本講義の目的と全体像、授業方法、課題、授業ルールの説明、講師、TA、 SAの紹介をする。政策コーカスについても説明を行い、立候補を受け付け る。
ものごとは考えてばかりは変えることはできない。頭で考えるだけではな く、体を動かしながら考えることが、よりよい創造には欠かすことができな い。よって、第2回は教室に止まることなく、SFC全体を体感するプログラム を提供し、自らの今後4年間をより具体的にイメージし、今後の創造に繋げる 機会を提供する。
第3回以降、数回にわたって、SFC教員がどのようにして問題を「発見」 し、その「解決」をめざして、現在の専門分野で研究を行いはじめたかを語 る。第2回は、SFC教員とその指導を受けた門下生を招く。また現役学生が、 それぞれの研究会について、教員の人柄や学問について説明する。
第4回は、SFCの両学部長、研究科委員長、常任理事、研究所長が一同に会 して、SFCで学ぶことの意味、可能性について語り合う。 この回は5月12日の補講として行う。
創造をするなかで、軽視されがちでありながら、実際には大きな意味を持 ってくるのが「書く」という営みである。第5回は「書く」ということにこだ わってきた学部長が、自らその意味を考え、論じる。
第3回に引き続き、SFCの教員と卒業生が、現在の研究をはじめたきっか け、SFCで教えること、学ぶこと、特定教員の研究会で、研究をすることにつ いて、語る。
総合政策学部では、いうまでもなく「政策」が研究・教育における大きな 軸となっている。これまでSFCは「政策」にどう取り組んできたのか、これか ら、諸君とどのような「政策」の取り組みを行っていこうと考えているの か。これまでとこれからの「SFCにおける『政策』」を考え続ける教員が一同 に会し、議論する。この回はパネル・ディスカッションの形式で行う。
SFCのあり方、過ごし方について、「未来創造塾はこう創る!」をテーマに コーカスを行う。第7回は、候補者・ブレーンが上級生、履修者を相手に討論 を行う。この回は議論の充実を図るため、複数のグループに分割して行う。
第7回の議論、キャンパス内での選挙活動を元に、コーカス候補者が演説、 質疑を行い、投票を行い、コーカス全般について担当教員が講評を行う。
もうひとつ、広義での「言語」も総合政策学部・SFCにおける研究・教育の 大きな軸である。SFCにおける「言語」への取り組みのこれまでとこれから を、「SFCにおける『言語』」を考え続けてきた教員が議論する。この回もパ ネル・ディスカッションの形式で行う。
動く、考える、広げると見てきた時、体と頭に加えて、もうひとつ、心に ついても理解を深める必要があることに気づくだろう。第11回は、SFCでメン タルの面から人を考えること、人を看ることに取り組んできた教員と、同じ キャンパスにあり、人の生死を看てきた看護医療学部の教員が、人を看て、 人から考えることについて論じる。
SFCにおいて語学教育をてがける教員は、単に語学を教えるにとどまら ず、言語を世界への窓として用い、フランス、ドイツ、中国やインドネシ ア、シリア、さらに地元藤沢で語学を通じて考え、表現している。語学は思 考の母であり、表現の父である。容器であり、道具である。第12回では、そ うした教員や学生の実践活動について、それを通じて得られた研究成果につ いて、研究会の学生とともに語る。
SFCには、30代なかばの若手教員が多く在籍し、学生諸君と数多くの研 究成果を挙げている。彼ら彼女らは今のSFCをどう見ているのか、これからど のように展開していこうと考えているのか。夢と理想に溢れた若手教員が、 阿川、国領両教授とSFCの未来像を語りあい、何を学び、何をしたいのか。君 たちは、これからどう生きていくのかを考える材料を提供する。 (注)以上はあくまで予定であって、ゲスト教員の顔ぶれ、講義日などは、 変更の可能性があるので、注意すること。