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地域戦略研究(欧州)

お知らせ


科目名地域戦略研究(欧州) [ シラバス ]


本授業は、欧州地域の地域研究を戦略的トピックに特化した形で進めていくことを目的としている。ただし、担当者の専門は旧ソ連・CISであるため、授業の内容も旧ソ連・CIS及びそれらと欧州との関係が中心となることを予めご留意いただきたい。授業は担当者による講義、ゲスト講演、リーディング、ディスカッション、個人報告等で進めていく予定であるが、一方的な講義は極力しない予定なので、積極的参加が求められる。履修者の研究内容や関心に沿う形で授業を再構成していきたいので、初回の授業で全体の調整を行うこととする。
本授業のように地域を扱う「地域研究」は、まさに総合政策学であり、地域研究を行うためには、当該地域の政治、経済、国際関係、歴史、民族、社会、宗教、紛争、環境問題、エネルギー問題などを総合的に考える必要がある。旧ソ連・CISは、数多くの問題をはらむ地域であり、特に紛争、エネルギー問題、民主化・言論の自由・人権などの問題、環境問題、武器問題などでは常に欧州との軋轢がある一方、欧州の中にはロシアにエネルギーを依存しているために、ロシアに対して強い立場に立てない国も多い。このような各国の戦略的な思惑が政策のダブルスタンダードを生み、現実に様々な矛盾が生じている。これらの問題をケーススタディに、地域戦略研究のあり方を検討していく。


担当者 廣瀬 陽子
授業期間2015年春学期 水曜日1時限
授業レベル 大学院
参考文献 参考文献リスト


授業ビデオとマテリアルFlash Player
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第01回2015/04/08 【非公開】オリエンテーションと導入
- 第1回講義資料 【履修者限定】
まず、授業の目的、進め方などについて説明し、質疑応答の時間を取る。
その後、旧ソ連を身近に捉えてもらうため、最近のソチ五輪を振り返ると
共に、旧ソ連との関係は日本にとって極めて重要だということを説明する
意味も含め、最近の北方領土問題について解説する。

第02回2015/04/15 最近の米露関係「リセット」の終焉と米ロ関係の悪化
- 地域戦略研究(欧州) 第二回 講義資料 【履修者限定】
- 地域戦略研究(欧州) 第二回 参考資料
- 地域戦略研究(欧州) 第二回 参考資料 (URL)
冷戦が終わったとはいえ、ロシアと米国の関係は未だ難しい問題を多く
はらんでいる。
実際、次回扱う「グルジア紛争」で決定的に悪化した米ロ関係は、
オバマ米大統領が「リセット」を宣言したことで、関係改善に向かうも、
一筋縄にはいかないストーリーがあるのである。
そのような難しい関係を最近の出来事から理解することを目指す。


第03回2015/04/22 グルジア紛争
- 地域戦略研究(欧州) 第3回講義資料 【履修者限定】
前回の授業でも明らかとなったように「グルジア紛争」は単なる
地域紛争ではなく、国際的に大きな影響をもたらした。
また、本紛争を理解することは、旧ソ連と欧米の諸問題を理解することに
つながるだけでなく、旧ソ連に対するロシアの姿勢や旧ソ連の紛争を
理解する上でも極めて重要である。
そこで、今回は「グルジア紛争」の理解を進めることで、旧ソ連への理解を
深めたい。


第04回2015/05/20 ウクライナ危機1
- 地域戦略研究資料4−5回分 【履修者限定】
2013-14年のウクライナ危機は、ウクライナ国内問題にとどまらず、ロシアと
の国際関係となり、また世界にも大きな影響を与えた。
グルジア紛争とかなり「重なる」論理でロシアの行動を読むことができる
一方、新たな動きも多く、非常に議論が分かれる危機となった。
さらに、この問題はロシアの経済危機の大きな布石にもなる。
現在、まさに現在進行形の問題であり、2回をつかってウクライナ危機の
流れ、ロシアの動き、世界の対応、ロシアの経済状況など総合的に考えて
いく。


第05回2015/05/27 ウクライナ危機2
第4回目の授業の続き。


第06回2015/06/03 民族紛争
- 地域戦略研究(欧州)第6回講義資料 【履修者限定】
- 地域戦略研究(欧州)授業用資料2 【履修者限定】
旧ソ連には多くの紛争がある。チェチェン紛争、2008年にグルジアと
ロシアとの戦争にまで発展した南オセチア紛争、アブハジア紛争、
ナゴルノ・カラバフ紛争、沿ドニエストル紛争などである。
これらの問題を比較しながら、分かりやすく説明し、国際政治の中に
位置づけて理解できるようにする。


第07回2015/06/10 欧州の未承認国家問題
- 地域戦略研究 講義資料 第7回(廣瀬) 【履修者限定】
近年、国家の概念を揺るがす新しいタイプの「国家」の存在が国際政治に
おける重要性を増してきている。これまで国家中心に考えられてきた
国際政治の秩序はもはや限界とも言われるようになった。
そこで、今回は旧ソ連の4つの未承認国家と共に、旧ユーゴスラビアの
コソボについて学び、未承認国家について考える。
特に、担当者は沿ドニエストルとコソボにおいては現地調査も行っており、
より具体的な体験談を交えて話を進めていきたい。


第08回2015/06/13 エネルギー【補講:5/13休講分】
- 地域戦略研究(欧州)第8回講義資料 【履修者限定】
旧ソ連の中には、エネルギー産出国が多く、エネルギーの開発やその輸送を
めぐる問題は、常に地域的、国際的に重要な意味を持ってきた。
政治的な意味も極めて大きいこの問題は、当該地域を考える上で重要な
ファクターとなっているので、エネルギー問題をまとめて整理して
おきたい。


第09回2015/06/17 地域機構
- 地域戦略研究(欧州)第9回 参考資料
- 地域戦略研究(欧州)第9回 講義資料 【履修者限定】
旧ソ連諸国は、多くの地域機構を形成している。それは地域の利益に
かかわるものというより、極めて戦略的意義を持つ性格のもののほうが
多い。
そのため、旧ソ連諸国がどのような地域機構やグループを形成しているかを
鑑み、各国の外交政策の志向性を探る。


第10回2015/06/24 民主化と人権問題
- 第10回講義資料(地域戦略研究) 【履修者限定】
旧ソ連諸国では民主化と人権の問題が非常に大きな問題となっている。
これは欧米との関係にも大きく関係することであり、内政、外交、当地の
「人間の安全保障」など多くの問題と絡んで複雑な様相を呈している。
そこで、今回はそれらの問題を具体例などから理解できることを目指す。


第11回2015/07/01 環境問題・全体総括
- 第11回講義資料(地域戦略研究) 【履修者限定】
旧ソ連では、ソ連時代の負の遺産も多く、多くの環境問題が存在している。
これら諸問題は多くの国に共通している場合が多いので、これらを総合的に
扱い、旧ソ連諸国が直面している問題やそれらに対する欧米諸国のアプロー
チを理解する。


第12回2015/07/07 【非公開】旧ソ連の映像を見る
事前に相談に基づいて決定した映像を各自で見て、感想を提出する。議論
は、7月8、15日の研究報告会の際に行う。

第13回2015/07/08 【非公開】研究報告会1
期末レポートの研究報告会と全体の総括を行う。

第14回2015/07/15 【非公開】研究報告会2
期末レポートの研究報告会と全体の総括を行う。


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