KGC


[ Japanese ]
REGION AND CULTURE (EUROPE AND CIS COUNTRIES)

NEWS 麻疹流行による義塾一斉休講の結果、担当教員3名の協議を経て、6月21日に予定していた堀の講義「岐路に立つ現代フランス」は割愛することになりました。


TitleREGION AND CULTURE (EUROPE AND CIS COUNTRIES) [ Syllabus ]



Faculty Atsuko Koishi,Takahiro Kunieda,Shigeki Hori
Term2007 Fall
Level Undergraduate


Inquiry - Inquiry about this course


Lecture Video & Materials
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#012007/04/12 イントロダクション
 授業全体の説明のあと、講師3人によるパネルディスカッション形式で、本
講義において目指すことを浮き彫りにしたい。


#022007/04/19 フランス人とは何か?−国籍法とナショナル・アイデンティティー(堀1)
- 講義メモ(PDF) [公開終了]
 「フランス人」なるものの法的アイデンティティの基礎となる国籍法を、
(日本を含む)各国のそれと比較対照しつつ、歴史的・地政学的なパースペ
クティブの中で紹介する。その上で、短絡的結論に走ることを避けつつ、フ
ランス人におけるナショナル・アイデンティティの在り方を探る。人権思想
を支える「普遍的人間」という「フランス的な」理念との関係にも言及し、
各国の「国民意識」なるものを再考する。


#032007/04/26 ネーションとは何か?−近代的ネーションの理念と愛国主義(堀2)
- 講義メモ(PDF) [公開終了]
 典型的な近代国民国家と目されるフランスにおいて「ネーションとは何
か」という問題を考察する。ここで紹介するD・シュナペールのネーション
論は、アンダーソンのネーション論に決定的に影響されている日本の国民国
家観に一石を投じるだろう。また、大革命以降のフランスで、二つの異なる
愛国主義が真っ向から対立してきたありさまに言及し、わが国での愛国心を
めぐる論議を考えるための補助線を提供したい。


#042007/05/10 ライシテとは何か?−<共和国>流「共生」の方式(堀3)
 フランスの共和国原理は、近年日本でも多少知られるようになってきた
が、やや「教条的に」理解された上で、礼賛されたり敵視されたりしている
気味がある。ここでは、フランスの国立中・高等学校における宗教的シンボ
ルの顕示的着用を禁じる法律の制定に言及して、フランス共和国における社
会統合の鍵ともいえる「ライシテ」の原則を、それをめぐる論議とともに紹
介する。当然ながら、英米、日本における社会統合の方式と比較する。


#052007/05/17 「ヨーロッパ」とは何か?−プロジェクトとしての欧州連合−(ゲスト:政策・メディア研究科後期博士課程、中嶋洋平君)
- 講義メモ(PDF) [公開終了]
 欧州憲法条約がフランスの国民投票で批准されなかったことは記憶に新し
いが、それでも、フランスの将来が統合欧州にあることは間違いない。来る
べき「ヨーロッパ」は歴史・文化・宗教などの所与に根拠を置くのか、それ
とも、ネーション以上に進化した近代のプロジェクトなのか。この問いは、
国民国家と統合欧州の間の市民権の位置づけ、統合の目的性、「ヨーロッ
パ」の地理的限界、などの問題に直接関係する。


#062007/05/24 『記憶の場』再考(1)記憶とはなにか?(國枝1)
- レジュメ(PDF)
 「文化」を考えるにあたって、「記憶」という概念、方法論が、どれほど
の有効性を持ちうるのか検討するとともに、「記憶」が歴史的事象の叙述
や、文学テキストの創造において果たす役割を概観し、以後3回の授業で用い
られる「記憶」の意味内容を定義 する。
 また、補助テキストとしてもちいる、フランスで刊行された歴史書『記憶
の場』(邦訳『記憶の場』全三巻、岩波書店)について紹介をする。


#072007/06/07 『記憶の場』再考(2)アンシャン・レジームと革命(國枝2)
- レジュメ(PDF)
 フランスの歴史上最も重要な出来事であるといえるフランス革命が、19世
紀において、どのような評価を得ていったのかをたどる。特に「旧体制(ア
ンシャン・レジーム)」を一掃し、世界を再創造するというフランス革命像
の形成について考察することによって、「記憶の再構成」の過程を明らかに
したい。
 補助テキスト:フランソワ・フュレ「アンシャン・レジームと革命」
(『記憶の場』第1巻p.127-158.)


#082007/06/14 『記憶の場』再考(3)ヴァンデー地域と記憶(國枝3)
- レジュメ(PDF)
 フランス革命以後の歴史を振り返ると、革命理念、共和国理念が決してす
ぐさま現実に移されたわけではないことがわかる。ここでは ヴァンデ(フラ
ンス西部)のような「地方」が、どのようにして「反革命的」象徴として
人々に記憶されていったのか、その理由を探る。特にロマン主義的な思潮の
中で、キリスト教概念が、革命以前とは異なる形で、浸透を果た した理由を
検討していく。
 補助テキスト:ジャン=クレマン・マルタン「ヴァンデ ー 地域と記憶」
(『記憶の場』第1巻p.127-158.)


#092007/06/21 『記憶の場』再考(4)「ユダヤ人ーグレゴワール、ドレフュス、ドランシー」(國枝4)
- レジュメ(PDF)
 反ユダヤ主義は、西洋の歴史をつらぬき、またヨーロッパ全体に渡る広汎
な
歴史的事象である。この回では、19世紀後半のフランスに時代・場所をしぼ
り、この時期に形成された学問、当時で言えば科学的方法論にたった学問が
いかに反ユダヤ主義と結びついていたかについて検討する。
 補助テキスト:ピエール・ビバンボーム「ユダヤ人ーグレゴワール、ドレ
フュス、ドランシー」


#102007/06/28 【非公開】ことばと国家(1)(古石1)
 私たちには日本=日本語、フランス=フランス語という図式がないだろう
か。2回続きで、「ことば」をめぐる問題にみられる日本とフランスの国家体
質の類似点と相違点を探ってみたい。初回は国語の成立と少数言語(地域
語・少数言語、移民の言語)について考察する。

#112007/07/05 【非公開】ことばと国家(2)(古石2)
 前回に続き、両国の自国語普及政策について考察する。植民地と言語の問
題にも触れようと思う。

#122007/07/12 【非公開】ことばと思考、そして文化(古石3)
 第1回目の講義から通奏低音のように流れてきた「ことばと国家、ことばと
社会」という問題を考えるにあたり、我々はもう少しミクロな視点からもも
のを見ておく必要があるだろう。よく「ことばは透明なツールではない」と
言われる。それは「ことばは思考様式を決定する」という意味であったり、
「ことばは文化を反映する」という意味であったりする。だが本当にそうだ
ろうか。またもしそうであるなら、いかにして、どの程度までこれらの命題
は正しいのだろうか。「ことば」というものの役割を明確に押さえておくた
めに、この問題を具体的な例を通じて検討する。ジェンダー、人称、敬語体
系、等々について、日本語・フランス語・英語を視野にいれて考察する。


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