KGC


Keio University Shonan Fujisawa Campus
Course Summary (Syllabus)


INTRODUCTION TO THE INTERNET (Jun Murai,Masaki Minami

    Semester : 2015 Spring
    Code : B6047 / 2 Credits


1. Objectives/Teaching method

    本講義は大きく分けて、1)インターネットそのものの構造や技術要素に対する知識を獲得すること、2)インターネットを取り巻く社会的課題の解決を考えること、3)全ての履修者がインターネット上でのクリエイティブな活動を体験し自分の言葉でそのことを話せるようになること、の3点を目的とし、以下の単元によって、インターネットに対する理解とインターネットを応用する力を身につける。

     インターネット・アーキテクチャ(Internet Architecture)
      ・インターネットの設計思想、原理、哲学など、普遍的な考えや過去に行われた議論の紹介
      ・TCP/IPプロトコル・スタックを基本とする通信技術の基礎知識
      ・DNSやルーティングプロトコルなど、インターネットを円滑に利用・運用するための仕組みの理解

     インターネットと社会(Internet Society)
      ・ガバナンス
      ・セキュリティ
      ・権利と責任、その実現

     インターネットがもたらした変化(Innovation with the Internet)
      ・Before Internet と After Internet
      ・デジタルファブリケーションとインターネット
      ・仮想貨幣(cf. bitcoin)
      ・許認可と倫理(cf. AirBnB、Uber、メルカリ)

     議論(Discussion about the future)
      ・インターネットにまつわる技術的課題、社会的課題に関する調査と分析
      ・WoT/IoTを活用した「世界を良くするハック」


2. Materials/Reading List

    教科書は特に用意しないが、課題を進める上で必要となる参考文献や資料等はSFC-SFS等の授業ページで適宜紹介する。


3. SCHEDULE

    #1 インターネットをとりまく状況と未来、そして、それを支えるもの
    インターネットを現状を大きく理解した上で、それを支えている技術的要素について概観する。
    また、本講義のもう一つの柱である「世の中を良くするハック」について概要を説明する。

    #2 インターネットを支える技術1 自律・分散・協調、パケット交換
    インターネットを理解する上で必要となる概念「自律・分散・協調」および「パケット交換 vs 回線交換」について学ぶ。

    #3 インターネットを支える技術2 階層モデル、アプリケーション、TCP/IP、識別子
    インターネットを理解する上で必要となる概念「階層モデル」「アプリケーション」「TCP/IP」「識別子」について学ぶ。

    #4 インターネットを支える技術3 名前と識別子、DNS、名前空間 
    インターネット上で用いられる名前と識別子を概観する。
    グローバルな名前空間を構築するDNS(Domain Name System)の考え方、動作について学ぶ。

    #5 インターネットを支える技術4 原理とその実現手段、ルーティング技術
    データ交換のために使われるパケット交換方式が、グローバルに展開するための実現手段、ルーティング技術について概観する。

    #6 本当のインターネットの姿 信頼・負荷・規模・脅威・遅延
    教科書で学ぶインターネットと、実際に運用されているインターネットとでは、それを構成する要素が大きく異なっている。原理を守りつつ、信頼、負荷、規模、脅威、遅延などの課題をグローバルに解決するための技術的な工夫を概観する。

    #7 Before InternetとAfter Internet、何が生まれ、何が洗練化し、何がなくなったか?
    講義履修者、担当者およびゲストスピーカーを交え、インターネット以前・以後の変化と、それによって影響された我々の社会・生活 etc について議論を行う。

    #8 インターネットで世界を変えよう(クリエイティブ・グループワーク)
    第1回から並行して学習してきたWoT/IoT技術を活用して、「世界を変えるハック」のアイデアソンを行い、グループワークを実施するグループを形成する。

    #9 グローバル・インターネット・ガバナンス、権利と責任、その実現
    インターネットは人類が初めて体験する誰もが参加可能なグローバル・コミュニケーション・インフラである。その上では国単位では解けない様々な課題が存在する。そのような課題を解く上で、これまでにあがってきた様々な議論について概観する。

    #10 インターネット前提社会:新たなクリエイティビティ
    インターネットの出現によって、私たちの生活や社会の課題を解くためのクリエイティビティが大きく変化した。それを使った「世界を変えるハック」の発表を行う。

    #11 インターネット前提社会:ビジネス、マーケット
    インターネットを前提とすると、ビジネスの作られ方や規模の広げ方が変わってくる。インターネット前提社会における、ビジネスとマーケットについて概観する。

    #12 インターネット前提社会:インターネット・セキュリティ
    インターネットによってもたらされた自由なコミュニケーション空間の上では、同時に新たな脅威や課題に直面することとなる。インターネット前提社会におけるセキュリティについて概観する。

    #13 インターネット前提社会:まだ解けていない課題を考える
    技術や社会の発展に伴って次々と明らかになる課題について、全員で議論する。

    #14 インターネットと未来社会 「あらゆる領域の交差点としてのインターネット」
    コミュニケーションインフラだけでなく、あらゆるサービスのインフラとして発展を続けるインターネットの現状と今後、そして未来のあるべき姿について議論する。


4. Assignments/Examination/Grad Eval.

    成績は、原則的に課題、グループワーク、議論への貢献度、場合によっては最終試験によって評価する。


5. Special Note

    -


6. Prerequisit / Related courses

    -


7. Conditions to take this course

    -


8. Relation with past courses

    -


9. Course URL


2015-03-20 08:23:07.76451


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