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[ Japanese ]
DEVELOPMENT AND THE LOCAL COMMUNITY

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TitleDEVELOPMENT AND THE LOCAL COMMUNITY [ Syllabus ]
http://web.sfc.keio.ac.jp/~llamame/


Faculty Junichi Yamamoto
Term2009 Fall
Level Undergraduate


Inquiry - Inquiry about this course


Lecture Video & Materials
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#012009/04/09 オリエンテーション、なぜ「開発とローカリズム」なのか
- 講義資料(PDF)
本科目の目的・授業計画を紹介し、「開発」の起源とその意味、開発問題と
ともに生み出された「低開発」「第三世界」という概念(言説)について考
察したのち、100年に一度といわれる経済危機の中にあってなぜ地域(ローカ
ル)の力が求められているのかを議論する。
課題文献(配布):
 山本純一「書評『南部メキシコの内発的発展とNGO――グローカル公共空間
における学び・組織化・対抗運動』」『アジア経済』掲載予定
参考文献:
Escobar, Arturo (1995), Encountering Development: The Making and 
Unmakig of the Third World, Princeton: Princeton University Press.
ヴォルフガング・ザックス編(1996)『脱「開発」の時代―現代社会を解読す
るキイワード辞典』晶文社(とくにG・エステバ「開発」の章)
参考文献:
Escobar, Arturo (1995), Encountering Development: The Making and 
Unmakig of the Third World, Princeton: Princeton University Press.
ヴォルフガング・ザックス編(1996)『脱「開発」の時代―現代社会を解読す
るキイワード辞典』晶文社(とくにG・エステバ「開発」の章)


#022009/04/16 開発主義の「メインストリーム」:近代化論と新自由主義
- 講義資料(PDF)
開発は好むと好まざるとにかかわらず近代化を志向する。その近代化とは何
か、そして現在の近代化論とでもいうべきネオリベラリズム(新自由主義)
に関する議論を概観する。
課題文献(宿題として読んでおくこと):
鈴木紀(2001)「開発問題の考え方」菊池京子編『開発学を学ぶ人のため
に』世界思想社
D・ハーヴェイ(2007)『新自由主義―その歴史的展開と現在』(渡辺治監訳)
作品社
参考文献:
富永健一(1996)『近代化の理論――近代化における西洋と東洋』講談社学
術文庫
二宮厚美(1999)『現代資本主義と新自由主義の暴走』新日本出版社
渡辺治(2001)『日本の大国化とネオ・ナショリズムの形成』桜井書店
魚住昭・斉藤貴男(2003)『いったい、この国はどうなってしまったの
か!』NHK出版
「21世紀日本の構想」懇談会(2000)『日本のフロンティアは日本の中にあ
る』講談社
古賀勝次郎(1983)『ハイエクと新自由主義―ハイエクの政治経済学研究』
行人社
渡辺幹雄(1996)『ハイエクと現代自由主義―「反合理主義的自由主義」の
諸相』春秋社
矢島欽次編著(1991)『新自由主義の政治経済学』同文舘
ミルトン・フリードマン(1984)『政府からの自由』(西山千明監修、土屋
政雄訳)中央公論社
金子勝(1999)『反グローバリズム――市場改革の戦略的思考』岩波書店
―――(1999)『反経済学――市場主義的リベラリズムの限界』新書館


#032009/04/30 近代化論に対するラテンアメリカからの反論:構造主義から従属論を経て世界システム論へ
- 講義資料(PDF)
近代化論に対する「周辺」からの挑戦といえる従属論の歴史的意義とこれに
対する批判を紹介したのち、21世紀の新自由主義時代におけるその役割を再
評価する。
参考文献:
クリストバル・カイ(2002)『ラテンアメリカ従属論の系譜――ラテンアメ
リカ:開発と低開発の理論』(吾郷健二監訳)大村書店
イマニュエル・ウォーラーステイン(1981)『近代世界システム1、2』
(川北稔訳)岩波現代選書
山下範久(2003)『世界システム論で読む日本』講談社選書メチエ


