KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


INTRODUCTION TO THE INTERNET (Osamu Nakamura

    Semester : 2008 Fall
    Code : 04180 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    インターネットは、近年もっとも身近に利用されている通信インフラストラクチャである。本講義は、インターネットがどのような仕組みによって提供されているインフラストラクチャであるかを理解し、 利用者としてインターネットをうまく利用していく方法について学ぶことを目的としている。インターネットの仕組みやサービスなどを理解しながら、 活用方法などを実践的に学ぶことをに主眼を置く。毎回の講義では、利用場面やサービスをひとつ取り上げ、 インターネットの仕組みを理解する上で必要最小限の技術的な項目を説明しながら、通信技術の基礎を学習する。
     講義は、シラバスに沿った内容だけにとらわれず、最新動向などその時々にあった話題も随時取り入れる。本講義は、SOI環境(School of Internet /
    http://www.soi.wide. ad. jp/を参照のこと)を用いた授業を行なうため、履修者はSOIシステムを利用することが前提となる。


2. Materials/Reading List

    SOIの講義ページで適宜紹介する。


3. SCHEDULE

    #1 講義概要
    本講義の進め方や関連する参考資料について説明する。本講義で扱う範囲や問題発見/解決のアプローチを述べ、本講義を概観する。また、本講義で必要な基礎知識であるアナログとデジタルの概念について述べる。

    #2 パケットの旅
    インターネットの特徴であるパケット交換技術について解説する。電話網などのインターネット以外のネットワークとの比較などを行い、インターネットの特徴について述べる。また、プロトコルの階層化とその恩恵について理解する。

    ・回線交換とパケット交換
    ・電車と比較してみる
    ・IPでのパケットの転送
    ・プロトコルの階層化
    ・階層化モデル
    ・コミュニケーションに必要な機能と役割分担
    ・自律分散協調

    #3 家庭からインターネット
    家庭からインターネット利用する際に必要となる知識を、技術的視点からだけでなく、サービスのかしこい消費者となれる力を身につける。

    ・ダイアルアップと常時接続
    ・帯域とデータ量の概観
    ・アクセスインフラ

    #4 ホスト名とIPアドレス
    インターネットのプロトコルであるIPの識別子について解説する。また、ホスト名との対応方法について述べる。

    ・IPアドレスの意味と構造
    ・IPv6
    ・スタティックアドレスとダイナミックアドレス
    ・NAT
    ・ホスト名とドメイン名
    ・DNS

    #5 旅先からインターネット
    外出先からインターネットを使う際に必要となる知識を、身につける。利用者の視点だけでなく、簡単なサービスを提供できるスキルも身につけられるようにする。

    ・外出先でインターネットを使う
    ・公衆インターネットサービスを利用する
    ・海外で利用する際の注意
    ・アカウントとローミング
    ・公衆インターネットサービスを作る

    #6 通信のインフラストラクチャ
    インターネットのインフラストラクチャを構成するデータリンクについて概観する。また、それらのデータリンクが使用される場面を紹介することで、各データリンクについての理解を深める。

    ・Ethernetのしくみ
    ・モデム
    ・DSL
    ・CATVインターネット
    ・FTTH
    ・WDM: Wavelength Division Multiplexing
    ・海底ケーブルとその敷設

    #7 僕らのインターネット
    学生にとってもっとも身近なインターネット環境であるCNSについて述べ、どのようなネットワーク資源が理想的であるかを議論する。

    ・CNSの概要
    ・CNSの歴史
    ・CNSでのネットワーク生活
    ・CNS-ng

    #8 パーソナル・セキュリティ
    現在のインターネット利用者にとって、自分のみを守るセキュリティ・リテラシは欠かすことのできない。ネットワーク上のセキュリティ技術とその利用について紹介する。被害者にならないだけでなく、加害者にならないスキルも実践的に身につける。

    ・自分を守る
    ・自分であることを証明する
    ・相手との間を守る
    ・情報の確からしさを守る
    ・相手を認める

    #9 IPv6
    身近になったIPv6の利用について述べる。IPv6アドレスについて復習し、詳細を述べる。家庭へのIPv6の導入について触れ、入手可能なサービスについて紹介する。また、IPv4からIPv6への移行についても触れる。

    ・IPv6アドレス
    ・IPv6への移行
    ・家庭へのIPv6の導入
    ・IPv6のサービス

    #10 インターネットの歴史と標準化
    インターネットが、誰によってどのように作られたか、そしてこれからどうなっていくのかを述べる。また、その中に身を投じるためにどのようにしたら良いかについても触れる。

    ・インターネットの生い立ち
    ・我が国のインターネットの歴史と役割
    ・インターネットの標準化と文化
    ・インターネットのこれから

    #11 実空間ネットワーキング
    近年話題となっている電子タグをはじめ、実空間の事物をインターネットの中に取り込んでいく方向性について触れる。また、インターネットの将来像について、現在行われている試みと方向性について紹介する。

    ・Auto-ID
    ・InternetITS
    ・アクセスインフラ
    ・IT政策とインターネット
    ・高速インターネット

    #12 ゲストスピーカによる講演(予定)
    サービス事業者などからのゲストスピーカを交え、最新動向についての事例紹介を行う。

    #13 最終試験(予定)


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    課題、授業への貢献、最終試験によって評価する。授業の運営によって最終的な評価方法は決定する。詳細については学期中に示す。


5. Special Note

    -


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

    -


8. Relation with past courses

    「インターネット概論」*この科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. Course URL


2008-09-01 01:15:33.673957


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