KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


URBAN REDESIGN (Hiroto Kobayashi

    Semester : 2009 Spring
    Code : 43140 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    都市は様々な要因で変化し、それに伴い都市空間も変容する。本講義では、都市空間の変容がどのような力学の基で行われるか、その時にどのような条件を考慮に入れ、何を目標として行われなければならないか、を具体的な都市再開発の事例を挙げながら考察する。
    常に変化する都市の様相を社会・文化・経済的側面から考え、そしてそれらが物理的な都市建築空間にどう反映されるかを多様な側面から探る。

    近年日本国内の大規模大開発事業が頻出している。背景には前小泉内閣時に成立した短期間で現行法規をオーバールールして再開発が行える都市再生特別措置法の存在がある。国家の経済を牽引する都市経済を活性化するこの法制度が都市環境をどう変えるかを詳細にみていく。また、海外事例にも目を向け、日本の事例とは異なる都市への視点を考える。
    具体的な都市更新事例として、東京銀座、日本橋、六本木東京ミッドタウン、そしてNew York, World Trade Center跡地再開発などを挙げる。


2. Materials/Reading List

    「東京の空間人類学」陣内秀信著
    「The Image of the City」 Kevin Lynch著
    「かくれた次元」 Edward Hall著 日高敏隆他訳
    「東京の都市計画」越沢明著
    「東京再生」伊藤滋他著
    「日本の地霊」鈴木博之著
    「見えがくれする都市」槇文彦他著


3. SCHEDULE

    #1 4月14日(火) イントロダクション
    授業全体の進行について説明、都市再生と再開発概要説明
    テーマ:Urban Designとは。
    都市と形態
    →自然発生的都市形態、ルネッサンス期理想的形態、その他
    Urban Designの起源と位置づけ
    →アメリカにおけるUrban Designのスタート、意義、定義、位置づけ、日本における位置づけ

    #2 4月21日(火) 「都市の活力と魅力」
    テーマ:街の魅力と活力
    都市の活力 → 都市のデータ比較、経済力調査、
    都市の魅力 → 都市魅力調査、都市と観光
    魅力ある都市空 → 整然とした街区、広場、路地の狭さ
    都市における「通り」の意味 → 通りの賑わいと人のアクティビティ、商業活動、舞台性
    ゲニウス・ロキ → 土地の性質を生かした街づくりの在り方

    #3 4月28日(火) 「都市空間と生活:「町」」
    テーマ:「通り」と「町」
    →「まち」と「みち」
    →日本における通りとコミュニティの関係
    →歴史から見る、通り空間の意義、「町」の意味、コミュニティを規定する街の形
    →通りに開いた下町、閉ざした山手

    #4 5月12日(火) 事例研究1: 東京銀座
    テーマ:町衆の作る街、粒状の全体、経済合理主義と街づくりの相克
    既に価値のある街並み、街の雰囲気、評判、ブランド性をいかに継承して発展させるか。
    継続する街の意味、意義、進化させる方法
    銀座の街づくりの事例紹介
    →銀座の歴史と街の性格
    →近年の都市問題、都市の更新と都市再生法
    →町衆の動き

    #5 5月19日(火) 「個と全体」
    テーマ:個の集合としての全体、全体の部分としての個
    銀座のコミュニティと、街の形の作られ方を考察
    →松坂屋問題
    →銀座という全体のルールづくりと各々の店舗の個としての独立性
    →ルールと非ルール

    #6 5月26日(火) 事例研究2: 東京ミッドタウン
    テーマ:都市の活力の創造としての大規模再開発の意味(開発という手法の検証)
    新しい街だからできること、できないこと
    最新の大規模再開発事例:商業・業務・住居などのコンプレックス施設のデザインを探る
    →東京における大規模再開発の実情、動向、都市経済活動の牽引役
    →再開発事例紹介
    →東京ミッドタウンの目指したもの

    #7 6月2日(火)  「新たな都市の魅力創出」
    テーマ:新たな街づくりとしての再開発
    大規模再開発の街づくり、魅力づくり

    #8 6月9日(火) 事例研究3: World Trade Center Redevelopment
    テーマ:国家、都市の威信と都市デザインの意味、シンボル性
    人、文化、経済を突き動かす都市デザインの力
    アメリカ・ニューヨーク、ワールドトレードセンター跡地再開発事例紹介
    →再開発にいたるまでの経緯
    →計画案の要求される条件

    #9 6月16日(火) 「都市を動かす都市デザイン」
    テーマ:都市、国家の突き動かす都市デザインとは
    世界の先端事例
    →ビルバオ都市再生
    →IBAエムシャーパーク構想
    →チョンゲチョン開発

    #10 6月23日(火) 事例研究4: 東京日本橋
    テーマ:インフラの整備と都市のイメージ
    首都高速引き下げは可能か。衰退する業務中心、老舗の街をどう活性化するか
    国家的視点

    #11 6月30日(火) 「歴史の理解と街の発展」
    テーマ:都市構造の在り方の変化
    水の話、高速道路の話、歴史を生かした街づくり
    日本橋の歴史から見られる課題とポテンシャル

    #12 7月7日(火) 「未来の都市デザインとは」
    テーマ:未来の都市デザインの方向性
    コンパクトシティ
    →線分都市
    →環境・歴史と都市デザイン(High Line計画

    #13 7月14日(火) 「都市のリ・デザイン」
    テーマ:総括
    都市のリ・デザインの在り方とは
    人の視点の重要性、人の目からみた都市デザイン


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    成績は、中間レポート、最終レポートおよび試験、授業への参加意欲等に応じてつけられる。


5. Special Note

    授業を学生と教員のインタラクティブなものとするため、履修人数を制限する。初回の授業後半に履修希望学生に履修動機を書かせ、本講義の主旨と一致するものの履修を認める。最大75名まで。


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

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8. Relation with past courses

    -


9. Course URL


2009-03-11 00:36:57.999828


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