KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


大学の経営と組織 ()

    2003年度春学期 月曜日2時限
    科目コード: 35370 / 2単位
    カテゴリ: 22.専門-総合政策系科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    学生がそこで学び、自己形成し、教職員がそこで教育と研究と管理・運営に携わる「場」としての大学。それは大学人にとってもっとも身近で、もっとも自己に引き寄せられた存在である。その意味では大学は、自らの<心身>の場合と同様に、あらゆる対象へのあらゆる考察の前提として、日常的に繰り返し考察され不断に改革が図られるべき「自己研究」の対象でなければならない。
    いっぽう、大学は中世ヨーロッパに誕生して以来800年に及ぶ歴史を経てきた組織体であり、企業組織や他の多くの非営利組織にはない伝統的特徴を有している。それらは社会に現存する組織類型のうちでもユニークで、組織形態の多様性を代表するもののひとつとなっている。
    また近年においては、少子化に伴う志願者減から私学の財政危機が拡大傾向にあるほか、規制緩和のうねりが大学世界にも大きな影響を与え、国立大学の統合を含む法人化へのシナリオは、2004年4月の移行を前に最終段階に入っている。
    ここでは、大学についての総合的な知識を学びながら、大学という組織体を経営という実践的パースペクティヴから分析・考察してみることを通して、”畸覆覆砲欧覆見過ごしがちな「自己存在の環境基盤としての大学」の実像について認識・理解を深めるとともに、∩反イ琉媚弖萃蠅箏弍弔里△衒一般についての新たな視点の獲得をめざす。
    さらに、学生自らがそのかけがえのない構成要素であるところのSFC、及びその経営について、主体的に評価しようとする動機と問題意識を、受講者の間に喚起できれば望ましいと考えている。


2. 教材・参考文献

    毎回の授業においてハンドアウトを配布する。参考書については各回のテーマ領域ごとにリストを提供する。


3. 授業計画

    第1回 0.導入  機ヂ膤悗箸浪燭  〆Fの大学(大学NOW)・・・・・・・・・・4/14
    *導入部――授業の進め方について
    *大学を巡る環境とその変化
    *設置形態種別(国・公・私)、現状把握 など

    第2回 機ヂ膤悗箸浪燭  大学の誕生と変遷・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/21
    *ボローニャ、パリからオックスブリッジ、ベルリン、そしてアメリカの大学へ
    *幕末(福澤塾ほか)前史、明治初期、帝国大学(令)、大学令、新制大学
    [アサインメント(レポート)機_歛衄表・・・締め切り5/12日]

    第3回 機ヂ膤悗箸浪燭  B膤慙澄並膤悗了般拭μ榲・機能はなにか)・・・・・4/28
    *フンボルト/ニューマン/ハッチンス/ヤスパース/オルテガ/リースマン/
    クラーク・カー/トロウ などの大学論の系譜
    [グルワ希望分野等申請日]

    第4回 供ヂ膤悗了業展開(大学のコア機能と骨格) その ・・・・・・・・・・・・・・5/12
    教育機能
      教育の理念、アドミッション・ポリシー、カリキュラム、授業、学習支援、
      FD など
    [アサインメント(レポート)機…鷭估]
    [グルワ編成発表]

    第5回 供ヂ膤悗了業展開(大学のコア機能と骨格) その ・・・・・・・・・・・・・・5/19
    研究機能・社会貢献機能
     研究活動の内容・方法の変化と研究サポート、成果の公開と権利保護、技術移転
     生涯学習社会と大学の社会貢献、地域と大学、産学官連携 など
    [アサインメント(文献による調査)課題公表・・・次週発表]  

    第6回 掘ヂ膤悗料反イ鳩弍帖淵▲デミック・マネジメント)その ・・・・・・・・・・・・5/26
    法的枠組(私学の位置付け)
       私立学校法、学校会計基準など
       学校教育法、大学設置基準など
       建学(設置行為)
    [アサインメント(文献による調査)成果の発表]

    第7回 掘ヂ膤悗料反イ鳩弍帖淵▲デミック・マネジメント)その ・・・・・・・・・・・・・6/2
    制度・運用上の枠組み(歴史的・世界的視点で)
     教えるもののギルド
     教員による統治(アカデミック・フリーダム)(学者のオートノミー)と国家 
     アドミニストレーターの出現(アメリカの大学経営) など
    [レポートの講評]

    第8回 掘ヂ膤悗料反イ鳩弍帖淵▲デミック・マネジメント)その ・・・・・・・・・・・・・6/9
    大学経営組織と意思決定(トップマネジメント)
     国立大学法人の意思決定システムと私立大学(学校法人)
     私立大学の法的地位の歴史、国立大学法人、公立大学の設置形態 など

    第9回 [課題発表](予定)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6/16
    [グループワーク成果の発表と討論(その1)]

    第10回 掘ヂ膤悗料反イ鳩弍帖淵▲デミック・マネジメント)その ・・・・・・・・・・・6/23
    ステークホルダー/アカウンタビリティー/ガバナンス
     アメリカモデル、大学経営の力学と問題点、SFCの管理運営機構など
    [グループワーク成果の発表(その2)]

    第11回 掘ヂ膤悗料反イ鳩弍帖淵▲デミック・マネジメント)その ・・・・・・・・・・・6/30
    大学アドミニストレーターというプロフェッション
     職員人事政策とSDの実践、個別大学を超えて(学会、職業大学院)
    [グループワーク成果の発表(その3)]

    第12回 [課題発表](予定)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7/7
    [グループワーク成果の発表と討論(その4)]
    [アサインメント(レポート)供_歛蠍表 (提出締め切り 7月23日)]

    第13回 掘ヂ膤悗料反イ鳩弍帖淵▲デミック・マネジメント)その ・・・・・・・・・・・7/14
    業務機能のリエンジニアリング
      (慶應義塾のケーススタディー)


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    評価方法:アサインメント(レポート)機В横機鵝▲▲汽ぅ鵐瓮鵐函淵譽檗璽函豊供В横機鵝▲哀襦璽廛錙璽(ピア・レビューをおこなう)30%、毎回の授業クラスでの意見発表・討論などによる貢献20%の比重とする。
    (期末試験は行わない)


5. 履修上の注意・その他

    なし


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2003-03-24 19:30:50


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