KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


地球環境概論 (厳 網林

    2003年度春学期 木曜日2時限
    科目コード: 26170 / 2単位
    カテゴリ: 16.汎用-複合系科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    Introduction of Global Environment

    我々の生存の基盤としての地球環境は、急増する人類の摂取に耐えがたく、崩壊寸前まできています。無秩序な工業開発にともなう自然の喪失、大量の化石燃料の消費がもたらす地球の温暖化、森林の激減とそれにともなう土地の荒廃や災害の頻発などさまざまな環境問題が各地において進行しています。これらの問題を取り組むためには、地球環境システムをグローバルレベルからローカルレベルまで体系的に理解することなくては不可能であります。この講義はまず地球環境をその構成要素として、土壌、水、熱、植物、大気からそれぞれ概説します。そして、地球の温暖化、都市の温暖化、土地の荒廃などの環境問題が発生する仕組みをエコシステムの視点から解説し、工業化、都市化、農業開発などの人間活動が与える影響を考察し、自然とうまく付き合う方法を考えてもらうことにします。


2. 教材・参考文献

    駒村正治・中村好男・舛田信彌、土と水と植物の環境、理工図書、2000、157p.
    岡本博司、環境科学の基礎、東京電機大学出版局、2002、167p.
    山口幸夫、エントロピーと地球環境、七つ森書館、2001.165p.
    オーエン著・市村俊英訳、生態学とは何か、岩波書店、1977.256p.
    Robett Leo Smith, Elemments of Ecology, 3rd edition, Harper Collins Publishers, 1992, 617p.


3. 授業計画

    第1回 地球環境と地球環境問題
    ・閉鎖系と開放系のはなし
    ・地球環境と地球の環境問題
    ・この授業の学び方

    第2回 地球環境の成立
    ・太陽の放射
    ・地球の進化
    ・地球環境の発達
    ・地球環境の構成

    第3回 土と環境(1)
    ・人間の生活と土壌
    ・土壌の成分と分類
    ・土壌の水分

    第4回 土と環境(2)
    ・地球における水の展開
    ・水の性質
    ・地球環境と水資源

    第5回 水と環境(1)
    ・河川のすがた
    ・水資源の利用
    ・地域環境と水質

    第6回 水と環境(2)
    ・河川のすがた
    ・水資源の利用
    ・地域環境と水質

    第7回 植物と環境
    ・植物の構造
    ・植物の生長の仕組み
    ・植物の集団と環境

    第8回 植物群落の遷移
    ・植物群落の遷移
    ・世界の植物分布
    ・森林の恩恵と森林伐採

    第9回 エコシステムの概念
    ・土・緑・水とエコシステム
    ・生産・消費・分解
    ・エコシステムのピラミッド構造
    ・エコシステムのニッチ

    第10回 エコシステムの循環におけるエネルギーの流れ
    ・水の循環
    ・大気の循環
    ・自然のエネルギー
    ・エネルギーの法則
    ・エネルギーの流れとエントロピー

    第11回 エントロピーでみる地球環境問題
    ・工業化のプロセス
    ・化石燃料の消費
    ・エントロピーの増大と地球温暖化

    第12回 エントロピーでみる都市環境問題
    ・都市的土地利用
    ・人間による環境の改変
    ・エントロピーの増大とヒートアイランド

    第13回 エントロピーで計る人間と環境の共生
    ・エントロピーのさまざまな使い方
    ・水と緑と共生する環境の創造


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    最終試験


5. 履修上の注意・その他

    なし


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2003-03-13 18:43:30


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