KGC


慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
授業概要(シラバス)


環境保全計画論 (太田 志津子

    2010年度秋学期 火曜日4時限
    科目コード: 43040 / 2単位
    カテゴリ: 23.先端開拓科目-環境情報-地球と環境(学部)


1. 主題と目標/授業の手法など

    1.主題:国、自治体、民間企業などが策定する様々な環境保全に関する計画的取組について学び、社会全体が環境問題の解決に向けてどのように取り組んでいるのかについて理解を深める。
    2.目標:今後、学生自身が生活者あるいは企業人・研究者として社会で活動する際に、環境への配慮を当然のこととして取り組む基礎を醸成する。
    3.授業の手法:「目標を立て、予測し、制御する」という共通軸で、前半は行政計画(政府の策定する環境基本計画や自治体の策定するごみ処理計画など)について、後半は民間事業者の実施する環境アセスメント、ライフサイクルアセスメント、環境マネジメントシステムなどについて論じる。また、具体的事例として、企業の環境報告書について、講師を招き講演を行うとともに、事例研究を行う。環境教育についても触れる。


2. 教材・参考文献

    参考書:藤倉良・藤倉まなみ著,「文系のための環境科学入門」,有斐閣,2008

    第3次環境基本計画、循環型社会形成推進基本計画ほか(これらはウェブ入手可)


3. 授業計画

    第1回 イントロダクション
    環境保全のための計画の種類、目的、変遷など。計画を理解する基礎として、濃度の表示、換算。講義計画、成績の評価方法。

    第2回 環境基本計画
    第1次〜第3次環境基本計画の背景、内容、策定過程、フォローアップ。神奈川県や近隣自治体を例に、自治体の環境基本計画と市民の役割。

    第3回 水環境の保全
    水環境に着目、東京湾の総量規制計画、湖沼水質保全計画、生活排水処理計画など。

    第4回 化学物質対策
    POPs条約に基づく国内実施計画、ダイオキシン類排出削減計画など。

    第5回 循環型社会の形成(1)
    循環型社会形成推進基本計画の背景、内容、達成状況等。環境省担当官による特別講演。

    第6回 循環型社会の形成(2)
    自治体の策定する廃棄物処理基本計画における現状把握、目標、対策手法、達成状況、関係者の役割など。

    第7回 土壌汚染対策
    予期せず発覚する問題として、土壌汚染を例に、調査・対策計画の立案、市民への情報開示など。

    第8回 環境アセスメント
    環境アセスメント制度、戦略的環境アセスメント、具体事例など。

    第9回 環境マネジメントシステム
    環境マネジメント及び環境マネジメントシステムの必要性、ISO14000シリーズの概要、具体例など。

    第10回 企業の環境報告(1)
    環境配慮促進法、環境報告書に求められる事項。実際に、企業の環境報告書を読み、事例研究を行う。

    第11回 企業の環境報告(2)
    企業の環境報告書作成担当者による特別講演。

    第12回 ライフサイクルアセスメント
    ライフサイクルアセスメント(LCA)の枠組み、現状と課題、具体例など。

    第13回 環境教育と能力開発
    環境教育の変遷、枠組み、国連持続可能な開発のための教育の10年など。


4. 提出課題・試験・成績評価の方法など

    外部講師の講演2回及び企業の環境報告書の事例研究についてのレポート、それ以外の授業における授業時間内に理解を図るために出す質問への回答、期末試験の結果を合計して成績を評価する。


5. 履修上の注意・その他

    私語厳禁。


6. 前提科目

    なし


7. 履修条件

    なし


8. 旧科目との関係

    なし


9. 授業URL


2010-08-30 23:27:02.256067


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