KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


INTERNATIONAL DEVELOPMENT (Atsushi Kusano

    Semester : 2007 Spring
    Code : 32060 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    発展途上国と日本、国際社会との関係を中心に、途上国の開発をめぐる課題について学びます。 途上国の経済発展が、日本を含む資本主義体制が有効に機能する大前提です。ところが人口増はとどまるところを知らない途上国の開発支援は、十分に機能しているとはいえません。さまざまな要因、たとえば、国際社会の支援そのものの問題、途上国側の援助受け入れのシステムの問題、途上国側の部族間対立など固有の事情など、さまざながあります。それらの点を、知識として身につけることが、この授業の一つの目標です。もう一つは、日本がどのように、そうした途上国とかかわりをもっているか、ODAを中心に説明します。また、途上国を考えるうえで、紛争地域への国債協力、国連のPKO活動、多国籍軍への協力なども、重要でしょう。その点も、最後のほうで説明するつもりです。 下記の授業計画は三月現在のものであり、変更の可能性があります。


2. Materials/Reading List

    渡辺・三浦 ODA 中公新書
    草野厚   ODAの正しい見方
    その他。
    以下は、適宜、資料的に充実しており、多用する参考文献
    05年版 ODA白書 


3. SCHEDULE

    #1 履修に関してのメッセージ
    この授業の目的、進め方を説明し、諸君の途上国に関する関心の度合いと、現在の時点での知識を確認するアンケートを行います。次回までに読了する文献についても紹介します。

    #2 開発援助を知る(1)
    現場からの報告と題して、途上国について、受講者にミニプレゼンを、冒頭に行ってもらいます(質疑を含め最大15分)。渡辺・三浦本、草野本をテキストに、事実関係を確認。

    #3 開発援助を知る(2)
    現場からの報告に続き、テキストで内容を確認。なぜ、テキストを中心に進めていくのか。途上国への援助は、技術的な部分がかなり多く、また、国際機関を中心に、かなり制度化(ルール)されている部分もある。そうした点を理解することが、議論の前提になるからである。

    #4 開発援助を知る(3)
    現場からの報告に続き、テキスト中心に進める。専門的な知識がどの程度身についただろう。

    #5 援助をめぐるゲーム
    現場報告に続き、これまでやや理屈っぽい話が続いたので、援助をめぐるゲームを行う。平時の援助に加え、援助といえば、地震、風水害など自然災害の救済も重要である。日本も、積極的に行っている。その点を実際に確認したい。PC持参のこと。

    #6 ODAをめぐる討論
    現場からの報告に続き、これまでの授業などの知識を参考に、アンケート調査の結果も踏まえて討論。

    #7 日本のODAと報道
    途上国の現場を直接見る機会は少ない。メディアを通して援助の現場を知ることになる。そのメディアは、どのように日本のODAを報じてきたかを説明する。

    #8 途上国問題・別の視点(1)
    これまで、この授業で扱ってきた開発援助の考え方とは異なる見方を「世界の半分が飢えるのはなぜ」を読みながら確認する。

    #9 途上国問題・別の視点(2)
    前回の続き

    #10 援助の実施機関
    NGOあるいはJICA、JBICからゲストをお招きし、援助の難しさを知る。

    #11 ODA以外の日本の国際協力
    自衛隊の海外活動が、本来業務に格上げされたことに見られるように、自衛隊の海外での復興支援活動はこれからも続く。1992年のカンボジア国連PKOからイラク特別措置法に基づく支援までの歴史を説明する。国際社会の「軍隊」の協力とどのような点が異なるかについても触れる。

    #12 自衛隊の国際協力
    自衛隊で国際協力を経験した隊員から、具体的にお話を聞く。

    #13 国際協力を振り返る
    最後の回に相応しい、受講者全員参加の、日本の国際協力についての大討論。


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    最終レポート(A45枚程度)に加え、適宜行われる出席チェック、担当プレゼンの内容。クラスへの貢献度(発言回数など)。小テスト。


5. Special Note

    途上国及び、途上国と日本の関係に強い関心があれば、条件はない。


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

    特にありません。ただし、開発や援助に興味があることが大前提です。


8. Relation with past courses

    「国際開発協力論B」「国際協力論」*これらの科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. Course URL


2007-03-13 20:49:46.13938


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