#042009/05/07 【非公開】メキシコ貧農の経済ネットワーク(グループワークかレポートかの選択締切)
- 増山氏論文 [Enrolled Students Only]
ゲスト・スピーカー:増山久美氏(拓殖大学他非常勤講師)
外からの開発とは異なり、貧農が相互扶助によって経済ネットワークを構築
している事例を見る。この事例は、伝統的社会と近代社会、または農村社会
と都市社会といった区分を超えたものである。
※この回までにグループワークと期末レポートのどちらにするか決めて授業
スタッフに伝えること。
課題文献(配布):
増山久美(2008)「アイス王国を築いた村:メキシコ、ミチョアカン州の貧農
たちの経済ネットワークと村の発展」

#052009/05/14 近代化論に対する日本からの反論:内発的発展論とサブシステンス論
- 講義資料(PDF)
柳田国男と南方熊楠の思想に大きく影響を受けた、鶴見和子の「内発的発展
論」の意義とそれに対する批判、そして開発主義からの脱却をめざす「サブ
システンス論」を紹介する。
参考文献:
鶴見和子(1996)『内発的発展論の展開』筑摩書房
――――(1999)『コレクション鶴見和子曼荼羅IX 環の巻 内発的発展論
によるパラダイム転換』藤原書店
郭洋春ほか(2005)『環境平和学―サブシステンスの危機にどう立ち向かう
か』法律文化社
岡本三夫・横山正樹編(1999)『平和学の現在』法律文化社
郭洋春ほか(2004)『脱「開発」へのサブシステンス論―環境を平和学す
る! 2』法律文化社
ビデオ『回生 鶴見和子の遺言 全2巻』藤原書店


#062009/05/21 ディスカッション
第4回、第5回の授業に対する質疑応答とディスカッションを行う。受講生は
あらかじめ下記の課題文献を熟読しておくこと。
課題文献:
鶴見和子(1996)第1章「内発的発展論にむけて」第2章「内発的発展論の系
譜」第3章「内発的発展論の原型―費孝通と柳田国男の比較」第4章「内発的
発展論と模式論」『内発的発展論の展開』筑摩書房
石田浩(1995)「書評『内発的発展と外向型発展―現代中国における交
錯』」『アジア経済』1995年12月号
李玲(1998)「郷鎮企業の発展に関する研究―中国政府の政策的対応との関
連で」『アジア・アフリカ研究』1998年第4号Vol.38, No.4, 44−85頁。
横山正樹(2005)「環境平和学としてのサブシステンス論」『環境平和学―
サブシステンスの危機にどう立ち向かうか』法律文化社


#072009/05/28 フィリピンと日本の都市貧困層 (1)
- 笠井修士論文 [Enrolled Students Only]
- 講義資料(PDF)
- 講義資料 補足写真(PPT)
教育体験:笠井賢紀(政策・メディア研究科後期博士課程)
「開発」の負の影響は途上国において貧困を生んでいる。「中心」と思われ
る先進国の都市部にも貧困は存在する。フィリピンと日本の都市貧困層を事
例として紹介する。

参考文献:
青木秀男(2000)『現代日本の都市下層―寄せ場と野宿者と外国人労働者―』
明石書店
笠井賢紀(2009)「参加型行政と公共性―フィリピン・ケソン市の事例から
―」慶應義塾大学湘南藤沢学会優秀修士論文
木場紗綾(2006)「都市貧困をめぐる「政治利用」と住民運動の主体性―マニ
ラ市パローラの事例から―」『国際協力論集』13-3、神戸大学大学院国際協
力科
日下渉(2007)「秩序構築の闘争と都市貧困層のエイジェンシー―マニラ首都
圏における街頭商人の事例から―」『アジア研究』53-4、アジア政経学会
倉沢愛子編著(2007)『都市下層の生活構造と移動ネットワーク―ジャカル
タ、東京、大阪、サン・クリストバルのフィールドワークによる実証―』明
石書店


#082009/06/04 フィリピンと日本の都市貧困層 (2)
- 講義資料(PDF)
教育体験:笠井賢紀(政策・メディア研究科後期博士課程)
ひとくちに「貧困」と言っても、国・地域、時代、用いる指標などによっ
て、その概念は様々に異なる。代表的な貧困理論について論じる。
参考文献:
絵所秀紀ほか編著(2004)『貧困と開発』日本評論社
スピッカー, ポール(2008)『貧困の概念―理解と応答のために―』生活書院
Spicker, Paul et al. ed., 2006, Poverty: An International Glossary, 
2nd edition, Zed Books Ltd., UK
Sen, Amartya, 2000, Development as Freedom, Anchor Books (セン, アマ
ルティア(2000)『自由と経済開発』日本経済新聞社)
西川潤(2008)『データブック貧困』岩波書店


