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社会システム理論

お知らせ


科目名社会システム理論 [ シラバス ]


本講義の目的は、最新の「社会システム理論」を学び、社会を「システム」として捉える視点を身につけることです。社会システム理論によれば、社会はコミュニケーションがコミュニケーションを連鎖的に引き起こすことによって成り立っており、その結果として動的な秩序が形成されます。 この捉え方によって、既存の社会諸科学では分析できない社会のダイナミックな側面を理解することができます。さらに、経済、法、政治、芸術、 宗教、学問などについて、個別の学問分野を超えた視点で捉えることができるようになります。総合政策学的な/超領域的なアプローチの新しい基礎論として、社会システム理論を一緒に探究しましょう。


担当者 井庭 崇
授業期間2011年春学期 月曜日3時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


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第01回2011/05/09 イントロダクション
- 講義資料(PDF)
ニクラス・ルーマンの提唱した「社会システム理論」の魅力はどこにあるの
でしょうか? また、物事をシステムとして抽象化して考えるということに
は、どのような意義があるのでしょうか? この授業の目的と内容、および進
め方について説明します。


第02回2011/05/16 学びの対話ワークショップ
- 講義資料(PDF)
各自の学び方とその経験について語り合うワークショップを行ないます(学
びのパターン・ランゲージである『学習パターン』を、コミュニケーショ
ン・メディアとして用いて、「コミュニケーションの連鎖」を引き起こすワ
ークショップです)。


第03回2011/05/21 ゲストスピーカー鼎談『「自分」から始まる学びの場のデザイン:コミュニケーションの連鎖を誘発する』
- 井庭先生講義資料1(PDF)
- 井庭先生講義資料2(PDF)
- 市川氏講義資料(PDF)
ゲストスピーカーとして、東京コミュニティスクール校長の市川力さんと、
カタリバ代表理事の今村久美さんをお呼びし、鼎談を行ないます。 ※補講
日 5月21日(土)3・4限


第04回2011/05/21 ゲストスピーカー鼎談『「自分」から始まる学びの場のデザイン:コミュニケーションの連鎖を誘発する』
- 井庭先生講義資料(PDF)
- 今村氏講義資料(PDF)
ゲストスピーカーとして、東京コミュニティスクール校長の市川力さんと、
カタリバ代表理事の今村久美さんをお呼びし、鼎談を行ないます。 ※補講
日 5月21日(土)3・4限


第05回2011/05/23 ダブル・コンティンジェンシーと社会形成
- 講義資料(PDF)
人は自由な意志にもとづいて考え、行動しています。それにもかかわらず、
社会はある秩序をもって成り立っています。このようなことはいかにして可
能なのでしょうか? 授業では、出来事や選択が「別様でもあり得る」(コン
ティンジェントである)ということ、そして、複数の人が集ると、お互いに
相手を予測できないために自分の行為を決定できないという「ダブル・コン
ティンジェンシー」の問題が発生することを理解します。そして、「ノイズ
からの秩序」という考え方を用いて、社会形成の仕組みについて考えます。


第06回2011/06/06 行為とコミュニケーション
- 講義資料(PDF)
社会システム理論では、「コミュニケーション」は、従来の社会学でいう
「行為」の延長線上にあるものではないと捉えます(つまり、単なる社会的
行為や言語的行為ではないと捉えます)。それでは、いったいコミュニケー
ションとはどのような出来事なのでしょうか? 授業では、従来のような「情
報の移転」という捉え方ではない新しい「コミュニケーション」の捉え方に
ついて理解します。そのうえで、「コミュニケーション」が「行為」とはど
のように異なるのかについて考えていきます。


第07回2011/06/13 コミュニケーションの生成・連鎖としての社会システム
- 講義資料(PDF)
社会システム理論では、社会の構成要素は人ではなく「コミュニケーショ
ン」であるといいます。ここに、社会の捉え方に関する理論的革新がありま
す。それでは、コミュニケーションを中心として社会を捉えると、どのよう
に捉えることができるのでしょうか? 授業では、社会をコミュニケーション
の生成・連鎖として捉える視点、および、人間の思考を意識の生成・連鎖と
して捉える視点を身につけます。また、自分で自分を生み出し続けるシステ
ムを理解するうえで重要な「自己言及」(自己準拠)や「オートポイエーシ
ス」(自己生成)の概念を学びます。


第08回2011/06/20 コミュニケーションの不確実性とメディア
- 講義資料(PDF)
コミュニケーションにはいろいろな不確実性が伴うため、本来は成立が困難
なものです。それにもかかわらず、日常生活ではふつうにコミュニケーショ
ンが成り立っています。いったいどのような仕組みでコミュニケーションが
実現できているのでしょうか? 授業では、コミュニケーションにまつわる三
つの不確実性(他者理解の不確実性、到達の不確実性、コミュニケーション
成果の不確実性)と、それらの不確実性を確実性へと変換するメディア(言
語、拡充メディア、コミュニケーション・メディア)について理解します。


第09回2011/07/09 ゲストスピーカー対談『学びと創造の場づくり』
- 講義資料(PDF)
- 中原氏講義資料(PDF)
リーダーシップについて研究している東京大学大学総合教育研究センターの
中原淳さんをお呼びし、対談を行ないます。『学びと創造の場づくり』
(仮) ※補講日 7月9日(土)3・4限


第10回2011/07/09 ゲストスピーカー対談『学びと創造の場づくり』
- 講義資料(PDF)
- 中原氏講義資料(PDF)
ゲストスピーカーとして、企業・組織における学習やコミュニケーション、
リーダーシップについて研究している東京大学大学総合教育研究センターの
中原淳さんをお呼びし、対談を行ないます。『学びと創造の場づくり』
(仮) ※補講日 7月9日(土)3・4限


第11回2011/07/11 近代社会の機能分化とシステム類型
- 講義資料(PDF)
ゲストスピーカーとして、企業・組織における学習やコミュニケーション、
社会システム理論では、近代社会は、経済、法、学問、宗教など、機能的な
分化が起こったと捉えます。つまり近代社会では、経済システム、法システ
ム、学問システム、宗教システムなどがそれぞれ自律的に動いているという
ことです。それぞれの機能システムは、どのようなコードで動いているの
か、また、それがどのように発展してきたのかを見ていきます。また、社会
システムのいくつかの類型(タイプ)、つまり「相互行為」、「組織」、
「(全体)社会」、「社会運動」の特徴について概観します。


第12回2011/07/18 システムの構造的カップリング
- 講義資料(PDF)


第13回2011/07/25 オートポイエーシスの考え方
- 講義資料(PDF)
ルーマンが引き継ぎ、精緻化した「オートポイエーシス」の考え方について
再考します。



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