KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


国際法 (青木 節子

    2009年度春学期 水曜日1時限
    科目コード: 32110 / 2単位
    カテゴリ: 16.先端導入科目-総合政策-国際戦略(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    国際法の体系と基礎となっている考え方について学ぶことを通じて、国際関係の問題を見る視点を養う。講義形式で授業を進める。


2. 教材・参考文献

    大沼保昭『国際法−はじめて学ぶ人のための』(新訂版)(東信堂、2008年)
    奥脇直也編集代表『国際宇宙条約集 2008』(有斐閣、2008年)


3. 授業計画

    第1回 国際法の法源
    国際法の存在形式と現代的な展開について学ぶ。

    第2回 国際法の主体
    国際法を作り、適用し、また、国際法により直接に責任を問われる「主体」(アクター)の変遷とそのもたらす意義について学ぶ。

    第3回 領域的管轄権
    国際法は領域国家間の管轄権調整原理という側面がある。陸、空、河川、南極、海洋、宇宙のさまざまな領域の特色について学ぶ。

    第4回 管轄権行使の原則
    国家主権行使の根拠となる紐帯にはどのようなものがあるか。領域と国籍が中心である。その組み合わせと国際司法協力について学ぶ。

    第5回 国家承認と国家承継
    新しく国が生まれたとき、国際社会はどのようにその国を迎え入れるのか、また国家が合併したり分裂したりした場合の国際法上の権利義務の引き継ぎ規則の概要を検討する。

    第6回 海洋法(1)
    国連海洋法条約が作り上げた新しい海洋制度の概要を特に資源の側面から考察する。

    第7回 海洋法(2)
    国連海洋法条約が作り上げた新しい海洋制度の概要を特に通航の側面から考察する。

    第8回 海洋法(3)
    環境保護の国際法の発達を海洋汚染防止の法制度の発展から調べる。

    第9回 環境と開発
    sustainabilityや将来の世代への責任は国際法の重要な課題となった。相反することもある2つの価値を包含し調整しようとする国際法の生成過程を検討する。

    第10回 安全保障の国際法 (1)
    近代国際法は戦争法から始まった。戦争における法、戦争を開始する適法な条件、戦争を抑止するための国際法規則などについて学ぶ。

    第11回 安全保障の国際法 (2)
    自衛権概念の生成と現代的課題について学ぶ。21世紀の新しい脅威主体に対する自衛権概念の考察についても学ぶ。

    第12回 安全保障の国際法(3)
    国連PKO活動や有志国間のPSI,輸出管理の法制度などについて学ぶ。

    第13回 21世紀の国際法
    これからの国際法はどのような方向に進んで行くと考えられるか、最近の事例を通して考える。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    定期試験の結果による。出席は取らない。


5. 履修上の注意・その他

    出席は取りませんから出席点の加算はありません。国際関係や法律に興味があり、国際法を学ぶために自主的に資料に取組み教科書や条約集を用いて予習する人を歓迎します。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    特になし


8. 旧科目との関係

    「国際社会と法」*この科目を進級、卒業あるいは修了に関わる科目の単位として修得済みの学生は、自由科目としての履修のみ可能。


9. 授業URL


2009-03-11 23:36:34.428145


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