#092009/06/11 フィリピンと日本の都市貧困層 (3) ディスカッションとまとめ
- 講義資料(PDF)
第8回、第9回の授業に対する質疑応答とディスカッションを行う。受講生は
あらかじめ下記の課題文献を熟読しておくこと。
課題文献:
岩田正美(2007)第1章「格差論から貧困論へ」第2章「貧困の境界」『現代の
貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護―』筑摩書房
日本寄せ場学会(2008)特集「貧困と排除」『寄せ場』第21号、れんが書房新
社


#102009/06/18 連帯経済 グローバル資本主義への草の根からの対抗運動
- 講義資料(PDF)
ネオリベラリズムのオルタナティブといわれている「連帯経済」の概念を歴
史的かつ経済学的に整理したのち、メキシコ・チアパス州とブラジルの事例
を考察する。
課題文献:
山本純一(2006)「連帯経済―人間中心の経済の再生をめざして」『月刊オ
ルタ』2006年2月号
――――(2005)「連帯経済の構築と共同体の構造転換―メキシコ最貧困州
チアパスの経験から」内橋克人・佐野誠編『ラテン・アメリカは警告する―
「構造改革」日本の末来』新評論
――――(2004)『メキシコから世界が見える』集英社新書
――――(2005)「もうひとつの世界は可能か――第5回連帯経済ワークショ
ップに参加して」『山本純一の視点』2005年11月14日号、
http://web.sfc.keio.ac.jp/~llamame/
参考文献:
西川潤・生活経済政策研究所編(2007)『連帯経済―グローバリゼーション
への対案』明石書店


#112009/06/25 FTPの活動紹介
- 講義資料(PDF)
担当者は、2006年から1年半にわたり、JICA(国際協力機構)草の根技術協力
事業(支援型)のプロジェクトマネージャーとして、メキシコ・チアパス州
のコーヒー生産者協同組合「マヤビニック」を支援してきた。そこで本プロ
ジェクトの目的・概要・経過を説明した後、自立支援がいかに困難な課題で
あるかを事例に即して紹介、議論する。また、現在、プロジェクトは第2フェ
ーズに入ろうとしている。現段階での、今後の展望も示す。
課題文献:
「山本純一の視点」のうち、JICA草の根技術協力に関するブログ
(http://web.sfc.keio.ac.jp/~llamame/index.html)


#122009/07/02 エステバのポスト開発論 社会運動と知識人の関係に着目して(期末レポート(選択者)の提出締切)
- 講義資料(PDF)
- 配布資料(PDF) [Enrolled Students Only]
ゲスト・スピーカー:北野収氏(独協大学教員)
ネオリベラリズム、上からの開発、近代化への、メキシコにおける対抗運動
について、運動の担い手であるNGO・市民社会の活動の実体と、その背景にあ
る知識人の役割に関する解釈を接合する北野氏の最新の研究について講演を
行っていただく。
参考文献:
ヴォルフガング・ザックス編(1996)『脱「開発」の時代―現代社会を解読す
るキイワード辞典』晶文社(とくにG・エステバ「開発」の章)
北野収(2008)『南部メキシコの内発的発展とNGO―グローカル公共空間におけ
る学び・組織化・対抗運動』勁草書房


#132009/07/09 グループワーク「貧困と地域開発」(授業改善案の締め切り)
- グループ1(PPT)
- グループ2(PPT)
- グループ3(PPTX)
- グループ4(PPT)
本科目の総括として、標記テーマ(サブタイトルを自由に設定)についてグ
ループごとにプレゼンテーションを行ない、質疑応答・ディスカッションを
する。また、期末レポートの中から、優秀なものを数件選び、プレゼンテー
ションを行う。
課題文献:
内橋克人(2005)「日本「構造改革」論の虚実―ラテン・アメリカを既視感
として」
佐野誠(2005)「「失われた10年」を超えて―ラテン・アメリカの教訓」
※いずれも内橋克人・佐野誠編(2005)『ラテン・アメリカは警告する―
「構造改革」日本の末来』新評論に所収



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