KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


EXPLORING POLICY MANAGEMENT (Jiro Kokuryo,Fumio Shimpo

    Semester : 2009 Fall
    Code : 01001 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    総合政策学はSFCで生まれた、新しい学問・研究のあり方、方法論です。それはただ大学や研究所にこもって行う学問ではなく、21世紀に世界が直面する重要な問題の「発見」と「解決」を目指す、「実践知」の試みでもあります。

    本講義の目的は、履修者である諸君が、「実践知」としてのSFC総合政策学について知り、その最前線に触れる機会を提供することです。より具体的には、以下の3つを目指します。

    (1) 総合政策学という、学問への新しい取り組み方についての構想はどのようにして誕生し、それを実現するためにどんな工夫がなされたのか。福沢が唱えた「実学」や「半学半教」といった理念を、現在の視点で見直し実践する、「未来からの留学生」による「自我作古」の試みが始まった経緯を、見直す。
    (2) SFC開設からまもなく20周年を迎えるSFCで、いまどんな教育と研究がなされているのか。SFCの教員や研究者、あるいは研究会の学生が、いかにフィールドワークなどの現場体験を通じて「実践知」に迫り、最新情報ネットワークや分析・解析ツールを使いこなし、異分野間の研究融合を実現しているか。慶應義塾そのものの「先導者」たらんとしているSFCのさらなる未来について、夢を共有する。

    履修者は、本講義を通じて、SFCの教員・研究者・学生が情熱をもって取り組んでいるさまざまな教育・研究、実践の試みに、まず興味を抱き、総合政策学部の全体像をつかんでください。そして本学部の構成員が共有する理念をくみ取ってください。自分自身がこれからSFCで何をしたいのか。自分自身にとって取り組むべき「問題」は何か。「問題」を発見したら、その「解決」のために必要な「知」は何なのか。先ずは自らの総合政策学を、自分の力で発見すること。本講座を履修するにあたっては、そこから出発してほしいと願います。

    秋学期には、なるべく大勢のSFC教員・研究者を招き、「自らの頭で考える」を共通テーマとして、「問題」発見のきっかけ、研究を始めた動機、研究の手法、SFCへ来た理由、現在の研究テーマなどについて、語ってもらいます。また各教員の研究室に属する上級生に、学生として見た教員の人柄、研究内容、研究会活動の様子などを、話してもらう予定です。


2. Materials/Reading List

    岡部、金子、梅垣、香川編『総合政策学の最先端』全4巻(慶應義塾大学出版会、2003)
    孫福・小島・熊坂『未来を創る大学』(慶應義塾大学出版会、2004)
    『総合政策学』(慶應義塾大学出版会、2006)
    福澤諭吉『学問のすゝめ』(岩波文庫)
    福澤諭吉『文明論之概略』(岩波文庫)


3. SCHEDULE

    #1 「総合政策学とは何か」(國領)9月29日予定
    本科目の目的と全体像、出席のとり方、授業方法、課題、授業ルールの説明を行う。また総合政策学の本質を慶應義塾の実学の伝統の文脈の中で、学部長自ら語る。

    #2 「自由と規範」(坂)10月6日予定
    SFCは学生ひとりひとりが、自ら考え、自由に行動することを重視するキャンパスである。ただし、それは一人一人が規範意識をもって、社会に対して責任ある行動をとることを通じてのみ達成される。昨今、社会問題化している麻薬や著作権侵害などを例に、自由と規範の在り方について考える。

    #3 「制度デザイン」(金子)10月13日予定
    政策の前線で研究を実社会の制度設計に反映させてきた教員の話を聞き、制度設計を通じた社会変革について考える

    #4 「合意形成」(印南)10月27日予定
    政策実現の上でもっとも重要なテーマの一つである、政策をめぐる社会的な合意形成を考える。実際に最前線で取り組む教員の話をうかがう。

    #5 「技術と制度のトータルデザイン」(村井・國領)11月7日3限予定
    総合政策・環境情報学部合同で、技術の可能性を最大限に生かす制度設計の在り方、そして、社会的な目標を実現するための技術開発の在り方、そして技術と制度のトータルデザインの在り方について、語り合う。

    #6 「政策のマネジメント」(玉村)11月10日予定
    総合政策学部の英文名は「Policy Management」であることにご注意いただきたい。政策は単に立案するだけでは、実現しない。多様な関係者が実現に向けて力を結集しうるようにマネジメントしていかなければならないし、変化する環境の中で政策そのものも適応し、進化していかなければならない。

    #7 「総合政策における『こころ』」(森)11月17日予定
    政策を考える上で必須となる人間の心の理解をどのようにすればいいかを、臨床の前線で活躍する教員に聞く

    #8 「言語と総合政策」(奥田)12月1日予定
    言語教育はSFCがもっとも大切にしてきた分野である。言語を通じて世界観が形成され、経済社会圏が形成されていく。その研究と実践の最先端にいる教員に聞く

    #9 「総合政策におけるグローバルとローカル」(後藤)12月8日予定
    グローバルに連動する社会がミクロな現場に大きな影響を与え、ネットワークなどを介して現場の動きが大きく世界に影響を与えうる時代における政策の在り方について考える

    #10 「コーカス討論」(清水)12月15日予定
    自ら政策を立案し、合意形成をはかるエクセサイズとして、模擬的な政策討論と選挙を実施する。その討論会を実施する

    #11 「コーカス演説・投票」(清水)12月22日予定
    コーカスの最終演説と投票を行う

    #12 スポーツと社会(村林)1月12日予定
    スポーツは人を動かし、社会を動かす。そのメカニズムと運動論について考える。

    #13 SFCと総合政策の未来(國領)1月19日予定
    教員やコーカス代表者などをパネリストとしつつ、全員でSFCと総合政策の未来をいかに創りだしていくかを議論する。


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    成績評価は出席回数、課題の提出、授業への参加にもとづいて行ないます。 授業の具体的進め方とともに、詳しくは初回の授業で説明します。


5. Special Note

    13回の授業の内容は現時点ではあくまで予定であって、変更の可能性があるので、注意すること。


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

    -


8. Relation with past courses

    「SFC総合講座A」「プロジェクト総合講座A」*これらの科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. Course URL


2009-09-09 12:31:01.191702


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