KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


アントレプレナー概論1 (熊坂 賢次牧 兼充

    2007年度春学期 月曜日4時限
    科目コード: 90505 / 2単位
    カテゴリ: 26.特設科目(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

     この授業は、主として1)在学中に起業を志す者 2)在学中の起業は予定していないが卒業後既存企業の就業を経た後に起業を志す者 3)ベンチャー企業への就業を志す者を対象としている。SFCは、2006年3月の「慶應藤沢イノベーションビレッジ」(SFC連携型インキュベーション施設)の開設を機に、キャンパスをあげてインキュベーション体制を構築しつつある。この授業ではSFCの目指す新事業創造コミュニティの創発へ向けた先端的な知見を学生に提供し、学生はこの授業を通じて、新事業創造における企画開発、マーケティング、戦略、グローバル展開などを学ぶことが可能となる。

     各回の授業は、ケース・ディスカッション及びゲストスピーカーの講演により構成され、アントレプレナー(ベンチャー企業や大企業などで新規事業の立ち上げを担う人材)の育成を目的としている。この授業は、基礎知識提供のみならず、卒業後も利用可能なビジネスネットワークの提供、新規ビジネスモデル構築のためのアイディアの提供、就業先・インターンシップ先としてのベンチャー企業情報の提供等を行う予定である。

     ケース・ディスカッションでは、アントレプレナー論、SFC発ベンチャー、SFCにおけるベンチャー支援施策などをテーマとして取り上げて、基礎知識の理解を深める。ゲストスピーカーの講演では、SFCに関係の深いベンチャー起業家をお呼びし、ベンチャー企業の経営、新規ビジネスモデル構築に関するディスカッションを行う。このプロセスを通じて、アントレプレナー・ベンチャー企業の基礎知識について学びつつ、履修者各自が設定したテーマに基づいたビジネスモデルの立案を行う。SFCにおいて立案可能な新規事業領域は多岐に渡るため、2007年度は、IT・情報コミュニケーション分野(ネットワークシステム、プラットフォームビジネス等)を中心に、SFCの研究の先端領域にフォーカスする。

     この授業は、大日本印刷株式会社よりの寄付講座であり、様々な形で授業運営にご協力いただいている。またSFC研究所SIVアントレプレナー・ラボラトリー(SIVラボ)やSFC卒業生の同窓会組織であるSFC三田会、ベンチャー育成のための卒業生組織であるメンター三田会との連携により授業の教材を提供する。その他授業に留まらずに交流会やコンテスト、交流サロン(ビジネスプラン作成及びブラッシュアップの場)の運営なども行う予定である。

     最終課題は、慶應義塾大学全体を対象としたビジネスアイディアコンテストである「Keio Business Idea Contest 2007」への応募とし、各自のビジネスモデル構築を推進する。

     この授業の履修者の中で実際に起業を志す学生を対象に、SIVラボによる支援プログラムや大日本印刷株式会社による「DNPベンチャー制度」による支援を提供する。


2. 教材・参考文献

    <授業全体を通した参考文献>

    • ジェフリー・A ティモンズ、『ベンチャー創造の理論と戦略―起業機会探索から資金調達までの実践的方法論』、ダイヤモンド社、1997年.

    その他、各回授業の都度紹介。


3. 授業計画

    第1回 ガイダンス
    この授業のねらい及び全体概要について。特に過去にSIVラボに携わった学生の活躍について話し、学生の皆さんがこの授業を履修することにより、今後どんな展望が開けるのかについて解説する。

    第2回 What is Entrepreneurship I
    映画「October Sky」をケース教材として、ディスカッション形式でアントレプレナーの特性について学ぶ。

    第3回 ベンチャー支援プラットフォーム
    SIVアントレプレナー・ラボラトリー主催のビジネスプランコンテストをケース教材とし、SFCにおけるベンチャー支援プラットフォームの概要を把握する。

    第4回 【ゲストスピーカー1】 エネルギー
    「エネルギー」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第5回 【ゲストスピーカー2】 Web2.0的サービス
    「Web2.0的サービス」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第6回 【ゲストスピーカー3】 バイオインフォマティックス
    「バイオインフォマティックス」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第7回 What is Entrepreneurship II
    シリアルアントレプレナー(シリコンバレーでは連続して複数のベンチャー企業を立ち上げる人をシリアルアントレプレナーと呼ぶ)をゲストスピーカーとしてお招きし、その講演を通じて、アントレプレナーの特性について学ぶ。

    第8回 【ゲストスピーカー4】 コンテンツクリエーション
    「コンテンツクリエーション」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第9回 【ゲストスピーカー5】 バイオテクノロジー
    「バイオテクノロジー」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第10回 【ゲストスピーカー6】 ユビキタスインフラ
    「ユビキタスインフラ」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第11回 【ゲストスピーカー7】 ITと空間デザイン
    「ITと空間デザイン」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第12回 【ゲストスピーカー8】 コミュニケーションプラットフォーム
    「コミュニケーションプラットフォーム」に関するベンチャー起業家をお呼びし、講演とディスカッションを通じて、そのビジネスモデルについて学ぶ。

    第13回 まとめ
    この授業全体を振り返り総括する。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    授業の出席・課題の提出・発言点・Keio Business Idea Contest 2007の結果、試験の総合点により判断する。

    授業の出席・課題の提出・課題の加点・発言点を得る度に1点を加点。最終課題については、Keio Business Idea Contest 2007への応募とし、5点満点で加点(提出 1点、1次審査通過 3点、2時審査通過 5点)。グループで参加も可能。試験は5点満点で加点する。15点以上取得でCを保証する。


5. 履修上の注意・その他

    • ゲストスピーカーを多数お呼びする授業であり、その日程調整に伴って、スケジュールが変更になるため、このシラバスにおけるスケジュールは暫定版である。最新版のスケジュール・課題等は、常にhttp://www.siv.ne.jp/gairon1-2007/ を参照のこと。

    • この授業は他の授業に比べて、若干課題などの負荷が高いことが予測されるので、その点を良く考えた上で履修すること。

    • この授業には、DNP関係者、SIVラボ会員組織担当者、メンターなどの学生以外の方々も多数参加する予定なので、予めご了承いただきたい。

    • 大学院生の履修も積極的に歓迎する。

    • この授業は、全体のコーディネートを熊坂が担当し、実際の授業運営を牧が担当する。予めご了承いただきたい。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    「アントレプレナー概論I」*この科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. 授業URL


2007-03-13 01:42:12.807204


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