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生命システム

お知らせ


科目名生命システム [ シラバス ]


21世紀はバイオの時代、といわれています。ヒトゲノムも読み終わり、その塩基配列はインターネットを通じて公表されています。ヒトは60兆個の細胞からなる気が遠くなるほど複雑なシステムであることは言うまでもありませんが、元をたどればたったひとつの受精卵細胞が分裂を繰り返してできたと言う事実は驚くべきことです。
また最近、クローン羊や遺伝子組み換え野菜、遺伝子治療などの是非が活発に議論されていますが、遺伝子のしくみや働きをきちんと理解せずに、単なる感情論になっている場合が多いのが残念です。本授業では、遺伝子レベルおよび分子レベルの生命活動の基本を学びながら、発生、老化、性、がんなど生命科学の謎についてみんなで考えます。


担当者 冨田 勝
授業期間2011年春学期 火曜日4時限
授業レベル 学部
参考文献 参考文献リスト


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第01回2011/05/10 総論・遺伝子とDNA
- 第1章遺伝子とDNA 【履修者限定】
遺伝子とは何か。DNAとは何か。ゲノムとは何か。ゲノムプロジェクトとはな
にか。

第02回2011/05/17 蛋白質の働き
- 第2章 タンパク質:奇跡の生体物質 【履修者限定】
蛋白質と遺伝子。蛋白質の立体構造。蛋白質の機能(構造体、酵素、モータ
ー、輸送、貯蔵、シグナル、受容体、ポンプ、DNA複製、蛋白質合成、遺伝子
調節、、、)。蛋白質の謎:蛋白質とはアミノ酸が一列に並んだ紐である。
なぜ「アミノ酸の紐」がこれだけ多様で高度な機能を持ちうるのか?アミノ
酸の並びで立体構造が決定する絶妙なしくみは何か? 

第03回2011/05/24 バイオビジネス
- バイオテクノロジーとバイオ産業の最新潮流 【履修者限定】
バイオ関連産業の市場は、10年後に20兆円規模になるという試算があ
る。日経バイオテクノロジー編集長の宮田満客員教授をゲストにお招きし、
世界のバイオビジネス最先端についてのゲストレクチャーをお願いする。


第04回2011/05/31 遺伝子の発現と制御
- 第3章 遺伝子制御・発生 【履修者限定】
遺伝子から蛋白質が合成されるしくみ(転写と翻訳)。遺伝子ON/OFFのスイ
ッチ。DNAとRNA。転写と翻訳のプロセスで未だによく理解されていないこ
と。

第05回2011/06/07 発生のメカニズム
- 第4章 クローン・ES細胞・ips細胞 【履修者限定】
一つの細胞(受精卵)が分裂を繰り返してヒトになる奇跡のメカニズム。遺
伝子発現の鍵と鍵穴。マスターキー遺伝子。ホメオティック遺伝子。複雑な
遺伝子発現ネットワークが個体を作りあげる。

第06回2011/06/14 第1回小テスト

第07回2011/06/21 クローン(6月21日)
- 第5章 老化と死のメカニズム 【履修者限定】
生殖細胞クローンと体細胞クローン技術。医療へ応用について。ヒトへの応
用の倫理問題。

第08回2011/06/25 癌のメカニズム【補講:6月12日休講分】 4限
- 第6章 癌のメカニズム 【履修者限定】
日本人の二人に一人は癌になる。癌とは細胞分裂の暴走である。癌は撲滅で
きるか。RAS遺伝子とP53遺伝子。細胞の自殺「アポトーシス」。

第09回2011/06/25 最先端研究プロジェクト紹介/生命倫理ディベート大会【補講:6月28日休講分】 5限
- 地球を救う「くもの糸」の研究 【履修者限定】
強くて軽いスーパーエコ素材「くも糸」の人工合成に関する研究紹介(菅原
潤一氏)。
その後、生命倫理ディベート大会。遺伝子治療の是非:「下戸が酒に強くな
るための肝臓の遺伝子治療を認めますか?」「命にかかわる遺伝病を治すた
めに、生殖細胞への遺伝子治療を認めますか?」

第10回2011/07/05 最先端研究プロジェクト紹介
- オイル産生微細藻における脂質蓄積機構の解明にむけて 【履修者限定】
- Development of Bioinformatics Software 【履修者限定】
- クマムシゲノムプロジェクト 【履修者限定】
- ヌクレオソームの構造とエピジェネティック制御に関するコンピューター解析 【履修者限定】
- 細胞シミュレーションと大規模実験によって解き明かす生命のシステム 【履修者限定】
- シミュレーションでみるヒト赤血球 【履修者限定】
- 心臓 × 赤ちゃん × ドキドキ 【履修者限定】

第11回2011/07/12 最先端研究プロジェクト紹介(続き)
- メタゲノム解析から探る石油汚染土壌に棲むバクテリア 【履修者限定】
- ビタミンCでがんを治療する 【履修者限定】
- 高学習能ラットのメタボローム解析 【履修者限定】
- 代謝と寿命に関するメタボローム解析プロジェクト 【履修者限定】
- ras H2マウスを用いたがん研究 【履修者限定】
- 高学習能ラット(THAラット)のメタボローム解析 【履修者限定】

第12回2011/07/19 老化のメカニズム
- 第七章 遺伝子治療 【履修者限定】
なぜヒトは老いるのか。情報劣化説(エラー蓄積説)とプログラム説。早期
老化症。細胞分裂回数に上限があるというHeyflick現象。テロメア配列は細
胞分裂の回数券。老化の原因はなにか。長寿の遺伝子。

第13回2011/07/26 第2回小テスト


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