍縮の状況と展望につ
いて論じる。またWMD不拡散とともに拡散対抗という概念が浮上した背景
について理解する。


第06回2006/05/20 【5/2分補講】国連の安全保障と多国間主義の可能性と限界
- 講義資料(PDF)
第二次大戦後の国際安全保障に国連が果たした役割を理解すると共に、冷戦
後の期待と挫折、9.11後の世界における国連の役割の再検討について検
討する。同時に、多国間安全保障が具備する可能性と限界について理解を深
める。


第07回2006/05/23 欧州の安全保障 - NATOとEUを中心に -
- 講義資料(PDF)
欧州における多国間安全保障の歴史(ウイーン体制、ロカルノ体制、北大西
洋条約機構、欧州安全保障協力)を理解するとともに、欧州に浮上した「共
通安全保障政策」(CSDP)の背景とその可能性について論じる。


第08回2006/05/30 アジアの安全保障
- 講義資料(PDF)
第二次大戦後のアジアにおける「ハブ・スポーク」体制の特徴と、冷戦後の
多国間安全保障の成立過程とその特徴について検討する。また近年の「新し
い多国間メカニズム」について紹介しつつ、アジアにおける「ハブ・スポー
ク」体制が「ネットワーク」モデルとして変質する可能性についても検討す
る。


第09回2006/06/06 軍事技術・国防産業・インテリジェンス
- 講義資料(PDF)
安全保障論の理解に欠かせないのは、軍事技術の進展が安全保障概念・政策
にいかなる影響を与えるかという視点である。本講義では現代の軍事技術を
概観しつつ、国防産業と技術開発体制について検討する。また安全保障政策
におけるインテリジェンスの役割についても理解を深める。


第10回2006/06/13 テロリズムとカウンター・テロリズム
- 講義資料(PDF)
9.11事件は世界的に衝撃を与えたと同時に、米国の安全保障政策に地殻
変動をもたらした。9.11事件の国際安全保障に与える意味を検討すると
同時に、米国の「カウンターテロリズム」「先制行動論」の浮上した背景と
その枠組を検討する。


第11回2006/06/20 日本の安全保障政策と防衛体制 I : 防衛政策の基礎的理解
- 講義資料(PDF)
本講義では第二次大戦後の日本の防衛政策が形成された背景を理解すると同
時に、防衛政策の枠組み、日米安保体制、日本の防衛法制等について基礎的
な理解を促す。


第12回2006/07/04 日本の安全保障政策と防衛態勢 II : 現代の防衛政策の課題【ゲストによる講演】
本講義では第11回の理解を基礎にしながら、現代の日本の防衛政策の課題
について検討する。とりわけ日米安保体制の新しい展開、日本と国際安全保
障とのかかわり、危機管理体制等について検討する。

第13回2006/07/10 【6/27分補講】日本の安全保障政策と防衛体制  III :現代と将来の展望
- 講義資料(PDF)
本講義では現在日本が抱えている安全保障政策の課題を整理し、予見しうる
将来に生起しうる脅威と紛争の可能性、及びそれらに対するシナリオについ
て検討する。



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